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ランドローバー ディフェンダー新車情報・購入ガイド 武骨と洗練のハイブリッドスタイル!

CORISM / 2020年5月15日 19時0分

ランドローバー ディフェンダー

 

 

新型ディフェンダー、通常モデル受注開始。さらに、人気オプションを装備したキュレイテッド・スペックを用意


ランドローバー ディフェンダーランドローバーは、新型ディフェンダーの受注を開始した。ディフェンダーについては、昨年秋から3月31日まで、ディフェンダー・ローンチ・エディションとディフェンダー・スタートアップ・エディションという2種類の先行予約モデルの受注を行ってきたが、今回は通常モデルの受注が開始されることになる。

また、今回の受注開始に合わせ、ユーザーへのスムーズな納車を図るため、国内向けには5種類のキュレイテッド・スペックを用意した。人気の高いオプション装備などを予め装着したモデルで、具体的には90ファブリックシート仕様、90レザーシート仕様、110ファブリックシート&5人乗り仕様、110ファブリックシート&7人乗り仕様、110レザーシート&7人乗り仕様の5種類が設定されている。

ランドローバー ディフェンダー

 



 

未来を見据える新型ディフェンダー


ランドローバー ディフェンダー新型ディフェダーは、2019年秋のフランクフルトショーで発表された。従来のディフェンダーはレンジローバーのアイコン的な存在で、見るからに無骨でヘビーデューティーなイメージのクルマだった。ある意味で、メルセデス・ベンツのGクラスのライバル車ともいえるような存在だったのだ。(Gクラスは、今では超豪華な高級車のようになってしまったが・・・)

新型ディフェンダーは、従来のヘビーデューティーなイメージをしっかり継承しながら、現代的な装備やしようによって快適性を高め、高い悪路走破能力に加えて洗練されたイメージを獲得したクルマになっていた。

基本プラットホームは、クルマが走れる極限のような環境に耐えられるように開発したとされるD7xと呼ぶアーキテクチャーが採用された。ランドローバー史上最も頑丈なボディ構造をうたうこのアーキテクチャーは、軽量アルミニウムによるモノコック構造を採用しながら、従来のラダーフレームの約3倍のねじり剛性を実現した。

軽量化されたボディは、燃費にも貢献している。モノコックボディはサスペンションが前後とも独立懸架式ということと合わせ、古典的なクロカン4WD党にとっては、ン? と、なりかねないところもある基本設計だが、これが現在から未来へと向かうディフェンダーであるということだ。

 

伝統継承と革新を融合したデザイン


ランドローバー ディフェンダー新型ディフェンダーのエクステリアデザインは、従来の初代モデルが無骨な四角い箱であったのに対し、いかにも現代的なポップで洗練されたデザインを採用している。

それでいながら、前後オーバーハングを切り詰め、ゆとりある最低地上高を確保。ピラーを直立させ、リヤには横開きのテールゲートを備え、そのゲートにフルサイズのスペアタイヤを外付けにするなど、従来のモデルの特徴となっていたさまざまなディティールをしっかり取り込み、同時に特徴的なシルエットも継承している。

個性的なフローティングピラーとアルパインライト、力強いショルダーラインとスクエアなホイールアーチなどが機能的な美しさを象徴するとともに、デザイン的な美しさを追求しながら、高い機能性も兼ね備えている。

インテリアについても同様で、主要なインテリアコンポーネントの固定具が、目に見える形でその堅牢さを強調している。普通ならユーザーの目には触れないような構造部分や装備などを、あえて露出させる設計とすることで、シンプルさやヘビーデューティーさを表現している。強靭性、耐久性、機能性に優れたインテリアアーキテクチャーがDNAに受け継がれているのだ。

床は耐久性に優れたラバーフロアが採用され、段差のないドアシルと組み合わせることで手入れを容易にしている。

新型ディフェンダーのボディは、ショートホイールベースで3ドアの5人乗り90と、ロングホイールベースで5ドア5人乗りの110の2種類が用意されている。110は3列目シートを追加することで5+2の7人乗りとすることも可能だ。

ランドローバー ディフェンダー

 



 

ガソリン2.0Lターボのみと割り切った設定


ランドローバー ディフェンダー搭載エンジンは、直列4気筒2.0Lのインジニウムエンジンで、ジャガー・ランドローバーのほかの車種にも搭載されている。ガソリンエンジンだけと、なかなか割り切った設定だ。

動力性能は最高出力300ps、最大トルク400N・mのパワー&トルクを発生し、電子制御8速ATと組み合わされる。スタートストップや回生エネルギーの再利用など、最新のテクノロジーを採用したエンジンである。

トランスミッションには、急勾配の坂道やオフロード走行、けん引時に威力を発揮する低速ギアを追加したツインスピード・トランスファーギアボックスが採用されている。

 

卓越したトラクションが得られるテレイン・レスポンス2


ランドローバー ディフェンダー駆動方式は、ランドローバーの伝統ともなったフルタイム4WDである。砂地や草地、雪道などの厳しい路面でも前後輪のトルク配分を調整して、安定した走りを提供する。路面状況に応じて最適なサスペンション、トランスミッション、などの車両設定を自動制御するテレイン・レスポンス2には、7種類のモード(コンフォート、芝生・グラベル・雪、泥地、砂地、エコ、ロック、ウェイド)が設定され、オンロードとオフロードの両方で卓越した走行性能を発揮する。

ランドローバーとしては初めての機能として、コンフィギュラブル・テレイン・レスポンスが採用されたのも注目されるポイントだ。走行条件や用途、好みなどに合わせ、ドライバー自身がテレイン・レスポンスの設定をカスタマイズできる。

また、AWDシステムはエレクトロニックトラクションコントロール(ETC)と連携した制御を実現しており、極めて厳しい路面でも安定した走りを可能にする。

足回りは前輪がダブルウィッシュボーン式、後輪がマルチリンク式で、電子制御エアサスペンション(90はオプション、110は標準)が優れた快適性と走行性を実現する。エアサス車は標準高より40mm低い車高から、最大で標準車高+145mmまで、幅広い範囲で車高を設定することができ、スムーズな乗り降りをサポートする。

また、オフロードでの走破性を比類なきレベルまで引き上げるものとなる。最大渡河水深は900mmを実現し、3Dサラウンドカメラとウェイドセンシングが水深の把握をサポートする仕組みだ。

ランドローバー ディフェンダー

 



 

音声操作を充実させた最新インフォテインメント・システム「Pivi Pro」


ランドローバー ディフェンダー新型ディフェンダーには、先進の運転支援システム(ADAS)が採用され、エマージェンシーブレーキを始め、レーンキープアシスト、クルーズコントロール機能などを備えている。さまざまな環境下、あるいは道路状況であっても、安心した走りを支えてくれるものだ。

また、最新インフォテインメント・システム「Pivi Pro」をジャガー・ランドローバーで初めて採用した点も見逃せない。次世代タッチスクリーンは、より直観的かつユーザーフレンドリーで、使用頻度の高いタスクを簡単に操作できるなど、ほぼ瞬時に応答してくれる。音声での操作も充実している上、「Pivi Pro」がインターネットに常時接続することで多種多様なオンラインサービスを車内で楽しむことができる。AIがドライバーの好みのルートを学習し、ドライバーに合わせたルート案内をすることも可能だ。

加えて、Software-Over-The-Air(SOTA)テクノロジーが進化し、リモートでアップデート情報を受信できる14の独立モジュールを搭載している。ドライバーが自宅にいる間や遠方にいるときでも、自動的にデータをダウンロードすることで、アップデート情報が次々と車両に転送される。ランドローバーのディーラーネットワークを訪れることなく、迅速に車両を最新の仕様に更新できる。

ランドローバー ディフェンダー

 



 

選択肢が多く、複雑なグレード構成。お勧めはキュレイテッド・スペック


ランドローバー ディフェンダー新型ディフェンダーのグレードは、90と110のそれぞれに、当初1年間限定のファーストエディションが設定されるほか、ディフェンダー(標準)、ディフェンダーS、ディフェンダーSE、ディフェンダーHSEの設定がある。

また、4種類のアクセサリーパックが用意され、走破性能を高める「EXPLORER PACK」、さまざまなアクティビティで役立つ機能を備えた「ADVENTURE PACK」、アウトドアで利便性を発揮する「COUNTRY PACK」、スタイリッシュな機能美を備えた「URBAN PACK」の中から自由な選択が可能だ。

通常モデルでも90と110で計10グレードもある。さらに、4種類のアクセサリーパックもあり、新型ディフェンダーは非常に選択肢が豊富。より、自分好みの仕様にしたいと思う人にとっては、非常にありがたい設定。しかし、多くの人にとっては、グレードやオプションが多く選択が難しい。

ランドローバー側もそう感じているのか、人気装備をまとめて装備したキュレイテッド・スペックを用意。基本的にキュレイテッド・スペックの方が選びやすい。まずは、キュレイテッド・スペックをベースに検討することをお勧めしたい。

 

 



 

ランドローバー ディフェンダー価格


<DEFENDER 90>

ランドローバー ディフェンダー●DEFENDER、4,990,000円

●DEFENDER S、5,820,000円

●DEFENDER SE、6,480,000円

●DEFENDER HSE、7,300,000円

●DEFENDER FIRST EDITION、7,390,000円

<DEFENDER 110>

ランドローバー ディフェンダー●DEFENDER、5,890,000円

●DEFENDER S、6,630,000円

●DEFENDER SE、7,320,000円

●DEFENDER HSE、8,120,000円

●DEFENDER FIRST EDITION、8,200,000円

<キュレイテッド・スペックの価格>

●DEFENDER 90 ファブリックシート仕様(ベースモデル:DEFENDER) 5,425,000円~

●DEFENDER 90 レザーシート仕様(ベースモデル:DEFENDER SE) 6,900,000円~

●DEFENDER 110 ファブリックシート&5人シート仕様(ベースモデル:DEFENDER) 6,303,000円~

●DEFENDER 110 ファブリックシート&7人シート仕様(ベースモデル:DEFENDER) 6,837,000円~

●DEFENDER 110 レザーシート&7人シート仕様(パノラミックルーフ付き)(ベースモデル:DEFENDER SE) 8,433,000円~

 



 

ランドローバー ディフェンダー、ボディサイズなどスペック


代表グレード:ディフェンダー110

全長×全幅×全高 5,018×2,008×1,967mm

ホイールベース  3,022mm

車両重量 2,186 / 2,243(5シート / 5+2シート)

トレッド前/後 1,704.1 / 1,699.7

乗車定員 5/7名

エンジン  直列4気筒 DOHC ターボチャージャー

総排気量  1,997cc

最高出力  221kW(300ps)/ 5,500rpm

最大トルク  400N・m/1,500-4,000rpm

駆動方式  4WD

トランスミッション  8速AT

 



 

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