トヨタ アルファード/ヴェルファイア新車情報・購入ガイド 絶妙な価格設定! お馴染みの人気特別仕様車投入
CORISM / 2020年5月20日 20時20分
大人気ミニバン、アルファード/ヴェルファイアの歴史
トヨタは、人気大型ミニバンであるアルファード に特別仕様車 S“TYPE GOLD”を、ヴェルファイアに 特別仕様車 Z“GOLDEN EYES”を設定し発売を開始した。
初代10系トヨタ アルファードは2002年に登場。2代目20系アルファードは2008年、同時に初代20系ヴェルファイアがデビューした。そして、現行3代目となる30系アルファード/ヴェルファイアは、2015年にフルモデルチェンジ。2018年にマイナーチェンジしている。
アルファード/ヴェルファイアが売れている理由
アルファード/ヴェルファイアの人気は高い。ライバル車として日産エルグランドやホンダ オデッセイがあるが、もはや完全にひとり勝ち状態。ほぼ、マーケットを独占している状態だ。
なぜ、これほど高い人気を得ているかというと、徹底したマーケットインの開発手法が行われた結果といえる。その典型的な例が、ライバル車エルグランドの失敗例を生かしている。30系アルファード/ヴェルファイアより前に、エルグランドはフルモデルチェンジしていた。
しかし、販売台数は低迷。その理由は、全高を下げたこと。クルマの運動性や燃費を考えれば、当然ともいえる選択だった。全高を下げれば、重心高も下がり運動性能はアップするし、空気抵抗も減り燃費も向上するからだ。
乗り心地や運動性能など、当時の20系アルファード/ヴェルファイアを上回っていたのに、エルグランドは惨敗する。惨敗理由は「小さく見える」だった。このクラスは、運動性能や燃費より、大きく見えるという見映えが重視されていたのだ。
30系アルファード/ヴェルファイアは、こうしたエルグランドの失敗を生かし徹底したマーケットインなクルマに仕上げた。より大きく豪華に見え、こうした大型ミニバンを好む顧客のニーズを反映させた。その結果、アルファード/ヴェルファイアは、このクラスでひとり勝ちといえる状態になったのだ。
直近でも、2019年度アルファードの販売台数は、67,823台で前年比は 107.1%と絶好調だ。ただ、絶好調のアルファードに対して、不調なのがヴェルファイア。ヴェルファイアの2019年度販売台数は31,203台。前年比は75.3%となっている。アルファードの半分以下の販売台数になっているのだ。
定番の特別仕様車となったアルファード S“TYPE GOLD”と、ヴェルファイア Z“GOLDEN EYES”を投入
そんな中、投入されたのが、もはやお馴染みともいえる特別仕様車アルファード S“TYPE GOLD”と、ヴェルファイア Z“GOLDEN EYES”。先代20系アルファード/ヴェルファイアにも投入されており、定番となった特別仕様車だ。
この特別仕様車の特徴は、特別仕様車名から分かるように外観にGOLDをアクセントとした仕様になっている。アルファード S“TYPE GOLD”は「S」グレードをベースに、ゴールドの専用フロントエンブレムのほか、スモークメッキと黒メタリック塗装を施したフロントグリル、スモークメッキ加飾のボンネットフードモール、フロントバンパーモール、バックドアガーニッシュなどを特別装備した。
ヴェルファイア Z“GOLDEN EYES”は「Z」グレードをベースに、ゴールド加飾を施したヘッドランプ、漆黒メッキ加飾のフロントグリルやLEDフロントフォグランプモール、バックドアガーニッシュ、リヤランプガーニッシュなどを採用し、ゴールドをアクセントとした特別感ある外観としている。
インテリアの共通装備は、パーフォレーション加工を施したウルトラスエードと合成皮革を組み合わせた専用シート表皮、メタルウッドの本革巻き4本スポークステアリングホイール、ルーフおよびピラーにブラックを採用し、高級感ある室内空間に仕上げている。
さらに、3眼LEDヘッドランプ、LEDシーケンシャルターンランプ(フロント・リヤ)、LEDコーナリングランプのほか、パワーバックドア(挟み込み防止機能付)、アクセサリーコンセント(AC100V/100W)、ウェルカムパワースライドドア機能を追加したスマートエントリー+プッシュスタートシステムなどを特別装備している。
ボディカラーは、アルファードにラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレークを含む4色、ヴェルファイアにスパークリングブラックパールクリスタルシャインを含む4色を設定した。
この特別仕様車アルファード S“TYPE GOLD”と、ヴェルファイア Z“GOLDEN EYES”。両車とも、ギラっとした高級感をもった仕様となった。先代モデルの特別仕様車で人気を得てきた装備や加飾をしっかりと継承。売れる特別仕様車に仕立てている。定番となった特別仕様車ということもあり、あえてこの特別仕様車待つファンがいるくらいだ。
絶妙な価格設定。すでに、モデル後期。大幅値引きを得て購入したいモデル
特別仕様車の価格は、ハイブリッド車が5,040,000円。ベース車の価格が4,799,000円なので、約24万円高となった。装備に対して、お買い得感はない。
しかし、同じS系グレードでひとつ上のSRグレードになると価格は5,491,000円と大幅にアップする。SRグレードとSグレードの価格差は約70万円と大きい。SRグレードでは高価過ぎるが、Sグレードでは少々装備が物足りない。そんな顧客のツボを見事に押えた価格帯であるのも、特別仕様車のポイントでもある。
トヨタ アルファードとヴェルファイアは、人気ミニバンだが、すでにモデル後期に入っている。そのため、人気はあるものの値引きも拡大中。1~2年後くらいには、フルモデルチェンジしてしまう可能性が高いので、ライバル車と競合させるなどして、しっかりと大幅値引きを得て購入したい車種といえる。
トヨタ アルファード/ヴェルファイア特別仕様車価格
■2.5Lガソリン車 7人乗り
・アルファード 特別仕様車S“TYPE GOLD” FF 4,240,000円//4WD 4,495,000円
・ヴェルファイア 特別仕様車Z“GOLDEN EYES” FF 4,240,000円/4WD 4,495,000円
■2.5Lハイブリッド車 7人乗り
・アルファード 特別仕様車S“TYPE GOLD” E-Four(電気式四輪駆動) 5,040,000円
・ヴェルファイア 特別仕様車Z“GOLDEN EYES” E-Four(電気式四輪駆動) 5,040,000円
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