ホンダCR-V新車情報・購入ガイド ライバルはハリアー!? より豪華で個性的になったマイナーチェンジ
CORISM / 2020年7月15日 19時25分
ハイブリッド車を投入するも販売は低迷するCR-V
ホンダは、SUVのロングセラーモデルであるCR-Vを一部改良し発売を開始した。今回のマイナーチェンジに合わせ、ハイブリッド車の呼称を「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に変更した。
ホンダCR-Vは、ライトクロカンを標榜した初代モデルが1995年に発売されて大ヒットした後、モデルチェンジを重ねてきた。現行モデルは5代目で、2018年にデビューしている。
実は、この5代目モデルは、欧米では2016年に発売されたが、日本では当初発売が見送られていた。ボディが大きくなりすぎ、価格も高くなりすぎたことから、販売が見込めないと考えられたのだろう。
だが、国内のSUV人気もありCR-Vを求める声は高まった。欧米から2年遅れで発売された、という経緯がある。また、5代目CR-Vでは、7人乗りの3列シート仕様を設定したガソリン車のほか、CR-Vとしては初めてとなるハイブリッド車をラインアップに加えて発売している。
国内マーケットで人気のハイブリッドモデルを投入したCR-Vだが、販売面では低迷を続けている。登録車新車販売台数ランキング2020年1~6月では、ベスト50位にも入らない状況だ。
ガソリン車には7人乗りの設定もあるCR-V
ホンダCR-Vは、販売台数が多いクルマではないが、ラインナップは豊富でパワートレーンがガソリン車とハイブリッド車となるほか、駆動方式がFFの2WDと4WD車が選べ、ハイブリッド車は乗車定員が5名の2列シートだけだが、ガソリン車では2列シートと3列シートが選べるなど、いろいろな選択肢が用意されている。
軽微な変更となったマイナーチェンジ。新グレードのEX・ブラックエディションを新設定
今回CR-Vの、マイナーチェンジとはいえ、ちょっとした改良程度の変更。変更幅は大きくはない。シーケンシャルターンシグナルランプや、ステアリングヒーター、リバース連動ドアミラーなどの上級装備を標準装備としたのが目立つ程度だ。
CR-Vのデザイン関係では、“EX”グレードのシートを変更し、“EX・マスターピース”グレードのホイールデザインを変更したほか、ボディカラーに3色の新色が設定されている。
注目されるのは、最上級グレードとして追加された新グレードのEX・ブラックエディションだ。これはガソリン車とハイブリッド車の両方に設定されている。エクステリア・インテリアともに黒基調の専用加飾を施したほか、ブラック塗装のアルミホイールで、SUVならではの力強さや、武骨さといった魅力をより際立たせるスタイリングを採用している。
●ホンダCR-V EX・ブラックエディションの主な専用加飾
・専用アルミホイール(ブラッククリア塗装・18インチ)
・専用エンブレム
・フロントグリルやフォグライトガーニッシュ、ドアロアガーニッシュ、テールゲートガーニッシュをダーククロームメッキ仕上げに変更
・ヘッドライトエクステンションカラーをブラックに変更
・スモークタイプのLEDリアコンビネーションランプを採用
・ロゴ入り本革シート
・ドアオーナメントパネル、インナードアハンドルなどをピアノブラック調塗装に変更
・木目調パネルをブラックに変更
・ブラックルーフライニング
ホンダCR-Vのグレード選び「ライバルはハリアー?」
追加設定されたEX・ブラックエディションの価格はEX・マスターピースに対して8万8000円ほど、価格をアップしている。専用仕様の割には、価格アップを抑えた設定といえるが、お買い得というほどでもない。
CR-Vは、EXとEX・マスターピース、EX・ブラックエディションと3グレード構成。エントリーグレードのEXでも装備は充実している。EX・マスターピースは、豪華仕様といったグレードで、EXに対してハンズフリーアクセスパワーテールゲート(イージークローザー/挟み込み防止機構付)、電動パノラミックサンルーフ、本革シートなどが装備されている。グレード毎のオプション設定はほとんどないので、こうなると、グレードの選択は予算次第ということになる。
ただ、CR-Vの価格は全体的に高めの印象がある。2.5Lハイブリッドを搭載したRAV4の方が、やや割安に見える。
しかし、これがハリアーと価格を比べると、CR-Vの方がやや安価に見えてくる。CR-Vのライバルは、ハリアーなのかもしれない。とはいえ、この価格設定だと、なかなか選びにくいのが現状だ。
しかし、実際の販売現場では、CR-Vの販売が低迷していることもあり、値引きも拡大傾向にあるようだ。RAV4やハリアーと競合させれば、大幅値引きも期待できる。大幅値引きが前提であれば、CR-Vのコストパフォーマンスもグッとアップする。
ホンダ車試乗記・評価一覧
SUV新車情報・試乗評価一覧
2020年 安全な車ランキング【SUV編】
ハイブリッド新車情報・試乗評価一覧
ホンダCR-V価格
■1.5Lガソリン ターボエンジン車
・EX 5名 FF 3,361,600円/4WD 3,581,600円、 7名 FF 3,556,300円/4WD 3,776,300円
・EX・Masterpiece 5名 FF 3,686,100円/4WD 3,906,100円、 7名 FF 3,880,800円/4WD 4,100,800円
・EX・BLACK EDITION 5名 FF 3,774,100円/4WD 3,994,100円、 7名 FF 3,968,800円/4WD 4,188,800円
■2.0Lハイブリッド車
・e:HEV EX 5名 FF 3,925,900円/4WD 4,145,900円
・e:HEV EX・Masterpiece 5名 FF 4,250,400円/4WD 4,470,400円
・e:HEV EX・BLACK EDITION 5名 FF 4,338,400円/4WD 4,558,400円
この記事に関連するニュース
-
ホンダ「フリード」新旧比較で見るヒットの法則 ちょうどいいサイズ感はそのまま熟成が進んだ
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 11時30分
-
ホンダ爆売れ「コンパクトSUV」がスゴイ! 全長4.3mなのに「めちゃ広ッ後席」がイイ! 260万円台から買える「ヴェゼル」ってどんなクルマ?
くるまのニュース / 2024年11月7日 21時10分
-
ホンダ新型「5ドアハッチ」購入者の“7割”がMTを選択!? 約420万円でも若者に爆売れ! 新型「シビックRS」何がイイ?
くるまのニュース / 2024年11月6日 13時30分
-
ヤリス/ノート/フィットに透けるメーカー事情 3車に見た「トヨタ/日産/ホンダ」強みと弱み
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 8時40分
-
ホントにSUVなの!? ホンダ「“シビック”SUV」スポーティな走りがスゴい! かなり売れてる「ZR-V」人気の理由とは?
くるまのニュース / 2024年10月27日 13時10分
ランキング
-
1ワークマンさん最高…!「1280円ルームシューズ」で足首までぽっかぽか&気持ち良い〜
女子SPA! / 2024年11月23日 15時45分
-
2「70歳代おひとりさま」の平均貯蓄額はいくら?
オールアバウト / 2024年11月23日 19時30分
-
3とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
4小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
-
5カップヌードル、約1割が“アレ”を入れて食べがちと判明 ギャル曽根も「すごい好き」
Sirabee / 2024年11月19日 4時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください