新型ホンダ ステップワゴン新車情報・購入ガイド 品格で勝負! トヨタ系デザインにはしない、ホンダのこだわり
CORISM / 2022年1月8日 18時23分
国内ホンダにとって、もう負けられない車種が新型ステップワゴン
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_003H-300x140.jpg)
ホンダにとって、この6代目新型ステップワゴンは、まさに背水の陣で臨むモデルといえる。ステップワゴンは、本来、人気5ナンバーミニバンの一角を担うモデル。しかし、現行の5代目ステップワゴンは、完全に沈黙してしまった残念なモデルとなってしまった。逆に、4代目ステップワゴンは、2010年に単一車名登録車ミニバン販売台数ナンバー1に輝いたほどだ。
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_006H-300x140.jpg)
店舗数も大きく異なるトヨタに対して大きな差になるのは、ある意味仕方がないこと。だが、さすがに店舗数が近い日産に大差を付けられてしまったのは、ホンダとしては非常に厳しい結果となった。
しかも、国内ホンダの主力車種はフィットとヴェゼル、N-BOX、フリードとコンパクトカーと軽自動車で、やや、片寄った保有状況になっている。
このように、高額車種であるステップワゴンが売れない状況は、より片寄った保有状況を加速させ、収益的なインパクトも大きなっていく。
とくに、ステップワゴンは国内専用車。国内販売の不振は、ダイレクトにステップワゴン単体の赤字化にも直結。これも、ホンダにとっても大きな悩みでもある。
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_002H.jpg)
5代目ステップワゴンが残念な結果となった訳とは?
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_004H-300x216.jpg)
その間、日産はマイルドハイブリッド車ながら「ハイブリッド」という記号性を強力にアピール。トヨタは、2014年にストロングハイブリッド車を投入済み。圧倒的な販売台数を誇っていた。スタートから、5代目ステップワゴンはつまずいたような印象だ。
2017年のマイナーチェンジでは、スパーダのフロントフェイスデザインを刷新。ハイブリッド車の投入で、一旦、息を吹き返したように見えた。しかし、一度失った人気が戻ってくることはなかった。
残念な結果となった5代目ステップワゴンのハイブリッド車だが、5ナンバーミニバンの中で動力性能や燃費、安全装備、使い勝手などトップレベルの高い実力を誇っていた。しかも、価格も安くコストパフォーマンスに優れていた。それなのに、なぜ売れない? ホンダ国内営業にとっても非常に悩ましい問題だった。
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_021H.png)
原点回帰? ボクシーでスッキリ系デザインとなった新型ステップワゴン
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_005H-300x183.jpg)
6代目新型ステップワゴンのグランドコンセプト「#素敵な暮らし」。家族のためにしてあげたいことや自分のためにしたいことなど、さまざまな目的に応えることで、使う人に「素敵な暮らし」を提供できる存在となることを目指して開発された。
重要な外観デザインは、初代と2代目、4代目ステップワゴンのシルエットに似たAピーラーを立てたボクシーなシルエットとなった。ボンネットフードも路面に対してほぼ平行なラインとし、できるだけ顔を大きくできる手法を採用。
本来、こうしたデザインは空気抵抗が増え、燃費も悪くなるので合理的ではない。5代目の初期モデルもこうした合理性とオリジナリティを求めたが、残念な結果となった。その反省から、5代目後期は同様なデザイン手法として、顔が大きく見えるデザインが採用されている。
日本マーケットでは、スタイリッシュ性や機能的合理性を求めたデザインは好まれない。重要なのは、立派に大きく見えることだ。それを実践して売れているのが、ヴォクシーや1クラス上のアルファードだ。
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_023H-300x163.jpg)
また、新設定されたステップ ワゴン エアーは、クリーンでシンプルなデザインに細いメッキモールをさりげなく使用。立派に見えるシルエットに、上質感をプラスした。
売れ筋のステップ ワゴン スパーダは、リヤに向けて伸びやかな流れをイメージできる造形とした。重要なフロントフェイスは、ワイドかつ重厚なフロントグリルと、ボディー下端全周にダーククロムメッキモールを配置。より力強く迫力あるフェイスとした。
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トヨタと同じは嫌!? ホンダらしいこだわりのデザイン
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_007H-300x183.jpg)
マーケットで求められているのは、新型ヴォクシーやアルファードのようなギラギ迫力超インパクト系。ホンダは、まだトヨタのように上品さを捨てきれていないようにも見える。
逆に言えば、トヨタのようなデザインは嫌、というメッセージなのだろうか? 他メーカーのマネはしない、いかにもホンダらしいこだわりでもある。6代目新型ステップワゴンのクリーンで品のあるデザインが、マーケットでどう評価されるか注目だ。
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使い勝手や居心地の良さを重視したインテリア
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新型ステップ ワゴン エアーは、温かみのあるカラーを用いた明るい室内を演出。新型ステップ ワゴン スパーダは、スタイリッシュな印象を与えるダークトーンのカラーで上質な室内空間に仕上げた。
さらに、ミニバンの新たな価値として、乗り物酔いしにくいクルマを目指した。水平基調でノイズレスなデザインを採用することで、乗る人の視野を安定させている。こうすることで、乗り物酔いしにくくする工夫が施された。また、シート表皮には撥水撥油加工を採用。小さな子供の食べこぼし、アウトドアスポーツなど濡れ衣類など、掃除がしやすい素材が使われている。
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左右にもスライドする2列目シート。わくわくゲートは廃止?
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_010H-300x184.jpg)
そして、3列目シートは、従来通り床下収納タイプとした。また、着座位置を高くし前方のシート、ヘッドレストの形状を変更。開放的な視界を実現している。さらに、シートクッションの厚みも増すことで、3列目シートであっても快適な座り心地を実現した。
ホンダの資料と画像から、5代目ステップワゴンに採用されていたリヤゲートを分割開閉できるわくわくゲートは採用されていないようだ。わくわくゲートは、デザイン的に分割線が出るなど微妙な部分もあったが、使い勝手もよくホンダらしい技術だった。
搭載されるパワーユニットや燃費、ボディサイズなどのスペックは、今のところ非公表。恐らく、5代目ステップワゴンと同じ2.0Lハイブリッドのe:HEVがメインだろう。
![6代目新型ホンダ ステップワゴン](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/01/4220107_009H.jpg)
6代目新型ホンダ ステップワゴン公式動画
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