フォルクスワーゲン T-Roc新車情報・購入ガイド ハイパフォーマンスモデル「R」を新設定したマイナーチェンジ
CORISM / 2022年8月2日 7時7分
売れているコンパクトSUVのT-Roc
フォルクスワーゲンは、コンパクトSUVのT-Rocをマイナーチェンジし発売を開始した。
T-Rocは、2020年に全長4,240mmというコンパクトなボディサイズをもつSUVとして登場した。この全長は、5ドアハッチバックのゴルフと同等サイズということもあり、全幅は1,825mmとややワイドだが、狭い道が多い日本でも使いやすいSUVとして期待された。
その期待通り、T-Rocの販売は良好。SUVブームの波に乗り、2021年輸入車販売台数ランキングでは6位となった。さらに、ひと回り小さいサイズとなるT-Crossが2位、ゴルフが5位、ポロが7位と新型SUVが牽引役となりフォルクスワーゲン車の販売は好調だ。
質感を大幅向上させたインテリア
T-Rocのマイナーチェンジでは、ダッシュボードやドアトリムにステッチを施したソフト素材やレザレットを新たに採用。インテリアの質感を大幅に向上させている。
また、インフォテイメントディスプレイはタブレットのように配置。全グレードに標準装備されるデジタルメータークラスターやタッチコントロール式のエアコン操作パネル、新デザインのステアリングホイールなどが、モダンで先進的なインテリア空間へと進化している。
外観は、前後バンパーのデザインを変更。より表情豊かなフロントデザインと力強いリヤデザインとした。ライト回りでは、フロントグリルのエンブレムを挟んで左右に一本LEDストリップを設置。フロントエプロンには、新デザインの六角形のデイタイムランニングライトが装備された。こうした変更により、ひと目でT-Rocと分かるスタイリングにまとめている。
ハイパフォーマンスモデル「R」を新設定
今回のマイナーチェンジで、T-Rocにハイパフォーマンスモデルの「R」が日本初導入された。
日本マーケットでは、こうしたハイパフォーマンスモデルの人気が高い。T-Rocより1クラス上のSUVティグアンに設定された「R」は、高価格帯のモデルながら、なんとティグアン全体の2割を占めるほどの人気モデルとなった。
新型「T-Roc R」は、フロントとリヤバンパーなどがR専用デザインに変更され、19インチアルミホイールにブルーにペイントされた大型ブレーキキャリパー、専用スポーツサスペンションなどを装備。アダプティブシャシーコントロールDCCも標準装備される。
「T-Roc R」に搭載されたエンジンは、300psを発揮する2.0Lターボの2.0TSI。わずか2,000rpmの低回転域から400Nmの強大なトルクを発生する。0-100km/h加速は4.9秒(欧州参考値)というを俊足だ。トランスミッションは7速DSGで、T-Rocシリーズでは唯一の4輪駆動となる。
フォルクスワーゲンT-Rocのグレード選び。お勧めTDI ライン。値引きは?
T-Rocは全5グレード設定となった。1.5Lターボのガソリン車が2グレード、2.0Lターボが1グレード、2.0Lディーゼルターボが2グレードとなっている。T-RocはSUVで車重がやや重いので、340Nmという大トルクを誇る2.0Lディーゼルとの相性がよく燃費も18.6㎞/L(WLTCモード)と良好。
また、カーボンニュートラルが叫ばれている中、マイルドハイブリッド機能さえ持たないガソリン車はやはり選びにくい。さらに、ガソリン価格は高騰したまま高止まりしている状態で、しかも使用燃料はレギュラーガソリンより高価なハイオク仕様。あえてガソリン車を選ぶメリットが見いだせない。こうなると、お勧めはディーゼルのTDIになる。
TDIには、スタイルとRラインの2グレードがある。価格差は約22万円だ。装備差は、ヒーテッドウォッシャーノズル、プログレッシブステアリング、シートヒーター、18インチタイヤなど。さらに、Rラインには、専用エアロやサスペンション、シート表皮がプラスされる。
この装備差であれば、Rラインの方がお買い得だ。しかも、リセールバリューは、Rラインの方が高査定となる可能性が高い。お勧めはTDI Rラインだ。
また、T-Rocの値引きは、期待できそうだ。マイナーチェンジ直後は、値引きゼロベースだが、半年も過ぎれば徐々に値引きガードも緩くなるだろう。輸入車との競合というより、国産ハイブリッドSUVと競合させる方がよい。競合させる車種は、日産エクストレイルやトヨタRAV4などが効果的。T-Rocは、燃費が・・・、などとして値引きを引き出したい。
フォルクスワーゲン新車情報・試乗評価一覧
ドイツ車新車情報・試乗評価一覧
SUV動画・新車情報・試乗評価一覧
フォルクスワーゲンT-Roc価格
・T-Roc TSI Active 3,943,000円
・T-Roc TSI Style 4,179,000円
・T-Roc TDI Style 4,393,000円
・T-Roc TDI R-Line 4,609,000円
・T-Roc R 6,266,000円
*Rのみ4WD。その他は全車FF(前輪駆動)
フォルクスワーゲンT-Roc燃費、ボディサイズなどスペック
代表グレード: T-Roc TDI R-Line
ボディサイズ 全長×全幅×全高[mm]: 4,245×1,825×1,590
ホイールベース[mm]: 2,590
最小回転半径[m]: 5.0
車両重量[kg]: 1,430
総排気量[cc]: 1,968
エンジン種類:DFF型 直4 DOHC16バルブディーゼルターボ
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm]:110(150)/ 3,500-4,000
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm]:340(34.7)/ 1,750-3,000
WLTCモード燃費[km/l]: 18.6km/l
サスペンション前/後:マクファーソンストラット/トレーリングアーム
タイヤサイズ:215/50 R18
この記事に関連するニュース
-
めちゃ“豪華インテリア”の新型「ミドルサイズSUV」発表! 大人気モデルが「全面刷新」で進化! 多彩なテクノロジーを搭載した新型「ティグアン」登場!
くるまのニュース / 2024年11月20日 18時40分
-
フォルクスワーゲン「Tiguan」、上級セグメントの技術を取り入れた3世代目の新型
マイナビニュース / 2024年11月20日 13時54分
-
VW『ティグアン』7年ぶりの新型発売、初のマイルドハイブリッドも 価格487万1000円から
レスポンス / 2024年11月19日 13時0分
-
ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV
CORISM / 2024年11月17日 10時10分
-
首位から5位へ凋落した「ワーゲン」反撃への狼煙 EVシフトの旗手…ではなかったしたたかな姿
東洋経済オンライン / 2024年10月29日 11時30分
ランキング
-
1とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
2紅白「旧ジャニ出演なし」に騒ぐ人の"大きな誤解" 出演しない理由についての報道の多くがピント外れ
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 13時30分
-
3ブラック工場勤務なのに総資産1億円! 大台を達成した30代に教えてもらった7つの“節約テク”
週刊女性PRIME / 2024年11月22日 9時0分
-
4ファミマの「発熱・保温インナー」はヒートテックより優秀? コンビニマニアが比較してみた
Fav-Log by ITmedia / 2024年11月21日 19時55分
-
5「合コンも仕事のつもりだった」20代で“年収1,000万”稼ぐ彼氏の苦しすぎる浮気の言い訳に唖然
日刊SPA! / 2024年11月21日 15時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください