BMW 3シリーズ&ツーリング新車情報・購入ガイド アレが無くなった! カーブド・ディスプレイ装備で近未来感大幅アップ!
CORISM / 2022年9月22日 12時12分
よりスポーティなルックスとしたマイナーチェンジ
BMWは、主力車種である3シリーズセダンと3シリーズツーリングをマイナーチェンジし発売を開始した。
3シリーズは、国内BMWの基幹車種。BMW車の中で、最も売れている。2021年度の販売台数は7,849台を販売し、輸入車の中で3位に入るほど高い人気を誇る。
今回のマイナーチェンジでは、外観デザインが大きく変更された。ひと目で違いが分かるのが、フロントフェイス。まず、ヘッドライトが変更された。従来のヘッドライトでは、デイタイムランニングライトがヘッドライト下部に入っていたが、マイナーチェンジではヘッドライト上部に変更。そのため、目つきが変わったというのか、ややスッキリしとしたシャープで精悍な印象となっている。
とくに、印象がガラッと変わったのがMスポーツ。エッジの効いたロアグリル、サイドのエアインテークが強調され、スピード感あるデザインとなった。他のグレードは、少しエレガント系にまとめられている。
リヤデザインは、コンビネーションライトを、より細く水平なラインとしスポーティでワイド感をアピール。さらに、電動化時代へのアンチテーゼなのかマフラーのパイプ径を90mmまたは100mmとした。内燃機関車であることをアピールしたかったのかは不明だが、リヤビューはパワフルさがアップした。
最新のBMWカーブド・ディスプレイを装備
そして、劇的進化を遂げたのがインパネデザイン。iXやi4といったEV(電気自動車)に採用されていた12.3インチのメーター・パネルと14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させた最新のBMWカーブド・ディスプレイを装備。
右ハンドル車では、こうしたタッチパネルでの操作は利き手でない左手で操作するため、多くの人が使いにくい仕様。
しかし、BMWにはダイヤル式iDriveコントローラーを装備。ダイヤル式なので、ブラインド操作が可能。指先を注視して操作するタッチパネル式より安全で確実に操作できる。
また、「OK, BMW」と呼ぶと起動する最新世代のコネクティビティも装備。ドライバーは、タッチパネル、ダイヤル操作、音声から最も使いやすい操作系ツールを使うことが可能。
操作系ツールの多さは新型3シリーズの大きなメリットだ。さらに、Apple CarPlayにも対応。スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性が大幅に高められた。
まさか、アレが無くなるとは!
こうしたインパネデザインの大変更だけでなく、ついに新型3シリーズには、トランスミッションのシフトレバーが無くなった。
BMWは、スッキリしモダンになったとという表現をしているが、スポーツセダンとして高い人気を誇る3シリーズであることを考えると、少々寂しい気持ちも残る。シフトレバーが無くなったことで、パドル・シフトは全てのモデルに標準装備されている。
そして、新型3シリーズには、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高性能運転支援システムの最新世代の安全機能を標準装備。このシステムには、高速道路での渋滞時に、一定の条件をクリアしていればハンズオフ機能が使え、ドライバーの運転負荷を軽減できる。
リセールバリュー重視で選ぶなら、Mスポーツでツーリングがキーワード
マイナーチェンジしたBMW3シリーズの選び方で、重要になるのがセダンかツーリングか? という選択。フォーマルさが重要ならセダン。よりアクティブなライフスタイルをアピールしたいのであれば、ツーリングという選択になる。
また、5年以内の短・中期での乗り換えを考えているのであれば、重要なのがリセールバリュー。日本では、ツーリングの人気が高く、セダンに比べリセールバリューが高め傾向だ。
ツーリングを選択すると、セダンより価格は37万円高価(320d xDrive M Sport比較)になるが、リセールバリューが高くなると予想できるので、多少高価でも価値はあるだろう。ツーリングでは、圧倒的にディーゼルエンジンを搭載した320d xDrive M Sportの人気が高い。
また、セダンとツーリング問わず、BMW車の場合、スポーティな仕様となっているMスポーツのリセールバリューがとても高い。Mスポーツ以外の車種を選択すると、売却時に大きな差が出るだろう。
そして、ボディカラーも重要。高リセールバリューが期待できるのは、黒・白・シルバー系のモノトーン。リセールバリューは、その時の顧客ニーズを反映し変化する。だが、モノトーン系は長期に渡りリセールバリューが高い傾向にあるため、失敗するリスクは小さい。
本来、自分の好きなカラーやグレードを選ぶのが、最も満足がいくことに間違いはない。しかし、ガソリン価格高騰や物価上昇に歯止めがかからない国内の経済状態を考えると、クルマ選びもリセールバリューも考えて選択してみるのもひとつの方法だ。
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BMW3シリーズ価格
■3シリーズセダン
・BMW 318i 5,480,000円
・BMW 318i M Sport 6,040,000円
・BMW 320i Exclusive 6,460,000円
・BMW 320i M Sport 6,460,000円
・BMW 320d xDrive M Sport 6,780,000円
・BMW 330e M Sport 7,100,000円
・BMW M340i xDrive 10,400,000円
■3シリーズツーリング
・BMW 318i Touring M Sport 6,270,000円
・BMW 320i Touring M Sport 6,890,000円
・BMW 320d xDrive Touring M Sport 7,150,000円
・BMW M340i xDrive Touring 10,670,000円
BMW 3シリーズ燃費、ボディサイズなどスペック
代表グレード 320d xDrive Touring M Sport
全長×全幅×全高 mm 4,720×1,825×1,455
ホイールベース mm 2,850
トレッド(前/後) mm 1,585/1,570
最低地上高 mm 135
車両重量 kg 1,740
エンジン型式 B47D20B 直列4気筒ディーゼルターボ
総排気量 cc 1,995
最高出力 kW(ps)/rpm 140(190)/4,000
最大トルク N・m(kgm)/rpm 400(40.8)/1,750-2,500
駆動方式 前輪駆動 4WD
トランスミッション 8速AT
サスペンション 前 ストラット 後 マルチリンク
タイヤ 前:225/45R18 後:255/40R18
最小回転半径 m 5.7
燃料消費率 WLTCモード 15.5km/L
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