ホンダN-WGN新車情報・購入ガイド 急アクセル抑制機能を初採用したマイナーチェンジ
CORISM / 2022年9月24日 12時12分
N-BOXの次に売れている軽自動車だが・・・
ホンダは、ハイト系の軽自動車であるN-WGNをマイナーチェンジし発売を開始した。
現行のN-WGNは、2代目で2019年に登場した。圧倒的な人気を誇るN-BOXの陰に隠れているものの、ホンダの軽としては2番目に売れているモデルだ。
ただ、販売台数面では、やや伸び悩み中で、2021年度軽自動車販売台数ランキングでは12位。約4.7万台を販売した。
軽自動車の人気は、N-BOXなどのスーパーハイト系に集中。ハイト系モデルは、各社非常に苦戦している状態。そのため、ワゴンRにスズキは両側スライドドアをもつスマイルを追加。ダイハツは、同様にムーヴにキャンバスを投入している。
その他、スズキではSUVテイストのハスラー、ダイハツも同じくSUVテイストのタフトを投入。ハイト系は、顧客ニーズの多様化に合わせ、色々なモデルがある。ホンダもベーシックなN-WGNだけでなく、新たな派生モデルを追加しなくてはいけない状況に入っている。
上質な内外装の「STYLE+ BITTER」を設定
今回のマイナーチェンジでは、新たな派生車の登場は無かった。ただ、ホンダも顧客ニーズの多様化には対応しており、他の人とは一味違う個性あるデザインを求める人に向け、オシャレな雰囲気にまとめた「N STYLE+」シリーズを投入。今回のマイナーチェンジでは、その第3弾となる特別仕様車「STYLE+ BITTER」を設定した。
「STYLE+ BITTER」は、シンプルで親しみやすいN-WGNのデザインはそのままに、よりシックで落ち着いた、大人の世界観を表現。
エクステリアは、クロームメッキの加飾を施したドアハンドルやリアライセンスガーニッシュ、グレーメタリック&ブラックの専用カラーリングで仕上げたホイールキャップを装備。より上質感あるデザインにまとめている。
インテリアは、チャコールを基調とし柔らかく質感の高いレザー調のプライムスムースとトリコット生地のコンビシートを採用。落ち着いた大人の空間に仕上げている。簡単にまとめると上質な大人仕様といったところだ。
外観デザイン面では、カスタムが若干変更され、よりスポーティさを増した程度だ。
ホンダ初!「急アクセル抑制機能」を設定したが・・・
2代目N-WGNは、デビュー時から予防安全装備が充実していたモデル。自動ブレーキなどを含む多機能な予防安全装備パッケージ「ホンダセンシング」を全車標準装備化していた。
今回のマイナーチェンジでは、このホンダセンシングの機能にホンダ初となる「急アクセル抑制機能」をプラスした。この機能は、ペダルの踏み間違いや踏みすぎを検知した場合に急加速を抑制。音とディスプレー表示で警告する。
アクセルとブレーキの踏み間違えは、前後に障害物があるような場合にだけ起きているわけではない。前方に障害物が無いが、なんらかの理由でブレーキを踏んだつもりでアクセルを踏み急加速。そのままドライバーは「ブレーキを踏んでいるのに、なぜ止まらない!」と、アクセルを踏み続けるケースが多いのだ。こうした事故シーンにも対応することで、ペダル踏み間違いによる事故のさらなる抑止、被害軽減が期待される。
気になるのは、加速したいときに加速できないのでは? と、言う点だ。「急アクセル抑制機能」では、ウインカーを出しての右左折時や急な登り坂、ブレーキペダルからアクセルペダルに瞬時に踏み込みが行われた場合などには、この機能は作動しない。
また、「急アクセル抑制機能」が作動している場合、アクセルを踏んでいても自動ブレーキは作動する。
トヨタにも同様な機能をもつ「プラスサポート(急アクセル時加速抑制)」がある。専用キーでドアを解錠するだけだで機能するが、この専用キーはディーラーオプション。N-WGNでは、ディーラーでセッティング費用を支払い機能をプラスする必要がある。簡単に言ってしまえば、どちらもディーラーオプションということになる。ホンダは、ホンダセンシングを早くから全車標準装備化したメーカー。こうした装備が、すでに車両に組み込まれているのであれば、ディーラーの利益も重要だが標準装備化すべきだろう。
ホンダN-WGNのグレード選びとリセールバリュー
ホンダN-WGNのグレード選びは、まず基準車かカスタムかという選択になる。リセールバリューは、カスタムの方が高め傾向だ。
悩ましいのは、特別仕様車STYLE+ BITTER。この上質感は、なかなか魅力的。Lグレードに対して、約15万円高。予算に余裕があれば、積極的に選びたいグレードだ。短・中期の売却であれば、STYLE+ BITTERは若干リセールバリューが高くなる可能性がある。そうなれば、購入するメリットもさらにアップしそうだ。
また、カスタムを選択する場合、お勧めはターボ車。ターボ車の燃費は21.2㎞/L(FF、WLTCモード以下同)なのに対して、自然吸気車は23.2㎞/Lとそれほど大きな差はない。価格差も10万円程度なので、より力強くよ余裕ある走りができるターボ車は魅力的だ。ターボ車も自然吸気車に対して、リセールバリューは高めになる傾向なので、中・短期の売却であればメリットも出てくるだろう。
ホンダN-WGN新車情報・試乗評価一覧
ホンダ車新車情報・試乗評価一覧
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動画一覧
ホンダN-WGN価格
■N-WGN
・G FF 1,298,000円/4WD 1,431,100円
・L FF 1,399,200円/4WD 1,532,300円
・L助手席回転シート車 FF 1,569,700円/4WD 1,702,800円
・L特別仕様車STYLE+ BITTER FF 1,549,900円/4WD 1,683,000円
■N-WGNカスタム
・L FF 1,648,900円/4WD 1,782,000円
・Lターボ FF 1,749,000円/4WD 1,882,100円
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