レクサスUX300e新車情報・購入ガイド 輸入BEVには負けない! 航続距離を40%以上向上!!
CORISM / 2022年10月16日 15時20分
国内航続距離は、520㎞前後と予想!
レクサスは、CセグメントのコンパクトSUVでBEVのUX300eを一部改良した。日本では、2023年春頃の販売を予定している。
レクサスUX300eの改良で重要なポイントは、航続距離が40%以上伸びていることだ。改良前のUX300eは、54.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、367㎞(国内WLTCモード)という航続距離だった。
レクサスによると、新型UX300eは72.8kWhと大幅に増量されたリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離を450㎞(欧州WLTC値)としている。40%以上というのは、この欧州WLTC値に対してなので、国内のWLTC値にすると、恐らく520㎞前後の航続距離になると予想できる。
2022年は、国産車・輸入車問わず多くのBEV(バッテリー電気自動車)が、日本国内に投入された。その多くが、航続距離500㎞を超えるクルマが多く、500㎞を超えないモデルでも500㎞に近い航続距離を誇る。
こうした状況だと、改良前UX300eの367㎞(国内WLTCモード)という航続距は、物足りなく感じる。レクサスが航続距離を伸ばす改良を施したのも当然のことだ。
こうした改良は、いかにもトヨタ的な戦略。最初は価格を重視し、短めの航続距離で発売。その間、顧客のニーズや競合車の動向をチェックしながら、多くのBEVが登場するのを待って、航続距離を伸ばすというアップデートを施した。まさに、シナリオ通りの改良といえるだろう。
後は、価格次第といったところだが、この改良で新型UX300eの商品力は、大幅に向上。プレミアムブランドBEVのトップランナーとなる可能性も高い。
![新型レクサスUX300e](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/10/20221012_01_02.jpg)
車重増に合わせて、走行性能も向上!
こうした航続距離のアップだけでなく、走行性能も向上させている。バッテリー容量が、約25%も増えているので車重も大幅にアップしているはずだ。当然、重量増による改良は必要となる。
そこで、新型UX300eでは、基本通りボディの剛性をアップ。サイドドア及び、バックドア周辺のボディ開口部のスポット溶接打点を計20点追加した。
その上で、BEV特有の電池パックの床下配置による低重心化生かすため、リヤにパフォーマンスダンパーを標準装備。EPSやアブソーバーなどを最適化するチューニングを実施。すっきりと奥深い走りを実現したという。
静粛性も高めた。床下の電池に遮音壁としての機能を持たせたほか、風切り音や小石・砂などの巻き上げ音にも配慮した。
![新型レクサスUX300e](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/10/20221012_01_05.jpg)
予防安全装備もアップデートされたが、最新ではない・・・
予防安全装備パッケージ「レクサスセーフティシステム+」も進化。昼間の自転車や夜間の歩行者も検知可能な自動ブレーキとなっている。
また、交差点右折時の対向直進車や、右左折時の前方から来る横断歩行者も検知可能となった。加えてドライバーの操舵をきっかけに、車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能を追加した。
高速道路などでは、全車速追従機能付クルーズコントロールに、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加。
LTA制御中にドライバーの無操作状態が継続した場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すドライバー異常時対応システムを追加。ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援する。停車後は、ドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与する。高齢者ドライバーにとっては、もしもの時頼りになる。
ただ、プレスリリースに記載された機能では、レクサスNXなどのような世界トップレベルの最新「レクサスセーフティシステム+」の機能・性能には届いていない。
![新型レクサスUX300e](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/10/20221012_01_06.jpg)
12.3インチ大型タッチディスプレイを装備
マルチメディアシステム、コネクティッドサービスも刷新された。大型化・高解像度化した12.3インチタッチディスプレイを採用。画面が大きく見やすいのはよいが、右ハンドル車の場合、多くの人が利き手では無い左手を使い揺れる車内の中、タッチパネルを操作するのは難しい。ダイヤル式などでブラインドタッチでの操作が可能となる機能も欲しい。
そして、今時の機能として、専用スマートフォンアプリをインストールすることで、スマートフォンをデジタルキーとして使用可能となる。スマートフォン画面からの操作によってドアのロック/アンロックが可能。スマートフォンを携帯した状態で、パワースイッチを押すとEVシステムを始動することができる。
![新型レクサスUX300e](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/10/20221012_01_01.jpg)
新型レクサスUX300e 主要諸元(欧州仕様・プロトタイプ)
航続距離 | 450km |
---|---|
電費 | 166.7Wh/km |
電池容量 | 72.8kWh |
急速充電規格 | CHAdeMO |
最高出力(kW[PS]) | 150[203] |
最大トルク(N・m[kgf・m]) | 300[30.5] |
* 航続距離・電費は、欧州WLTC値。
レクサスUX新車情報・試乗評価一覧
レクサス車新車情報・試乗評価一覧
レクサスNXを新旧比較
動画・新車情報・試乗評価一覧
SUV動画・新車情報・試乗評価一覧
PHEV新車情報・試乗評価一覧
電気自動車新車情報・試乗評価一覧
ハイブリッド新車情報・試乗評価一覧
この記事に関連するニュース
-
「日産サクラ」もウカウカできない? ヒョンデ『インスター』に注目すべき5つの理由
レスポンス / 2024年7月3日 10時0分
-
マツダ ロードスター試乗記・評価 たかがLSD、されどLSD…
CORISM / 2024年6月29日 12時12分
-
中国BYD「シール」正統派EVスポーツセダンの真価 奇抜さより真面目さが際立つ第3弾モデル登場
東洋経済オンライン / 2024年6月25日 14時0分
-
ホンダN-VAN e: 新車情報・購入ガイド ライバル発売延期で、千載一遇のチャンス!?
CORISM / 2024年6月22日 10時40分
-
日産アリアNISMO(ニスモ)試乗記・評価 走りを極めたプレミアムスポーツEV!
CORISM / 2024年6月10日 7時7分
ランキング
-
1Q. 納豆をより健康的に食べるには、どのような食べ合わせがおすすめですか? 【管理栄養士が解説】
オールアバウト / 2024年7月2日 20時45分
-
2"ホワイト化"する企業で急増中…産業医が聞いた過剰なストレスを抱えてメンタル不調に陥る中間管理職の悲鳴
プレジデントオンライン / 2024年7月3日 9時15分
-
310位寝言、6位歯ぎしり、3位常夜灯をつけた…40~60代1012人調査で判明「早死にした人の睡眠特徴ワースト10」
プレジデントオンライン / 2024年7月3日 17時15分
-
4アレルギー表示漏れ→体調不良者発生…… ビアードパパが限定シュークリームの販売を中止「深くお詫び」
ねとらぼ / 2024年7月3日 14時1分
-
5藤井聡太“八冠再独占”への道 最大の難関は伊藤匠・新叡王への挑戦権獲得、トーナメントでの4連勝が必須
NEWSポストセブン / 2024年7月3日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)