メルセデスAMG SL新車情報・購入ガイド まさかの直4 2.0Lへダウンサイジング!
CORISM / 2022年11月9日 17時17分
メルセデスAMG開発となった新型SL
メルセデス・ベンツはラグジュアリーロードスターの「SL(Super Light)」を、メルセデスAMGによる完全自社開発モデルの新型「メルセデスAMG SL」として誕生させた。
メルセデス・ベンツのSLクラスは約70年の歴史を持ち、1954年の300SL(型式名称:W198)初代モデルから、2012年に国内発表された先代モデル(R231)に続く。
新型「メルセデスAMG SL(R232)」は7代目。当該モデルからメルセデスAMG社の開発モデルとして、専用のプラットフォームでドライビングパフォーマンス・快適性を更に進化させている。また、幌屋根や2+2パッケージ(後席は身長150cm以下)が復活した。
メルセデスAMG(エーエムジー)社は、当初レース用自動車エンジンの設計や、チューニングを手掛ける会社だった。その後、メルセデス・ベンツの市販車をベースにレーシングマシンを製作して数々のレースで活躍。1988年にメルセデス・ベンツ社と本格的なパートナーシップを組み、現在でもメルセデス・ベンツのレース活動やトップパフォーマンスモデルの開発、エンジン生産を担っている。
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/pc-02-ext-34-rear-seq-codriverside.jpg)
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/pc-01-ext-34-front-seq.jpg)
メルセデス・ベンツ伝統デザインへオマージュと正常進化
新型メルセデスAMG SLのエクステリアデザインは、メルセデスの基本思想「Sensual Purity(官能的純粋)」をベースとしている。随所にSLの伝統を受け継ぐボンネットなどのボリュームのある特徴的なデザインに、AMGのスポーティな要素を組み合わせて高い質感と高級感を演出してバランスさせている。
特徴でもある長いホイールベースと短いオーバーハングで2+2シートレイアウト(後席は対応身長150cm以下、チャイルドシード装着時は対応身長135cm以下)を可能としたサイドフォルムは、大きく傾斜したウィンドスクリーン・長いボンネットに大きく後方に下がったパッセンジャーコンパートメント、リアホイールアーチの大きな膨らみに加えて、フェンダートリムのコントラストは独自のプロポ―ションを表現。ラグジュアリーとスポーツを融合させた。空気抵抗係数値は、0.31まで低減させ燃費性能や運動性能を向上させている。
新型メルセデスAMG SLのフロントフェイスは、AMG専用のパワフルでワイドなフロントグリルが与えられている。14本の垂直ルーバーにボンネットの2本のパワードーム(ボンネットの膨らみ)も、1952年製レーシングカー「300SL」をオマージュしている。
ヘッドライトは、睨みを効かすようなスリムでシャープな輪郭に、暗色の内部にあしらわれたグラフィクスが奥行きを強調。左右それぞれに、デイタイムランニングライトを備える。
リアエンドは、高さを抑えた省スペース軽量型のZフォールドソフトトップ(幌)を採用。トランクリッドのリアスポイラーもリトラクタブル(可動式)で、走行状態によって角度の制御ソフトを用いて自動的に変化させ、収納時にはボディシルエットとシームレスに一体化。スッキリと、まとまりがある。リアコンビネーションランプは、ヘッドライトと同じ意匠でメルセデスAMG SLを主張している。
新型メルセデスAMG SLは、初代300SLロードスターのインテリアを蘇らせたデザイン。AMGのドライビングパフォーマンスを引き継ぎ、上質な素材とクラフトマンシップによりスポーティな快適性を追求する。
センターコンソールには、ドライバーに配慮した11.9インチのタッチ機能付き自動角度調整機能メディアディスプレイを装備。ソフトトップ開放時でも見易いように、電動で角度調整する機能(調整範囲12~32度)を備える。メディアディスプレイから続くダクト風の逆台形センターコンソールパネルは、AMG GTやGT4ドアクーペのスタイルを受け継ぐ、AMGの典型的なインテリアデザインだ。
コクピットは2+2シートレイアウトのサイズコンセプトにより居住空間は拡大して快適性、利便性も更に向上。コックピットディスプレイ(12.3インチ液晶ディスプレイ)は、初代300SLの面影を残すアナログ的幾何学フォルムと100%デジタル技術を融合させた「ハイパーアナログ」を採用。
ダッシュボードは、左右対称の翼形状に新開発のタービンノズル形エアアウトレットが4個配置され、その形状はボンネットのパワードームと重なり一体感と奥行きを感じさせる。ドア内側もダッシュボードから連続したアクセントステッチで流れるようなラインを刻んで乗員を包み込み、安心感を与えてくれる。
新型メルセデスAMG SLは1989年の300SL(R129)以来の2+2シートレイアウトを復活させた。だが、日本国内では安全上後席への乗車は身長150cm以下(チャイルドシート装着時は135cm以下)となっている。
前席は余裕ある空間になり、乗車時の空間確保、長距離ドライブでシートをリクライニングさせての休息、荷物やゴルフバックなどの積込みスペースとして有効利用できる。
シートは、センターの表面素材にたるみを持たせて重ね合わせたレイヤー構成で適度な沈み込みとソフトタッチで身体を包み込む。ヘッドレストもバックレスト(背もたれ部分)に組み込んで一体感を持たせたスポーティなフォルムだ。
ステアリングホイールは、手を離さずに操作のできるAMGドライビングコントロールスイッチを備えた、AMGパフォーマンスステアリングを標準装備する。
コントロールスイッチは液晶表示ボタン、設定リングで直感的に操作の出来るモダンなアイコンが特徴。また、アルミニウム製パドルシフトはAMGスピードシフトMCT9速トランスミッションの正確なシフト操作が可能だ。
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/pc-03-ext-rear-seq.jpg)
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/pc-09-int-dashboard-seq.png)
AMGによるオープンボディの高剛性化と快適性の追求
新型メルセデスAMG SLのボディは、メルセデスAMGが全く新しい車両アーキテクチャー(基本構造・設計)が採用された。軽量で高い剛性を持たせたアルミニウム複合シャーシにより、精度の高いドライビング・快適性の最適化、スポーティなプロポーションを実現している。
車両のコンセプトは「可能な限り重心を低く」で、パワートレインとアクスルの接合部を低い位置に設置。コンポーネントは、ボディシェル構造内に配置。接合部分も最新の技術であるMIG溶接・レーザー溶接・パンチリベットなどの生産技術が使われている。こうした技術により、法的要件を超える衝突安全性能を他達成している。
4代目(R129)以来の電動ソフトトップは、スチール/アルミニウム製構造による軽量化で、先代の金属製バリオルーフに比べて約21kg軽く、重心も低くスポーティなSL(Super Light)が復活した。
ソフトトップの採用で防音効果は? との声も有ると思うが、外側シェルとルーフライナー(内張り)の間に防音マットを挟んだ3層構造で優れた防音効果を発揮する。
ソフトトップは、センターコンソールのスイッチまたはタッチ機能付きのメディアディスプレイで、開閉に要する時間は約15秒、車両速度60km/hまでなら走行中でも開閉が可能。また、開いた状態でも省スペース軽量型Zフォールドの採用により約213リッターを確保。閉じた状態の容量は約240リッターだ。リアバンパーの下に足を近づけると、トランクリッドを開閉できる便利なフットトランクオープナーも装備する。リアウィンドウはヒーター付きの安全ガラスで後方視界を確保する。
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/2206-sl-6-1006-cmyk.jpg)
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/sl-p17-221016.jpg)
物足りなさを感じる? 直4 2.0Lターボエンジン
新型メルセデスAMG SLに搭載のエンジンは、熟練のマイスターが手作業で組み上げる「One man, One engine」の直列4気筒2リッターターボ「M139」。量産車両として世界初となるF1由来のEEGT(エレクトリック・エキゾースト・ガス・ターボチャージャー)の採用で最高出力381ps(280kW)、最大トルク480Nmを発生する。
このエンジンは、通常の排気ガスを利用したターボチャージャーに電気モーター(48V電気システムで最大170,000rpmまで動作)も併用、アイドリングスピードからターボラグの無い速やかなレスポンスが得られる。また、第2世代のBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレータ―)と48V電気システムでマイルドハイブリッドとしても機能し、動力切り替えも滑らかで快適性も向上。
新型メルセデスAMG SLのトランスミッションはAMG63モデルのみに搭載されていた「AMGスピードシフトMCT(9速オートマティック・トランスミッション)」を採用。湿式多板クラッチで、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジが可能になり、高い駆動伝達効率とEEGTによりアクセルレスポンスは大幅に向上した。
また、シフトダウン時の自動ブリッピング機能(エンジン回転を自動的に上げて次のギアとの回転差を調整)に加えて、速度低下状況により自動ダブルクラッチ機能でギアを1速飛ばしてのシフトダウン、レーススタート(ローンチコントロール)機能(車両を素早く発進加速させる制御)も備えて、気持ち良いシフトチェンジを行う。
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/21c0172-223.jpg)
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/2206-sl-16-0629.jpg)
考え抜かれたサスペンション制御
新型メルセデスAMG SLのサスペンションは、新開発のAMG RIDE CONTROLサスペンション(可変ダンピングシステムを搭載したアルミニウム製ダンパーと軽量コイルスプリング)を標準装備。前後アクスル関係を鍛造アルミニウム製としてバネ下質量を低減。
フロントサスペンションは、AMGで初めて採用されたホイールの内側に5本のリンクを収めたマルチリンク式。タイヤ、ホイール部分とサスペンション部分を独立させることで、駆動力のフロントへの影響(トルクステア)を抑えた運動性を実現。2個のバルブを備えた最新世代のアダプティブダンパーで、フロントホイールの伸び側(例えばコーナリング時の内側ホイール)、縮み側(例えばコーナリング時の外側ホイール)を独立して無段階に制御を行うことで、よりスポーティなドライビングが可能となった。
また、この制御はドライブモードと独立してボタンにより「Sport+」「Sport」「Comfort」など3段階を任意に調整も可能。ドライブモードのAMGダイナミックセレクトでは、パワートレイン、ダンパー特性、エキゾーストシステム、サスペンションなどの関連付けされた6種類のパラメータがあり、下記の通り自動的に変更される。また、1つの機能としてAMGダイナミクス(統合型車両運動制御システム)も機能するが、Individualモードではドライバーの選択も可能になる。
■AMGダイナミックセレクト
・Slippery:エンジン出力を抑えて、滑りやすい路面や凍結した路面で滑らかなギアチェンジで安定性を向上させる。
・Comfort:ギアチェンジ(シフトアップタイミング)を早めて、ステアリングやサスペンションの設定も快適な方向で、ECOスタート/ストップ機能も作動して省燃費の走行をサポートする。
・Sport:ドライバーのアクセル操作に俊敏に反応するとともに、シフトチェンジのタイミングを速く、シフトダウン時にエンジン回転数を合わせるブリッピング機能も作動、サスペンションとステアリングもスポーティな方向に調整されます。
・Sport+:ドライバーのアクセル操作に対するレスポンスを鋭く、発進加速やシフトダウンでのブリッピング時など、エンジンサウンド(排気音)とサスペンションやステアリングもスポーティさがより強調される。
・Individual:パラメータを個人の好みで選択・保存するモード。
・Race:レースサーキット走行専用モード(公道使用不可)
■AMGダイナミクス
・ベーシック:「Slippery」「Comfort」モードでヨーイング(ステアリングを操作した時の横の動き、ハンドルの効き)を抑制(穏やか)して安定したハンドリング特性。
・アドバンスト:「Sport」モードで俊敏性を向上させてステアリングの操舵角を小さくすることでワインディングロードなどでの軽快なドライビングを実現。
・プロ(プロフェッショナル):「Sport+」モードはコーナリング時の俊敏さとステアリングに路面からの入力をダイレクトに伝える。
なお、ドライブモードの「Individual」では、AMGダイナミクスの4レベル(ベーシック・アドバンスド・プロ・マスター)からドライバーが選択できる。
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/21c0172-260.jpg)
繋がる安心と安全
新型メルセデスAMG SLには、12.3インチのワイドなコクピットディスプレイと、11.9インチの縦型メディアディスプレイがセンターコンソールに装備される。
2018年から各モデルに搭載される「MBUX(対話型インフォテインメント)」はさらに進化。「Hi Mercedes」のボイスコントロールはもとより多くの音声認識機能(ナビの目的地入力、電話通話、音楽選択など)に加えて、クライメートコントロール(室温や外気温の変化に応じて、設定に合わせた温度と風量を自動的に調整)、照明などの機能に対応する。また、音声認識だけでなく、ドライバーの好みや運転状況に応じてタッチスクリーン・ステアリングのコントロールボタンでも操作が可能。
「Mercedes me connect」テレマティクスサービス
クルマに通信機能を備える事で「安心・安全」と「快適」の、2つのサービスカテゴリーで構成して利便性を向上させる。
詳細は下記の通り。
「3年間無償、以降7年間自動継続サービスの24時間緊急通報サービス」
・事故検知(エアバック・シートベルトテンショナーが動作した際)、またはSOSボタンを押すと、クルマが自動で位置情報などをコールセンターに発報、コールセンターが消防などに連絡する迅速な故障・事故対応。
・ツーリングサポートが必要な際には、“me”ボタンを押すとツーリングサポートセンターと繋がり、24時間様々な要望への対応を行う。
・スマートフォンアプリで車両の走行距離などの状態を確認できる。
・スマートフォンからナビゲーションの目的地を遠隔設定可能(Send2Car)。
「3年間無料のサービス」(有料で継続可能)
・スマートフォンからクルマのウィンドウやスライディングルーフ開閉、ドアのロック/アンロック。
・広い駐車場や混雑したPAなどで、クルマの位置を地図上に表示。
・駐車場の場所に加えて、空車情報も地図上に表示。
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/2206-sl-12-1012.jpg)
メルセデスのSafty&Supportスタンダード
新型メルセデスAMG SLの「インテリジェントドライブ」は、高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、クルマ周囲の状況をより的確に把握する機能が強化され、安全性も大きく進化した。
・「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック (自動再発進機能付)」
高速道路などで先行車の速度に応じて車間距離を自動調節する機能で、減速が必要な場合はアクセルおよびブレーキで間隔を保ちスムーズに減速する。停止が必要な場合は適切な間隔を取って停止する。停車・停止中のクルマの周囲状況検知も可能で、自車が動いて先行車および停止中のクルマとの距離が突然縮まった場合、警告灯と警告音でドライバーに知らせる。自動再発進機能も備わり、高速道路などの渋滞時に自動停止して30秒以内なら、ドライバーがアクセルを操作しなくても先行車に追従して再発進する(一般道では3秒以内)。30秒以上停止した場合は、ドライバーがアクセルを軽く踏むかステアリングのスイッチで再発進させる必要がある。
・「アクティブステアリングアシスト」
走行車線幅やコーナー角度などの情報と先行するクルマを認識。自車の走行車線・車間を維持するように、ステアリング操作やアクセル開度などを行いアシストする
また、道路の白線が消えて走行車線が不明瞭な場合、ガードレールなどを認識して、道路状況を判断しステアリング操作をアシストする。(車線が不明瞭な場合、作動速度範囲は、0~約130km/h)
・「渋滞時緊急ブレーキ機能」
渋滞などで前方が渋滞していて先行車両との衝突を検知すると、左右に回避スペースが無い場合は即座に自動ブレーキを作動させる。左右に回避スペースがありドライバーの回避操作が遅いと判断すると自動ブレーキを作動させる。 さらに渋滞末尾で回避操作の余裕が無い危険な状状況を検知すると、通常より早い段階でブレーキを作動させる。
・「アクティブレーンチェンジングアシスト」
高速道路で追い越しなどの車線変更の際、ドライバーがウインカー操作後に、クルマの周りが安全と判断した場合3秒後に自動で車線変更する。(作動速度範囲:約80km/h~180km/h(一般道での利用不可))
・「アクティブエマージェンシーストップアシスト」
アクティブステアリングアシストONで、ドライバーが一定時間ステアリング操作を行わない場合、居眠りや危険な状態と判断して警告灯と警告音を鳴らしてステアリングを握るように促す。それでもドライバーがステアリング、アクセル/ブレーキ、タッチコントロールボタンなどを操作しない場合、さらに警告音を鳴らすと共に、緩やかに減速してクルマを停止させる。停止後は自動的にパーキングブレーキをかけて後方からの追突など二次災害を防止する。
・「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付) 」
先行車両や前方横切り車両、合流車両、歩行者、落下物など衝突の危険性を感知すると、ディスプレイ表示や音でドライバーに注意を促す。システムが衝突を感知して避けられないと判断すると、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキを作動させて、衝突回避や被害軽減を効果的にサポートする。なお、交差点での車両飛び出しや、右折時の対向車線に対しても衝突する危険性があれば自動ブレーキを作動させる。
・「緊急回避補助システム」
車両前方横断中の歩行者や自転車との衝突の危険を検知すると、システムがドライバーのステアリング操作時のトルクを計算、危険回避のステアリング操作をアシストする。また回避後の車線復帰も同様にサポートする。(作動速度範囲:約20~108km/h)
・「トラフィックサインアシスト」
一般道路や高速道路を走行中にフロントのカメラが、制限速度などの道路標識を読み取りディスプレイに表示する。制限速度を超えた際には警告音を出してドライバーに注意を促す機能も搭載。
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/2206-sl-10-0704-1.jpg)
・「アクティブレーンキーピングアシスト」
カメラで車線を検出しフロントタイヤが走行車線を越えると、ステアリングを断続的に微振動させてドライバーに車線逸脱を警告する。ドライバーが反応しない場合は、ステアリング修正で車両を車線内に戻そうとする。ラインが破線のときは、隣車線の車両もしくは対向車と衝突の危険がある場合に作動する。 (作動速度範囲:60~210km/h)
・「アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付) 」
ドライバーの不注意によるミスの予防、安全な走行を支援する装置で、死角エリアの車両や自転車など30km/h以上で走行中に側面衝突の危険がある場合、車線変更の際に斜め後ろの死角エリアに居る車両に気付かない場合など、車両ブレーキの自動制御で危険回避をサポートする。また停車してクルマから降りる際は、イグニッションオフから3分間、クルマや自転車などが後方から近づくと、サイドミラー外側の警告灯が点灯する。さらにドアを開けようとすると、警告音を発して開けたドアがクルマや自転車などと接触することを防止する。(作動速度範囲:約12~200km/h)
・「ドライブアウェイアシストシステム」
クルマの周囲(前方もしくは後方1m以内)に障害物がある場合、障害物の方向に進むギアを選択してアクセルを踏んでも、時速2km/h以上の速度は出ず警告音によって誤操作であることを警告して、踏み間違いによる事故を防ぐ。
・「360°カメラシステム」
フロントグリル、左右ドアミラー、リアのライセンスプレートに備えられた4つの広角・高解像度カメラの映像を合成処理して、車両周辺の状況を直感的に把握できる俯瞰的な視点からの「トップビュー」を表示して、駐車時や狭い道での接触などを回避する。
・DIGITALライト(ウルトラハイビーム付)
3個の強力なLEDランプと、親指程の面積に130万個の微小な鏡を配置、光の屈折を利用して照射方向を変化させることで正確な配光を行う。片側のヘッドライト当たりの解像度は130万画素となり、明暗の境界や配光の精度を高めている。配光を細分化して制御された光を正確に照射することで、ハイビームでも対向車両や先行車両、道路標識などに光が当たらないように調整する精度を高め、フォグライトモードやハイウェイライト、シティライトなど細かい配光で効果的な照射を可能にする。
・PRE-SAFEサウンド
避けられない衝突を検知すると、車両のスピーカーから鼓膜の振動を抑制する音を発生させることで衝撃音を打ち消して乗員の聴覚を保護する。
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/21c0172-226.jpg)
本命はSL63Sだが、試してみたいSL43
今回日本に導入されるのは直列4気筒ターボ(1,991cc)のAMG SL43だが、既に欧州本国ではSL63S 4MATIC+と、SL55 4MATIC+のV型8気筒ターボ(3,982cc)が発表されており順次国内展開されるだろう。
2リッタ―の直列4気筒はやや心細いと言うか、メルセデスのSLシリーズはやはり大排気量の大トルクでグイグイ加速するイメージが先行してしまう。それだけに、SL55、SL63Sの早期導入を期待したい。
しかし、新たに搭載されたターボ+直列4気筒エンジンとリア駆動(FR)に電気モーター補助、サスペンション制御など機能は、走りが楽しめそうな雰囲気をムンムンと感じさせてくれる。車両価格もそうだが、経済性も含めてお財布に優しい?感じがするし、是非ともワインディングで試乗してみたいクルマだ。新型メルセデスAMG SL43も非常に気になるモデルだ。
![メルセデス AMG SL43](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/11/2206-sl-17-1006-1-jc.jpg)
新型メルセデスAMG SL43価格
メルセデス AMG SL43 16,480,000円
メルセデス・ベンツ新車情報・試乗評価一覧
スポーツカー新車情報・試乗評価一覧
ドイツ車新車情報・試乗評価一覧
メルセデス AMG SL43燃費、ボディサイズなどスペック
ステアリング位置 左 / 右
全長x全幅x全高(mm) 4,700x1,915x1,370
ホイールベース(mm) 2,700
定員(名) 4
車両重量(kg) 1,780
エンジン型式 139
エンジン DOHC直列4気筒ターボチャージャー付BSG
(BSG:Belt-driven Starter Generator)
総排気量(cc) 1,991
最高出力(kw[ps]/rep(EEC)) 280[381]/ 6,750
最大トルク(Nm[kgm]/rpm(EEC)) 480[48.9]/ 3,250~5,000
燃料消費率WTLCモード(国土交通省審査値)(km/ℓ) 10.8
電動機型式 EM0025
電動機種類 スイッチドリラクタンスモーター
モーター定格出力/最高出力(kw) 8 / 10
トルク(Nm(kgf・m)) 58(5.9)
蓄電池種類 リチウムイオン
駆動方式 後輪駆動(FR)
最小回転半径(m) 6.1
トランスミッション 9速AT
タイヤ F:265/40R20 R:295/35R20
この記事に関連するニュース
-
メルセデス・ベンツ、前後可変トルクの2ドアクーペ「AMG CLE 53 4MATIC+」
マイナビニュース / 2024年6月26日 20時16分
-
メルセデス・ベンツ、ブランド唯一の4人乗り「CLE 200 カブリオレ スポーツ」
マイナビニュース / 2024年6月26日 19時17分
-
ホンダ、進化版の「ヴェゼル」が持つ2つの魅力 より静かに、価格アップも抑えた優等生SUVに
東洋経済オンライン / 2024年6月24日 10時0分
-
メルセデス最小のEV「EQA」が改良! 変化は微妙? 試乗で確認
マイナビニュース / 2024年6月18日 11時0分
-
スバル新型「アイサイト」MT車に初搭載!「快適スポーツカー」がスゴい!「“新”BRZ」の実力は?
くるまのニュース / 2024年6月12日 18時40分
ランキング
-
1Q. 納豆をより健康的に食べるには、どのような食べ合わせがおすすめですか? 【管理栄養士が解説】
オールアバウト / 2024年7月2日 20時45分
-
2"ホワイト化"する企業で急増中…産業医が聞いた過剰なストレスを抱えてメンタル不調に陥る中間管理職の悲鳴
プレジデントオンライン / 2024年7月3日 9時15分
-
310位寝言、6位歯ぎしり、3位常夜灯をつけた…40~60代1012人調査で判明「早死にした人の睡眠特徴ワースト10」
プレジデントオンライン / 2024年7月3日 17時15分
-
4アレルギー表示漏れ→体調不良者発生…… ビアードパパが限定シュークリームの販売を中止「深くお詫び」
ねとらぼ / 2024年7月3日 14時1分
-
5藤井聡太“八冠再独占”への道 最大の難関は伊藤匠・新叡王への挑戦権獲得、トーナメントでの4連勝が必須
NEWSポストセブン / 2024年7月3日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)