スズキ ソリオ/ソリオ バンディット新車情報・購入ガイド スズキ独自のハイブリッド搭載車を再投入!
CORISM / 2023年1月6日 12時12分
スズキ独自の1モーター&5AGS式ハイブリッドを再投入
スズキは、ハイト系コンパクトワゴンのソリオとソリオバンディットにスズキ独自のハイブリッドシステムを搭載した「ソリオ HYBRID SZ」、「ソリオ バンディット HYBRID SV」の発売を開始した。
このスズキ独自のハイブリッドシステムは、小さな出力のMGU(Motor Generator Unit)と、MTに自動変速機能をプラスした5速の5AGS(Auto Gear Shift)と組み合わせたもの。比較的シンプルな1モーター式のハイブリッドだ。
特徴なのは、13.6ps&30Nmという小さなモーターと軽量の5AGSを組み合わせたこと。その結果、ソリオは22.3㎞/L(WLTCモード以下同)という低燃費を実現している。
![スズキ ソリオ/ソリオバンディット](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/12/im0000008026.jpg)
3代目では苦戦したハイブリッド車
このスズキ独自のハイブリッド車は、3代目ソリオに投入されている。これは、ソリオのようなAセグメントのコンパクトカーには、軽さと価格が重要であると判断されたからだ。しかし、4代目ソリオが登場したときには、このハイブリッド車は用意されていなかったのだ。
先代ソリオでは、小さなモーターゆえにモーターのみで走行できるのは、低速域の限られたシーンに限られた。また、5AGS独特の空走感や慣れないと少しギクシャクするような動きもあった。価格もマイルドハイブリッド車に対して、約23万円高価だった。こうしたこともあり、販売面では苦戦。そのため、4代目ではマイルドハイブリッド車のみとなったとされている。
4代目ソリオは、3代目ソリオのプラットフォームなどをキャリーオーバーしているため、スズキ独自のハイブリッドシステムを搭載することは容易。しかし、デビュー時に設定しなかったハイブリッドシステムをなぜ今投入したのかは不明。
![スズキ ソリオ/ソリオバンディット](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/12/im0000008017-1.jpg)
ダイハツへの対抗心から、ハイブリッド車再投入? その理由を予想
そこで、スズキ独自のハイブリッドシステムを再投入した理由を予想してみた。その大きな理由のひとつが、ダイハツがロッキーやトヨタ ライズに搭載したシリーズハイブリッドシステムである「e-SMARTハイブリッド」にあるのだろう。
ロッキーやライズは、サイズ的にソリオと同じAセグメントのモデル。このe-SMARTハイブリッドは、ソリオのライバル車であるルーミーやトールといったモデルにも搭載される可能性が高い。
こうなると、ソリオは燃費性能面で大きな差を付かれる。その上、ダイハツにはストロングハイブリッドがあるのにスズキには無いのか? そんなイメージがマーケットで強くなる可能性がある。
それだけに、今回のハイブリッド車投入は、スズキにもストロングハイブリッドがあるというアピールもあるのではないだろうか。
また、スズキの登録車としてソリオは非常に重要。スズキの登録車の中で、最も売れている車種。さすがに、営業力の差が桁違いであるトヨタのルーミーには大敗を喫するものの、トールには圧勝。2022年度4~9月の登録車販売台数ランキングでは、堂々の16位とよく売れている。それだけに、ダイハツ トールには負けたくないという意識も強い。デビュー時には投入しなかったハイブリッド車をあえて投入。わずかでもプラス販売になればという、想いもあるのではないだろうか。
![スズキ ソリオ/ソリオバンディット](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/12/im0000008018-1.jpg)
![スズキ ソリオ/ソリオバンディット](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/12/im0000008020.jpg)
![スズキ ソリオ/ソリオバンディット](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/12/im0000008019.jpg)
マイルドハイブリッド車との価格差も、若干縮まった
さて、今回投入された新グレードのデザインは以下の通り。
「ソリオ HYBRID SZ」
エクステリアでは、アルミホイール[ブラックメタリック]、メッキフロントグリル[ブラック]やバックドアサイドスポイラーなどを採用。また、インテリアでは本革巻シフトノブやインパネオーナメント[ネイビー]、エアコンサイドルーバーガーニッシュ[チタンシルバー]、ドアガーニッシュ[チタンシルバー]などを採用した。
「ソリオ バンディット HYBRID SV」
エクステリアでは、アルミホイール[ミディアムグレー]、メッキドアハンドルやバックドアサイドスポイラーなどを採用。また、インテリアでは、インパネオーナメント[ボルドー]やエアコンサイドルーバーガーニッシュ[チタンシルバー]、ドアガーニッシュ[チタンシルバー]などを採用した。
ボディカラー
キャラバンアイボリーパールメタリック、タフカーキパールメタリックを「ソリオ HYBRID SZ」、「ソリオ バンディット HYBRID SV」にそれぞれ新設定。
「ソリオ HYBRID SZ」は、ガンメタリック2トーンルーフを新設定し、モノトーン6色と2トーンルーフ仕様車5色の計11色のラインアップとした。
「ソリオ バンディット HYBRID SV」は、シルバー2トーンルーフを新設定し、モノトーン6色と2トーンルーフ仕様車4色の計10色のラインアップとしている。
また、ソリオハイブリッドは、マイルドハイブリッド車との価格差も若干縮まった。3代目では、約23万円差だったが、4代目ソリオでは約20万円差となった。
![スズキ ソリオ/ソリオバンディット](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/12/im0000008022-1.jpg)
![スズキ ソリオ/ソリオバンディット](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2022/12/im0000008021-1.jpg)
スズキ ソリオ vs トヨタ ルーミー徹底比較!
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スズキ ソリオ価格
・ソリオHYBRID SZ 2,222,000円
・ソリオ バンディットHYBRID SV 2,246,200円
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