三菱トライトン新車情報・購入ガイド 約9年振りのフルモデルチェンジ! 日本導入は?
CORISM / 2023年7月13日 12時12分
新型三菱トライトン、2023年7月26日登場!
三菱は、1トンピックアップトラックの「トライトン」をフルモデルチェンジすると発表。同時に一部試験走行シーンやデザインを公開した。
新型三菱トライトンは、タイのバンコクで現地時間7月26日(水)午前10時(日本時間正午)に発表会を実施する予定。特設サイトでライブ配信する。
三菱トライトンは、アジアを中心とした世界戦略車。アセアン、オセアニア、中南米、中近東、アフリカなどで好評を博してきたピックアップトラック。
優れた耐久性、堅牢性、走破性に加えプライベートユースで求められる快適性・乗り心地の良さを実現。
こうした基本性能を維持しながら、6代目新型トライトンは、ボディサイズをひと回り大型化。水平基調で力強いスタイリングを実現。
フロントには猛禽類を思わせる眼光鋭い表情のデイタイムランニングランプを採用した。ランプ下部には立体的な3連ヘッドライトを組み合わせることで、圧倒的な存在感と逞しさを感じさせるデザインとしている。
新型三菱トライトン特設サイトはコチラ
三菱デザイン本部長 渡辺誠二氏のコメント
新型三菱トライトンのデザインコンセプトは「BEAST MODE」(勇猛果敢)。ピックアップトラックに求められるタフさや力強さに加え、三菱自動車らしい堅牢さを持ちながら俊敏さも併せ持つ堂々とした佇まいを表現しました。どんな冒険にも出かけたくなるような 逞しく頼もしい新型トライトン、まもなく全貌をご覧いただくことができます。ご期待ください。」
乗り心地向上、最新ディーゼルエンジンなど、レジャーユースにも対応
また、性能面も大幅向上が期待できる。新開発のラダーフレームに加え、新設計のダブルウィッシュボーン式フロントサスペンション、リーフスプリング式リヤサスペンションを装備。優れた走破性と良好な乗り心地を高次元で両立した。
さらに、エンジンも刷新。新開発クリーンディーゼルターボエンジンは、摩擦損失を大幅に低減。環境性能を向上しながら、高出力化も実現した。
チーフプロダクトスペシャリスト 増田義樹氏のコメント
新型トライトンは、約9年ぶりのフルモデルチェンジにあたり、エンジン・サスペンション・内外装をすべて刷新し、走行性能、快適性、安全性などが大幅に進化しています。
また、過酷な環境で働くクルマとしての要求に応えるよう、様々なお客様の使用環境やニーズをインタビューし、開発試験を繰り返してきました。レジャーユースから商用ユースまで世界中のすべてのお客様にご満足いただけるクルマに仕上がっています。間もなく発表される新型トライトンにぜひご期待ください。
新型トライトン、日本への導入はあり? なし?
さて、気になるのが、この新型三菱トライトンが日本へ導入されるのかどうかだ。現行である初代トライトンは、2006~2011年まで発売された経緯がある。トライトンのようなピックアップトラックは、一部の根強いファンがいるモデル。
ただ、日本に導入された現行トライトンは、排気量が微妙だった。V6 3.5Lという大排気量で、高額な自動車税が必要。燃費性能的にも物足りなく、なかなか選びにくかった。
しかも、4速ATだったので、尚更だ。欧州仕様などにも設定のあった2.5Lディーゼルエンジンを搭載していれば、もう少し売れたのに・・・、という状況だったのだ。
その一方で、トヨタは同じピックアップトラックのハイラックスを2015年にフルモデルチェンジ。2.4Lディーゼルエンジンを搭載し、ミッションは6速ATだ。燃費は良いとはいえないものの、11.7㎞/L(WLTCモード)だ。
ただ、新型トライトンでは、新開発のディーゼルエンジンが搭載される。排気量は不明だが、より高出力で低燃費化されているという。これで、ミッションが6速ATなど多段化されれば、日本でも一定の需要は見込まれそうだ。こうした部分にも注目したい。
販売面では、新型トライトンはピックアップトラックなので、1,000台/月といったレベルは見込めない。恐らく日本で販売しても、500台/月以下で、年間5,000台も売れないだろう。導入コストがかかるから、日本導入は見送りという決定も十分に理解できる。
しかし、新型トライトンの日本導入は、国内三菱にとって大きな意味がある。国内登録車販売台数ベスト50に、三菱車はアウトランダーとデリカD:5の2台しか入っていない。端的に言えば、この2台しか売るクルマが無いともいえる状態。仮に、SUVブームに乗り年間5,000台売れれば、アウトランダーPHEV、デリカD:5、エクリプスクロスに次ぐ第4の柱となる可能性も秘めている。期間限定販売なども含め、日本導入に期待したいモデルだ。
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