JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート ホイールで発電!? トピー工業
CORISM / 2023年10月26日 11時40分
ホイールで発電! 走行しながら充電も?
ド派手なコンセプトカーが展示される華やかなJAPAN MOBILITY SHOW2023会場の片隅で、ワクワクするような技術に出会えた。それが、トピー工業の「TOPY GREEN WHEEL TECHNOLOGY」だ。
トピー工業とは、クルマのホイールを製造していることで有名。「TOPY GREEN WHEEL TECHNOLOGY」とは、得意分野のホイールに着目して開発された新技術だ。
この技術、何が凄いのか端的に言うと「クルマで走行中、ホイールが発電する」というものだ。ホイールで発電できれば、走行中に充電も可能ということになる。
BEV(電気自動車)などは、航続距離を増やすために大容量バッテリーを搭載。しかし、大容量バッテリーにすればするほど、車重が重くなる。だから、バッテリー容量を2倍にしたからといって、航続距離も2倍なる、そう単純なものではないだ。そのため、電力をより効率よく使うための多くの技術が使われている。
その電動化技術の一翼を担う可能性が高い技術が「TOPY GREEN WHEEL TECHNOLOGY」なのだ。
エネルギー効率改善に期待ができる技術
クルマに少し詳しい人ならご存知の通り、クルマのホイールは走行中タイヤの変形に伴いホイールに歪みが発生している。この歪みにトピー工業は注目。歪みを電圧に変換する圧電素子を活用し、発電するという仕組みだ。
トピー工業では、発生させた電気とセンサー技術を融合させ、TPMS(タイヤ空気圧監視システム)の電池レス化やホイールやタイヤの異常をドライバーに知らせるなど、環境保護や事故抑制の実現。
そして、発生させた電気を用いてホイールのIoT化に取り組むことで、エネルギーの効率改善や自動運転化などにも寄与し、未来のモビリティ社会に貢献するとしている。
実際、どれくらいの発電が可能かというと、今のところボタン電池程度の電力だという。
ただ、技術の進化や安全を担保した上で、より効率的にホイールを歪ませたりするなどの設計次第では、今後、発電力を増やすことは可能だという。
さすがに、BEVのバッテリーを充電させるまではいかないものの、車両で使う電力の一部を補うことで、BEVのエネルギー効率を高めるためのアシスト技術になるのは確実だろう。注目の技術だ。
この記事に関連するニュース
-
トヨタ新型「ランクルe」登場は? 新型「ジムニーe」は白紙に? 本格「フレームSUV」の課題とは… 悩みは「Gクラスe」が解決?
くるまのニュース / 2024年11月13日 7時10分
-
東京工科大学の学生が作った「水素燃料電池の特定原付」!? 小型化が難しい技術を学生がどうやって実現したのか?
バイクのニュース / 2024年11月7日 8時10分
-
スズキが初の電気自動車「eビターラ」公開! どんなクルマ?
マイナビニュース / 2024年11月6日 10時51分
-
“全長4.3m”! スズキ新型「コンパクトSUV」世界初公開! 「ジムニー」由来の“四駆技術”採用した「e VITARA」発表! 社長のコメントから見る「これからのスズキ」とは?
くるまのニュース / 2024年11月6日 8時10分
-
メルセデスベンツ『Gクラス』BEV、価格は2635万円で日本発売…with EQ Technology Edition 1
レスポンス / 2024年10月23日 18時30分
ランキング
-
1【冬の乾燥対策に】ドラッグストアで手軽に買える! ハンドクリーム5選
マイナビニュース / 2024年11月21日 17時0分
-
2書店に行くとなぜか急にトイレに行きたくなる「青木まりこ現象」とは?
マイナビニュース / 2024年11月21日 16時2分
-
3【風呂キャンセル界隈】医師「心身が疲れた時こそ入浴を」 - 安全で健康的な方法とは
マイナビニュース / 2024年11月21日 11時0分
-
4とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
5生産性を上げ、まわりと差がつく5つの栄養素 ライバルを出し抜くために必要なのは「食事」
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください