ホンダ プレリュードコンセプト 新型発売直前!? 80年代に一世を風靡した名車が復活!? JAPAN MOBILITY SHOW 2023レポート
CORISM / 2023年11月5日 7時7分
80年代、絶対的なデートカーとして君臨していたプレリュード
JAPAN MOBILITY SHOW 2023(以下、JMS)のホンダブースで、突如公開されたのが、プレリュードコンセプト(PRELUDE Concept)だ。この新型プレリュードコンセプトが、発売されると仮定すると、プレリュードは通算6代目となる。
プレリュードという車名は、20~30歳代の人にとっては、あまり馴染がないだろう。逆に、中高年の人にとって、とても懐かしさを感じさせるモデルでもある。というのも、プレリュードが一世を風靡したのが1980年代。とくに、2代目と3代目プレリュードがデートカーとして爆発的人気を得ていたのだ。
1980年代当時、ワイド&ローな国産クーペは少なく、プレリュードのスタイリッシュなフォルムは、多くの若者の心をとらえた。とくに、女性からの評価も高く、人気に拍車をかけた。
また、この時代はクーペモデル全盛期。トヨタ セリカや日産シルビアなどが人気モデル。女性にモテるためには、こうしたクルマに乗っていることが条件とされるほどだった。
そんな空前のクーペブームの中、とくに先進的だったのが3代目プレリュードだった。前後のサスペンションがダブルウィッシュボーン式とスポーツカー並み。
さらに、世界初の後輪操舵システムである4WSが装備されていたのだ。後輪操舵システムは、当時のシステムとは異なるものの、現在でも多くのメーカーが採用している技術だ。
そんな、3代目プレリュードだったが、4代目で大きくデザインやコンセプトを変更。とくに、デザイン変更が裏目に出て、マーケットでは不評となってしまった。
追い打ちをかけるように、バブルが崩壊し景気が後退。4代目プレリュードだけでなく、クーペモデルも全体的に人気が急速に衰退していったのだ。
その後、1996年に5代目プレリュードが登場するも、鳴かず飛ばず状態が続き、2000年に生産を終了した。
こうした背景もあり、6代目(仮)になりそうなプレリュードの復活は、とくに中高年に注目を集め、また、若年層には新鮮に印象を与えていた。
![ホンダ プレリュードコンセプト](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2023/11/IT1_1081.jpg)
![ホンダ プレリュードコンセプト](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2023/11/IT1_1064.jpg)
プレリュードコンセプトのデザインは北米意識?
プレリュードコンセプトのフロントフェイスは、なんとなく60系プリウスに似ているような印象を受けた。プリウス同様、プレリュードコンセプトも恐らく北米マーケットを強く意識しているはず。そのため、北米マーケットよりのフェイスになったように感じた。バンパー下部中央に光るブルーのライトは、よいアクセントになっている。
そして、プレリュードコンセプトのサイドビューは、美しさが際立っていた。面の張りが強く、筋肉質感がありながら滑らかで優雅な曲線がエラガントさをアップ。グッと張り出したフェンダーまわりのボリュームも迫力あるスポーティさを演出。その上で、いかにもクーペらしさを表現しているのがルーフ。前席上部付近を頂点として、後方に向け滑らかに落ちていくシルエットは、古典的だがいかにもクーペらしい。
![ホンダ プレリュードコンセプト](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2023/11/IT1_1052.jpg)
カーボンを使って、スポーツカーらしさを表現
リヤビューも、ちょっとプリウス似の一文字型のコンビネーションランプが、ボディサイドギリギリまで配置され、ワイド感を演出。リヤバンパーは、下部をブラックアウトしディフューザー形状としてスポーティさをアピールする。
また、ルーフやリヤウイングには、カーボン(CFRP)製のようで、重心高を下げる工夫が施されていた。フロントのブレーキには、ブレンボ製キャリパーが装備されている。
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![ホンダ プレリュードコンセプト](https://www.corism.com/news/wp-content/uploads/sites/2/2023/11/IT1_1077.jpg)
プレリュードコンセプトのパワーユニットやプラットフォームを予想
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