レクサスNX新車情報・購入ガイド ラグジュアリー系だけでは戦えない? アウトドア仕様の新グレード「オーバートレイル」新投入!
CORISM / 2024年3月3日 19時12分
ニーズの多様化に対応。早くもアウトドアスタイル仕様の「オーバートレイル」を追加
レクサスは、ミドルサイズのSUVである「NX」を一部改良。さらに、新グレードの「オーバートレイル(OVERTRAIL)」を設定し発売を開始した。
2代目となる20系新型レクサスNXは、2021年11月に登場。初代NX同様、都会派ラグジュアリーSUVとしての価値を磨き上げた。さらに、2代目20系NXのパワーユニットは、2.5Lハイブリッドをメインとしながら、NX初の2.5L PHEV、2.5Lガソリン、2.4Lターボと計4タイプも設定された。
こうした豊富なパワーユニットや多彩なグレード、駆動方式など、多くの選択肢があることも2代目20系NXの魅力でもある。
ただ、パワーユニットやグレード、駆動方式が豊富なNXだったが、ただひとつ足りない部分があった。それは「アウトドアスタイル」のグレード設定が無いことだった。本来、NXは都会派ラグジュアリーSUVなので、アウトドアスタイルの設定などなくて当然ともいえる。
しかし、主戦場の北米では、やはりそうしたニーズが強く、都会派ラグジュアリーSUVでの悪路などの走破性能が望まれることも多いという。
同様に、マツダCX-5もラグジュアリーSUVとしての価値を提案していたものの、モデル後期にフィールドジャーニと呼ばれるアウトドアスタイルのグレードを追加し、オフロードモードと呼ばれる走行モードも追加されている。
このように、顧客ニーズの多様化にいかに素早く対応できるかが、これからのSUVに求められている。そういう点では、ハイブランドのレクサスとはい、無用なプライドを捨て、いち早くアウトドアスタイルの「オーバートレイル(OVERTRAIL)」を新設定したのは高く評価できる部分だ。
+15mm最低地上高アップ&専用チューンのAVSとなったオーバートレイル
新グレードのオーバートレイルは、自然と共生しながら心豊かなアウトドアライフを楽しむグレードとして設定された。
エクステリアデザインは、グリル、ウィンドゥフレーム、ドアハンドル、アウターミラー、ルーフレールをブラック系統のカラーでコーディネート。全体的に、引き締まったシルエットにとしている。
さらに、オフロードに適した18インチオールテレインタイヤと、標準仕様より15mm高い地上高により、悪路走破性を高めた。外板色は、新色のムーンデザートの他、合計7色を設定している。
走行性能面では、Trailモードを改良。凸凹路等で発生しやすいタイヤの空転を自動制御し、接地輪に駆動力を最適に配分することで、走破性を向上している。この改良は、NXのAWD全車に適用した。
さらに、オーバートレイル用に、AVSを専用チューニング。Trailモードと連動し、凸凹路走行時の乗員の頭の揺れを抑制し、オフロード走行時の安定性・快適性を実現た。
インテリアカラーは、オーバートレイル専用の「モノリス」を設定。ブラックを基調に低彩度のモノリスを組み合わせた。ナチュラルカラーのオーナメントパネルを採用し、レクサス車らしい上質なオフロード空間を演出している。
ボディ剛性をさらにアップし、走りを磨いた改良
また、一部改良のポイントは下記の通り。
・ハンドル操作のダイレクト感を向上。「意のままの走り」を実現するため、リアボデーの変形を抑えるブレース等を追加し、ボディ剛性を向上。併せて、走り込みを通じてサスペンションのチューニングを熟成し、乗り心地も高い次元で両立。
・ドライバーがクルマとの一体感を感じる、気持ちの良い走りを追求。スムースな発進やアクセル操作に対するリニアな車速コントロールを実現するため、走行制御を改良(NX450h+、NX350h、NX350)。走り始めの前後トルク配分の見直し(NX350)を実施。
・ボディ系やエンジン懸架系のNV諸元を見直し、室内の静粛性を高めた。
装備類の改良や変更は以下の通り。
■新規追加
・インストルメントパネルセンター部ボックス内に充電用USB Type-Cを2個追加(全車)
・リアアウトサイドハンドルへの照明追加(全車)
・盗難・不正売買防止策として、フロントガラス下の助手席側にVINナンバー追加(全車)
・Advanced Park(リモート機能なし)+パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)を追加(NX350“F SPORT”)
■標準仕様の変更
・9.8インチディスプレイオーディオから14インチディスプレイオーディオPlusへ変更(NX350h、NX250)
・LEDヘッドランプ+オートマチックハイビームから三眼フルLEDヘッドランプ+アダプティブハイビームシステムへ変更(NX350h“F SPORT”、NX350“F SPORT”)
・フェンダーアーチモール(カラード)をディーラーオプションから標準設定へ変更(NX450h+“version L”、NX350h“version L”、NX250“version L”)等
■オプションの拡充
・おくだけ充電のQi機能向上(充電検知範囲拡大及び対応機種増)(全車)
・パノラマルーフをオプション設定(NX450h+)等
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トヨタ クラウンクロスオーバーvsトヨタ ハリアーハイブリッド徹底比較
レクサスNX価格
■NX450h(2.5L PHEV)
・“version L” 2WD(FF) 6,376,000円/AWD 6,646,000円
・“F SPORT” 2WD(FF) 6,406,000円/AWD 6,676,000円
・“OVERTRAIL” AWD 6,876,000円
ベースグレード 2WD(FF) 5,500,000円/AWD 5,770,000
■NX350h(2.5Lハイブリッド)
・“version L” 2WD(FF) 6,376,000円/AWD 6,646,000円
・“F SPORT” 2WD(FF) 6,406,000円/AWD 6,676,000円
・“OVERTRAIL” AWD 6,876,000円
・ベースグレード 2WD(FF) 5,500,000円/AWD 5,770,000円
■NX350(2.4Lターボ)
・“F SPORT” AWD 6,306,000円
・“OVERTRAIL” AWD 6,506,000円
■NX250(2.5L自然吸気)
・“version L” 2WD(FF) 5,686,000円/AWD 5,956,000円
・ベースグレード 2WD(FF) 4,850,000円/AWD 5,120,000円
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