スバル WRX S4 新車情報・購入ガイド　一部改良と特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」を投入

CORISM / 2024年12月31日 19時44分

安全・走行性能・実用性と大幅に進化したスポーツセダン2代目WRX S4

スバルは、スポーツセダンの「WRX S4（VBH型）」を一部改良するのと同様に、スポーティさをさらに際立たせた特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」を設定し発売を開始した。

スバル WRX S4（VBH型）は、2021年11月に発売。このフルモデルチェンジにより、2代目WRX S4（VBH型）となった。

WRX S4は、優れた走行性能と4ドアセダンとしての実用性と快適性も兼ね備えたスポーツセダン。さらに、予防安全装備「新世代アイサイト」や、渋滞時にハンズオフを可能とする運転支援機能「アイサイトX」も用意。スポーツ走行から、日々の移動まで安心して愉しめるオールマイティなモデルとなっている。

この2代目WRX S4は、大幅な進化を遂げてた。搭載エンジンは、2.0Lから2.4Lへ排気量をアップ。ただし、燃費や排ガスの問題もあり初代WRX S4の300psから、275psへとパワーダウンしているものの、非常に扱いやすくなっている。

プラットフォーム（車台）は、最新のSGP（スバル・グローバル・プラットフォーム）を採用。ボディ剛性（静剛性）は+28％も向上し、乗り心地や操縦安定しなど、走りの質感が大幅にアップしている。

運転支援機能の深化と内外装の小変更

今回の改良は、以下の通り。

・「STI Sport R EX」のホイールデザインを、切削光輝からブラック塗装へ変更。

・ボルドー/ブラック本革シートの配色を変更。スポーティさをより感じさせるとともに、一体感のあるインテリアデザインとした。

・ボディカラー展開を見直し、「ギャラクシーパープル・パール」を新設定した。

・運転支援に関連する装備では、「ドライバーモニタリングシステム」と「ドライバー異常時対応システム」の連携を強化。長時間のステアリング無操作のみならず、ドライバーのわき見や居眠りでも、「ドライバー異常時対応システム」が作動するようになった。

・断続的なブレーキでドライバーに注意を促すパルスブレーキと、コーストダウン（惰性走行）を追加。

・「ドライバー異常時対応システム」作動によるハザードランプ点滅のタイミングを、減速制御開始と同時に変更。

・アイサイトの「車両中央維持制御」と「先行車追従操舵制御」を改良。直線路の車線中央付近を走行中は、介入操舵がしやすいように軽めの操舵感とし、急なカーブや白線付近を走行している場合は、安全性を考慮して重めの操舵感とし、より安心で、快適なロングドライブを提供。

レカロシートを標準装備した特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」を新投入！

WRX S4特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」の特別装備内容

＊ベース車「STI Sport R EX」

・ドアミラー（ブラック塗装）

・RECAROフロントシート（STIロゴ入り）[ウルトラスエード、ブラック（レッドステッチ）]

・運転席8ウェイパワーシート

・インパネミッドトリム/ドアトリムスエード調（レッドステッチ）

・センタートレイ加飾/フロアコンソールリッド/ドアアームレストブラック表皮巻（レッドステッチ）

・ルーフアンテナ（ブラック塗装）

WRX S4特別仕様車「STI Sport R-Black Limited」の価格は、5,302,000円となった。ベース車に対して、27.5万円アップとなっている。レカロシートを装備したことで、より魅力的になった。

気になるのは、メカニズム面を含めた大幅改良。今回の改良も小変更となったことから、また1年前後はこの仕様のままという可能性が高い。大幅改良によりパフォーマンスアップした新型WRX S4の登場に期待したい。