ボルボV60 T6 Twin Engine AWD試乗記・評価 進む電動化! スムースさ際立つ次世代PHEVが登場
CORISM / 2019年8月23日 18時32分
待望のPHEV、V60 T6が登場
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3094-210x140.jpg)
エンジンは、90シリーズと同じ2.0Lの直列4気筒直噴DOHCエンジンだ。これに、ターボなどを組み合わせてパワーアップを図っている。ボルボT8とT6が搭載するのは「ツインエンジン」と呼ぶターボとスーパーチャージャーの組み合わせだ。
その最新作であるV60 T6ツインエンジンAWDに乗る機会を得た。T6はT5に4WDシステムと電動モーターを加えたもので、基本のメカニズムはT8と同じプラグインハイブリッドだ。
前後にモーターを配置した、かなりパワフルなPHEV
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3109-210x160.jpg)
ちなみに、200ボルトの普通充電で満充電まで3時間かかる。モーターとバッテリーで走れる距離は46.2kmだ。T6とT8は、分かりやすく言うとプラグインハイブリッド車。「Pureモード」を選べばCO2やNOxなどの有害物質を排出しない地球にやさしいゼロエミッションカーになる。
もちろん、駆動方式はAWD(オールホイールドライブ=4輪駆動)だ。エンジンを使って前輪を、電動モーターを使って後輪を駆動し、これを走行状況によって上手に使い分けている。
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3097.jpg)
EV走行可能距離は46.2㎞! 125㎞/hまでEV走行可能
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3220-210x140.jpg)
V60 T6のモーターは、アクセルを踏むと瞬時にパワーとトルクが立ち上がり、気持ちいい加速を見せた。この「Pureモード」は快適性も高い。エンジンと違って加速していくときも静かだ。これは街中などの走行ステージでは大きな武器になる。最高速125㎞/hまでEV走行が可能だ。
最高速125㎞/hだと、日本では高速道路でもEV走行可能だ。ただ、EVでの高速走行は効率が悪いので、ハイブリッドモードでの走行が無難。「Pureモード」は、速度の遅い市街地走行での使用が効率がよくお勧めだ。
ハイブリッドモードは、エンジンの苦手な低回転域をモーターが補い、レスポンスの鋭い力強い加速を披露した。勾配のきつい箱根の登坂路も苦手としない。この4気筒エンジンはモーターのアシストもあり、滑らかさも一歩上を行く。
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3122.jpg)
軽快でパワフルなV60 T6
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3130-210x140.jpg)
というより、かなりパワフルと感じたのである。価格的に頑張ったこともあり、内容を知るとかなり買い得なワゴンという印象だ。
走りの実力も高い。軽やかなフットワークを見せた。箱根のワインディングロードでもロールを上手に抑え込み、狙ったラインに乗せやすい。揺れの収まりは早く、速いスピードでコーナリングしたときも4輪の踏ん張りを感じさせるなど、絶大な安心感がある。
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3173-210x140.jpg)
ブレーキも不満のない実力だが、ハイブリッド車特有のブレーキフィールには戸惑う。慣れないと踏み加減が分かりづらく、ギクシャクした動きが出やすい。走り出しは、ペダルのコントロールに気を遣った。ただ、しばらく走るとすぐに慣れるレベルでもある。
ボルボV60価格
V60 T6 Twin Engine AWD Inscription 7,490,000円
V60 T8 Twin Engine AWD Inscription 8,190,000円
ボルボV60燃費、ボディサイズなどスペック
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3177-210x138.jpg)
全長 × 全幅 ×全高 4,760×1,850×1,435mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 2050kg
エンジン種類 インタークーラー付スーパーチャージャー&ターボチャージャー DOHC直列4気筒16バルブ +モーター
総排気量 1,968cc
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3202-210x92.jpg)
最大トルク 350Nm (35.7kgm) / 1,700-5,000rpm (ECE)
モーター最高出力(kW/rpm) 34/2,500(前) 65/7,000(後)
最大トルク(Nm/rpm) 160/0-2,500(前) 240/0-3,000(後)
トランスミッション 8速A/T
充電電力使用時走行距離 45.1km
![ボルボV60 T6](https://www.corism.com/review/wp-content/uploads/sites/3/2019/08/IMG_3224-210x140.jpg)
最小回転半径 5.7m
駆動方式 電子制御AWDシステム(エンジン+モーター)
サスペンション 前/輪 ダブルウィッシュボーン式/インテグラル式
エネルギー消費効率 (WLTCモード燃費値) 12.3km/L
ボルボ車試乗記・評価一覧
ハイブリッド車試乗記・評価一覧
ワゴン車新車情報・購入ガイド一覧
この記事に関連するニュース
-
BMW『M5』新型は最高速305km/hのHEVに、ワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で
レスポンス / 2024年6月30日 8時30分
-
BYD『シール』、欧州ではEVモード80kmの電動SUV設定 9月発売
レスポンス / 2024年6月27日 8時30分
-
BMWの高性能セダンが歴代初の電動化、727馬力「M HYBRID」搭載…欧州発表
レスポンス / 2024年6月26日 19時30分
-
トヨタ高級SUV「ハリアー」なぜ人気? スタイリッシュデザイン×高級内装採用! 2年刷新無くも売れている… 312万円から価格も魅力か
くるまのニュース / 2024年6月21日 7時10分
-
日産アリアNISMO(ニスモ)試乗記・評価 走りを極めたプレミアムスポーツEV!
CORISM / 2024年6月10日 7時7分
ランキング
-
1定年後に、見落とすと厄介な出費「3選」とは?
オールアバウト / 2024年7月3日 21時40分
-
210位寝言、6位歯ぎしり、3位常夜灯をつけた…40~60代1012人調査で判明「早死にした人の睡眠特徴ワースト10」
プレジデントオンライン / 2024年7月3日 17時15分
-
3Q. 納豆をより健康的に食べるには、どのような食べ合わせがおすすめですか? 【管理栄養士が解説】
オールアバウト / 2024年7月2日 20時45分
-
4痩せたい人は注目!実は有能なきゅうりの痩せ効果&食べ方
つやプラ / 2024年7月3日 12時0分
-
5ABCマートで買うべき「コスパ高すぎスニーカー3選」ナイキ、サッカニー、VANS
日刊SPA! / 2024年7月3日 15時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)