スバル レヴォーグ プロトタイプ試乗記・評価 大切な人を乗せて、安全に運転が楽しめるスポーツワゴン

CORISM / 2020年11月4日 20時3分

スバル レヴォーグ

 

樽美伶奈は、スバル車ファン?!


スバル レヴォーグ新型スバル レヴォーグの試乗をしてきました。場所は、千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイです。

私、樽美がバイクに乗り始めたのが今から8年前。クルマの知識を全く知らなかったあの頃、当時勤めいていたバイト先の店長が乗っていたのがレガシィのツーリングワゴン。「昔の車だけど、レガシィはとても面白いよ」と教えてくれました。

その後もスバル インプレッサを始めスバル車に乗っている人と出会う事が多く、一つ言えるのは、どのスバル乗りも皆自分のクルマを愛している人が多かったのです。

その為、スバル車へのイメージがとても良く、自身でも丸目のインプレッサのワゴンを所有する時期があった位です。スバル車が大好きな私とって、今回の新型レヴォーグの試乗は、とても待ち望んでいました。

スバル レヴォーグ

 



 

レヴォーグのグレードは?


スバル レヴォーグクルマの記事を書かせていただくようになってから早半年。様々なメーカーの車を勉強していくにつれ思った事は「グレードが多すぎて選ぶのが大変」。

そのグレードの大きな違いを解説して、実際に購入を検討される方にどれを選択すれば良いかののお手伝いができればと思います。

新型スバル レヴォーグは、全6グレード設定になっています。大きく分けると、GT系、GT-H系、STIスポーツ系と3つに分かれています。

GTは実用系装備、機能は十分なスタンダードモデルです。

次に、GT系とGT-H系の違いは、

・フルLEDハイ&ロービームランプに光輝加飾加工。

・シートにはトリコット素材だけでなくファブリックが採用。

・運転席パワーシートが10ウェイ、メモリー付。

・ハンズフリーオープンリヤゲートが装備。

と、内外装に機能面など、より充実した装備になっています。

スバル レヴォーグ次にSTIスポーツです。

・唯一、スバル初ZF製電子制御ダンパーを装着。

・GT-Hにも追加されている装備に加え、本革製である。

・マフラーカッターには、STIのロゴデザイン入りはスバリストには歓喜なポイント!!

そして、語尾にEXがついたGT EX、GT‐H EX、STIスポーツEXには、

・11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ。

・アイサイトXテクノロジー(渋滞時ハンズオフアシスト、渋滞時発進アシスト、アクティブレーン、チェンジアシスト、ドライバー異常時対応システム)
が標準装備されている。

その他、樽美が気になったポイントとしては、ホイールの形状が全グレード違います!

 



 

新型スバル レヴォーグのお勧めグレードは?


クルマをより安全に楽しむためには、やはり予防安全装備は重要ですよね。通常モデルで十分な安全性能をもっているレヴォーグですが、より安全で安心、さらにドライバーの疲労をより軽減してくれるアイサイトXがついている、EXグレードがお勧めです。GTでも十分ですが、より豪華な装備を求めるならGT-H EXになると思います。

樽美イチオシのグレードは、STI Sport EXです。最新のアイサイトXやZF製電子制御ダンパーが装着されていて、優れた走りと高い安全性を誇っています。走ることが好きな樽見的には、STIは外せないグレードです。

スバル レヴォーグ 樽美伶奈

 

 



 

運転支援機能が大幅に強化さらたアイサイト


スバル レヴォーグ 樽美伶奈
レポーター:樽美伶奈 クルマ、バイク好き女子。クルマはABARTH 595 Competizione。なんと、左ハンドルのMT車だ。  樽美伶奈Twitter 樽美伶奈youtube


スバルのコア技術のひとつであるアイサイトが大幅に進化しました。開発者の方に話を伺うと、

「アイサイトは、従来のステレオカメラの仕組みはそのままです。ですが、交差点での事故のシナリオを防ぐ為、広角化した新型ステレオカメラに進化させています。さらに、左右のフロントバンパーの側面にミリ波のレーダーが追加しています。このレーダーで真横から来た車両検知、出会い頭で警報、ブレーキアシスト(自動でブレーキをかける事)が可能となりました。センサーではないのですが電動のブレーキブースターを装備しました。電動なので、非常に短い距離でクルマを止めることができるようになりました。この機能により、自動ブレーキの作動をギリギリまで伸ばすことができ、より正確な判断ができるようになり不要な作動をより避けられるようになっています。」

スバル レヴォーグ樽美は、今年8月、車の助手席に乗っていた時に、左側から衝突事故に遭いました。サイドエアバッグなどのおかげで擦過傷のみで済みました。なので、なかなか交通事故には敏感なのです。

さて、このアイサイトの機能のひとつは、見通しの悪く狭い交差点に進入するとします。

左方向から直進するクルマがあり、ドライバーからはそのクルマが確認できません。左方向から直進しているクルマに気が付かないまま交差点に進入しようとすると、まず警報が鳴ります。

それでも、停止しない場合、自動ブレーキが作動。衝突を回避、被害軽減することが可能です。こうした機能は、出会頭での衝突リスクをかなり低減されるなぁ、と実感しました。

その他、右折時の対向車や右左折時の歩行者や自転車への衝突回避もサポートしてくれます。こうした機能は、リアルワールドで多い衝突事故パターンに合致していて、より安全に走ることができます。

また、素晴らしいのは、新アイサイトが新型レヴォーグの全グレードに標準装備されていることです。グレードによって、安全装備に大きな差はないので、新型レヴォーグは、どのグレードを買っても安心です。

スバル レヴォーグ試乗の際には体験できなかったのですが、アイサイトXには、下記の機能があります。

・渋滞時発進アシスト

・50km/ h以下で使える渋滞時ハンズオフアシスト

・カーブ前・料金所前速度制御

・ウィンカーの操作に応じて車線変更を自動で行うアクティブレーンチェンジアシスト

・ドライバー異常時対応システム

アイサイトXは、「EX」がついているグレードに装着されています。

レポーター:樽美伶奈 クルマ、バイク好き女子。クルマはABARTH 595 Competizione。なんと、左ハンドルのMT車だ。 樽美伶奈Twitter 樽美伶奈youtube

 



 

スバル初! ZF製、電子制御ダンパーの乗り味は?


まず、電子制御ダンパーの開発者にお話しを聞きました。

「新型レヴォーグの電子制御ダンパーは、タイヤの動きを検知して、ボディに積んでいるCPUで減衰力を計算しています。減衰力が一番低い状態では、インプレッサ程度になっています。逆に最も高い減衰力は、WRXの一番硬いモデル程度となっていて、大きなふり幅をもっています。減衰力は、4段階のモード(スポーツ+、スポーツ、ノーマル、コンフォート)で分けています。単に柔らかい硬いだけではなく、各モードの中でも減衰力を上下させています。スポーツでも大きな衝撃が入れば、減衰力を下げます。また、コンフォートでも車体が大きくロールする場合、柔らかさの中にもしっかり感を出す事といった設定にしています。」

電子制御ダンパーの説明を聞いた後は、いよいよサーキット試乗です。新型レヴォーグと現行型のレヴォーグが用意されており、比較できるようになっていました。

スバル レヴォーグ

 



 

キレのあるハンドリングと、安定感抜群のAWD


スバル レヴォーグまず、電子制御ダンパーがついていない新型レヴォーグに試乗しました。新型レヴォーグのエンジンは、CA18型と呼ばれる新開発の1.8L水平対向ターボエンジンです。

従来モデルから、排気量が1.6Lから1.8Lになりました。当然出力はアップされていて、出力はは7psアップの177ps、トルクは50Nmアップの300Nmとなっています。単に排気量をアップしただけでなく、エンジンの全長を40mm小さくしているのも特徴です。

さらに、ミッションのリニアトロニック(CVT)も、約8割の部品を刷新していて、ほぼ新型といえ状態に進化しました。

ほぼ新型となったミッションと、リーン燃焼技術を採用したCB18型エンジンにより、燃費はJC08モード比で16.0㎞/Lから16.6㎞/Lへ向上しています。ただ、モーターなどの電動化技術が投入されなかった点が残念でした。

基本的に177psもの出力があるので、ストレートやコーナーからの脱出後の加速など、十分なものでした。低回転から300Nmという大トルクを発生しているので、低・中速での車速の伸びは良好。気持ちよく走れました。

ハンドリングは、キレッキレでした。ステアリングの操舵遅れなどは、ほとんど感じることはありません。ステアリングを操作した瞬間から、ノーズがスッと反応しイン側に向きます。まるで、スポーツカーのようでした。

試乗時は、大雨で路面が濡れていました。コーナーでは、とにかくどこでもズルズル滑る滑る。このウェット路面では、スバルAWDの良さが実感できました。リヤタイヤが滑るときなど、クルマの挙動が穏やかで、ゆっくりと滑り始めます。樽美のドラテクでも、十分に対応できるくらい懐の深さが魅力です。

すこし慣れてくると、リヤが滑っても軽くステアリングを戻しながらアクセルを踏み込んでいくと、軽く滑りながらも、グイグイとクルマは前に進みます。コントロール性に優れたAWDだと感じました。助手席に乗った時も、こうしたシーンでも恐怖を感じる事は一切なかったです。

スバル レヴォーグ

 



 

まったく異なるクルマに変身するドライブモードセレクト


スバル レヴォーグ次に電子制御ダンパーが装備されているSTI Sportの試乗です。車載カメラを装着していたのですが、電子制御ダンパーが無いモデルと見比べてみると、ひと目で分かるほど車体のロールが少ない! ロールが少ないので、より安定した姿勢で旋回できました。

注目のドライブモードセレクトは、コンフォート、ノーマル、スポーツ、スポーツ+と4つのモードをもっています。最もハードなスポーツ+とコンフォートでは、パワステ、ダンパー、AWDなどの設定が大きく異なり、まったく違うクルマに乗っているかのように変化します。走る場所によって、色々と設定できるので、運転する楽しみが増えますね。

そして、現行レヴォーグの試乗です。新型レヴォーグは、スバルの最新プラットフォームであるSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)が採用されています。乗ってすぐに感じたのが、新型より現行は重心が高いことです。重心が高いので、カーブでは新型ほどの安定感は感じませんでした。また、新型の方が静粛性も高く、フロアの振動も少ないように感じました。

現行レヴォーグが悪いというよりは、むしろ新型レヴォーグが良すぎるといった印象で、正直、進化の幅がもの凄いです。

スバル レヴォーグ

 



 

超お気にいり! センターインフォメーションディスプレイ


スバル レヴォーグ新型レヴォーグのインテリアで、まず、目についたのはセンターコンソールに設置された縦長の11.6インチのディスプレイです。iPadと比較すると、現在発売されている新型のiPad Pro(第4世代)は12.6インチです。これよりは小さいですが、他に発売されているiPad Pro11(第2世代)は11インチ、iPad Airは10.9インチ、iPadは10.2インチのため、上記3モデルよりは大きいものになります。何が言いたいかというと、とにかく大きいってことです。

しかも縦型なので、ナビを使用時には進行方向がより広くなっているので、とても見やすく、全体的なルートをつかみやすいのも特徴です。

このディスプレイはタブレット端末と同様の感覚で、タッチ操作が可能。ナビの表示・操作、ドライブモードの選択やエアコンの操作も可能となっています。
このディスプレイは、GT、GT-H、STIスポーツはメーカーオプション、EXがつくグレードには標準装備されています。

最近「自動運転」など、便利な機能がどうしてもニュースで目につきやすいですが、アイサイトは「運転支援」です。いずれ自動運転時代が来るのかもしれませんが、「何でもクルマ任せ」という考え方については、私はあまり好みません。

自動運転に近い機能があるアイサイトXは、ドライバーを疲労軽減するものであって、クルマ任せの運転できる機能ではないと思います。アイサイト機能があれば、安心だからと思って漫然と運転していては意味がありません。

アイサイトでも避けられない事故もあるでしょう。ドライバーは、従来通り注意深く運転しながら、それでも見逃してしまって起きるような事故を未然に防げるものであってほしいと願います。そんな私の想い通り、私の大好きなスバルは、期待通りの素敵なクルマを生み出してくれました。「新型レヴォーグ、本当に良いよ!」と、勧めてしまいたくなるほどです。クルマが好きで、大切な人、大切な家族がいる方には、是非選択して頂きたい1台です。

愛妻と乗るクルマにはアイサイトを(相変わらずのオヤジギャグ)・・・。

<レポート:樽美伶奈>

スバル レヴォーグ

 

 



 

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スバル レヴォーグ価格


スバル レヴォーグ・GT 3,102,000円

・GT EX  3,487,000円

・GT-H  3,322,000円

・GT-H EX  3,707,000円

・STI Sport  3,707,000円

・STI Sport EX  4,092,000円

 

2代目新型スバル レヴォーグ燃費、ボディサイズなどスペック


スバル レヴォーグ代表グレード レヴォーグSTI Sport

ボディサイズ 全長4,755×全幅1,795×全高1,500mm

ホイールベース 2,670mm

トレッド前/後 1,550/1,545mm

最小回転半径 5.5m

乗車定員 5 名

車両重量 1,580㎏

スバル レヴォーグエンジン種類 CB18型 水平対向4気筒DOHCターボ

排気量 1,795㏄

最高出力 177ps(130kW)/5,200~5,600rpm

最大トルク 300Nm/1,600~3,600rpm

燃費 13.6㎞/L(WLTCモード)

トランスミッション リニアトロニック(CVT)

サスペンション 前:ストラット 後:ダブルウィッシュボーン

 

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