なんば・新歌舞伎座跡地に 伝統の意匠を継いだホテルが誕生

CREA WEB / 2020年4月1日 7時0分

伝統と革新が調和した新ランドマーク「ホテルロイヤルクラシック大阪」

 昭和33年(1958年)の開場以降、長きにわたって大阪の人々に愛されてきた「大阪・新歌舞伎座」。

 その跡地に2019年12月、「ホテルロイヤルクラシック大阪」がグランドオープンした。


かつての「新歌舞伎座」の唐破風(からはふ)が連なる華麗な佇まいと意匠を引き継ぎ、低層部に復元。そして高層部は繊細でダイナミックなデザインを採用した、伝統と革新が調和する外観が印象的。

 平成21年(2009年)に閉館した「大阪・新歌舞伎座」の伝統的な意匠を継承する美しいランドマーク。そんな「ホテルロイヤルクラシック大阪」を手掛けたのは、世界的建築家の隈 研吾氏だ。

 連なる唐破風(からはふ)が「大阪・新歌舞伎座」を彷彿とさせる外観が印象的なホテルの中へと足を踏み入れると、そこに広がるのは、隈研吾氏設計ならではの“格子模様や直線美が生む和モダンな空間”。

 館内には木のぬくもりを感じられる設えが細部にまで施され、日本独自の美意識が息づいている。


客室は高さに変化のある天井が特徴。屋根のような独自のデザインを多くの客室に採用することで、独立した個別の家屋にいるような雰囲気をもたらしている。写真は、プレミアム・ツインルーム。

 客室数は、スイート9室を含む全150室。全室に照明・空調・アラーム・メッセージなどのコントロールができる客室タブレットを導入。

 これによって利便性を高めるだけではなく、全150室という規模だからこそできる、ゲスト一人ひとりの要望に合わせたハイクオリティなサービスの実現を目指すという。


12~19階の各フロアに1部屋ずつ設けられた「スイート」。東側一面に大きな窓面をとったリビングエリアからは、御堂筋や大阪の街が一望できる。

ビジター利用OKの レストランやスパにも注目!


ホテル最上階に設けられた「バーラウンジ雲雲 ~KUMOKUMO~」。夜景は圧巻の美しさ。

 大阪・なんばというロケーションを活かした、飲食施設にも注目したい。

 ウォークインで気軽に利用できるようにと、1階には御堂筋に面したオープンカフェ、2階にはビュッフェスタイル(ランチ&ディナー)のレストランを用意。

 このほかビジター利用できる施設には、最上階(20階)のバーラウンジ、地下1階の世界的オーガニックコスメブランド“ロクシタン”プロデュースの「リラクゼーションサロン ラヴィラ スパ」がある。


ホテル宿泊者の朝食専用レストラン「ハフ」。

 さらにもうひとつこのホテルの特徴として見逃せないのが、館内を彩るアートの数々だ。

 美術画廊「ホワイトストーンギャラリー」、東京藝術大学・特任教授の伊東順二氏と提携し、館内のパブリックスペースには100点を超す現代美術が展示されている。

 展示作品は、季節やホテルのイベントなどに合わせて順次の入れ替えを予定しているというから、訪れるたびに新たな刺激と感動が味わえる“ホテル&ミュージアム”体験も楽しめるのだ。

ホテルロイヤルクラシック大阪

所在地 大阪府大阪市中央区難波4-3-3
電話番号 06-6633-0030(代)
https://hotel-royalclassic.jp/

文=立花奈緒(ブレーンシップ)

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