しつこいニキビループから脱出! 痕にしない正しい顔&ボディケア

CREA WEB / 2020年4月5日 7時0分

 慢性的に悩まされている人はもちろん、時々ぽつっとできるニキビに気分が落ちること、誰にでもあるのでは?

 そんな毎日のテンションに深く関わるニキビの本当を今一度。

 山王メディカルクリニック院長の宮地百子先生にニキビの原因や正しいケア方法について伺いました。


正しいケアで ニキビループから脱出


 繰り返し悩まされる人も多いニキビは、本来はしっかりとケアすれば治せるものなのに、様々な情報に惑わされてしまい、正しいケア方法を分かっていない人が多いのも現状、と教えてくれたのは皮膚科医の宮地百子先生。

「ニキビ=過剰な皮脂分泌によるものと考えている人も多いと思いますが、その大前提として、肌の角化(角質がたまっている状態)が大きく関わっています。

 角質がたまった肌に皮脂が多く分泌することで、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖していくのです。

 特に背中や胸まわりは、顔に比べて皮脂の分泌量が多いのはもちろん、衣類との摩擦などにより皮膚が硬くなり角質がたまりやすいエリア。

 繰り返し同じ部位にニキビができる場合には、肌の角化をケアすることが欠かせません。

 AHA(フルーツ酸)など角質ケア効果のあるコスメは肌のターンオーバーを促すので、ニキビのできにくい肌状態に整える効果があります」(宮地百子先生)

●ニキビの原因(FACE)

・皮膚の角化によって毛穴が詰まりアクネ菌が繁殖するため。
・ホルモンの乱れや乾燥により皮脂の分泌が過剰になるから。
・糖質過多で血糖値が急上昇すると皮膚が角化しやすい状態に。
・肌の代謝が悪い、角質がたまりやすいなどの体質によるもの。

糖質制限はニキビにも効果的

 加えて肌ケアに欠かせないのが毎日の生活習慣。最近では血糖値の上昇とニキビの関係もわかってきているのだとか。

「チョコレートやナッツがニキビによくないというのは以前から言われていることですが、それは食べ過ぎることで血糖値が上がるため。

 ニキビができやすい生理前などは炭水化物を控えるなど食生活にも気をつけてみてください。

 ただし、慢性的なニキビで悩んでいるのなら一度皮膚科を頼ってみてください。ニキビは病気と捉えましょう。正しいニキビ治療をすることはアンチエイジングにもつながりますよ」


ニキビケアのポイント

□ 甘いものや炭水化物の摂り過ぎに注意する。
□ 油分が多いコスメは避け保湿はしっかりと。
□ フルーツ酸などの角質ケアを取り入れる。
□ ゴシゴシこするなど肌に摩擦を与えない。

ニキビをポジティブに捉えられるかも?

学生時代、ニキビで恋愛占いをしていた人も多いのでは? 額にできたニキビは「思いニキビ」、アゴにできたニキビは「思われニキビ」、左頰は「振りニキビ」、右頰は「振られニキビ」……。ニキビも占いに絡めて楽しくポジティブに!

夏本番! ボディも正しいニキビケアを


 基本的にニキビのできる原因は顔も体も同じ。

 ただし、ボディはセルフケアが難しかったり自分では気づきにくいことも多いので、今一度チェックを。

●ニキビの原因(BODY)

・胸まわりは皮脂の分泌が多いためニキビができやすい。
・胸や背中は顔とは治療法が異なる、マラセチア菌が原因の可能性も。
・ヒップラインは下着との摩擦で角化したり色素沈着が起こりがち。
・長時間座りっぱなしの姿勢がお尻の肌の角化を招くことに。


ボディケアのポイント

□ コットンやシルクなど肌に優しい下着がおすすめ。
□ 強くこすらず泡で優しく洗い入浴後は化粧水で保湿を。
□ 黒く色素沈着したニキビ痕にはビタミンや美白ケアが効果的。


ニキビができたらやっている。これって正しい?

Q:敏感肌用のコスメを使っています。

A:高保湿で刺激が少ないものがベスト。オイルフリーの水溶性コスメもニキビには効果的です。

Q:栄養補助として サプリを摂取していますが……。

A:予防にはビタミンB2、B6を、ニキビ痕にはビタミンCが効果的。食事はバランスよくとりましょう。

Q:ニキビができたときは 小さくても皮膚科に行きます。

A:ニキビひとつでももちろんOK。皮膚科治療で満足度の高いケアができますよ。

Q:ニキビに効くと 噂のオイルを塗っていますが……。

A:基本的にオイルを塗るのは毛穴が詰まる原因になり、酸化もするのでおすすめできません。

Q:クレンジングオイルで しっかりメイクを落としています。

A:オイルは化粧を落とし、毛穴をきれいにしてくれますが、洗い残しがあるとNGなのでW洗顔は必須です。そのあとにしっかり保湿することも大切ですよ。

Q:チョコレートやナッツを つい食べ過ぎてしまいます。

A:チョコレートもナッツも正しく食べれば大丈夫。食べ過ぎは血糖値の急激な上昇を引き起こすのでNG。チョコレートならカカオ成分が多めのものを。ナッツは素焼きのものがおすすめ。

宮地百子(みやじももこ)先生

皮膚科医。山王メディカルクリニック院長。米国マイアミ大学皮膚科などでニキビ治療を中心とした臨床を経験。最新のニキビ治療はもちろん、健康的な肌との向き合い方を提案。

Text=Mika Hatanaka
Illustrations=Haruka Toshimitsu

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