暮らしの達人に聞く“スタメン食器” とにかく便利「カレー・パスタ皿」篇

CREA WEB / 2021年2月25日 17時0分

暮らしのスタメンアイテム「カレー・パスタ皿」篇

 モノ選びの達人でもある暮らしの達人は、ふだんどんな食器を使っているの? なかでも出番の多い“スタメン”アイテムについて聞いてみました。サイズ? 形状? 手触り? 頻繁に使用する理由にも注目です。


◆暮らしの達人01

森かおるさん(料理家)
かもしか道具店の器


写真左のかもしか道具店の器を愛用。同じ型のものは現在取り扱いなし。Photo/Haruka Ito

和食も洋食もこれさえあれば

 京都で「Relish食堂」を営む森かおるさんが、お店のメイン皿としても使っている三重県・山口陶器のオリジナルブランド「かもしか道具店」の器。

「和テイストなのに洋風のお料理にもよく合います。少しすり鉢型になっているので、汁けのあるものもバランスよく盛り付けられますよ。パスタ、サラダ、煮物など、和洋の幅広い料理に使えます」

 シンプルな白い器はコーディネートのしやすさでもピカいち。料理の色も映え、おいしそうに見せてくれます。

 かもしか道具店では、萬古焼の土物の器、半磁器、強度の高いストーンウェアなど、オリジナルで様々な日常の器を製作、販売しています。

 直営のオンラインショップがありますが、森さんが使用している写真の器と同じものは現在取り扱いがありません。

Relish

http://www.relish-style.com

◆暮らしの達人02

masudaさん(インスタグラマー)
わかさま陶芸の朝顔鉢


わかさま陶芸の直営のオンラインショップで購入可能 2,200円。Photo/masuda

深みのある青としのぎ模様が美しい

 インスタにミニマルな暮らしを公開しているmasudaさん。すっきりと整えられた美しい空間や収納に、思わずため息が出てしまいます。

 そんなミニマリストが吟味の末、選んだのは鮮やかなターコイズブルーの器。益子の窯元「わかさま陶芸」のシャビーターコイズシリーズ「朝顔鉢」です。

「直径約21.5センチの中サイズは、1人分の食事の盛り付けに大活躍。パスタやカレーのほか、チャーハンや丼もの、炒め物や煮物など、この器ひとつで済んでしまうので、とにかく便利です。自分の仕事をしっかりこなしてくれる堅実なこの器の利用頻度は、食事の器の中ではトップクラスです」と大絶賛。

 華やかだけれど落ち着きのある青は、地味な色の料理もおいしそうに見せてくれると言います。

 手作業で1本ずつ放射状に入れられた「しのぎ模様」も味わい深く、「釉薬が薄くなっているところは土の色が見えて味がある」のだとか。

 和食器ながら、ちょっと北欧のテイストも感じられるおしゃれな器。食事のたびに気分が上がりそうです。


ほどよい深さがカレーやパスタのほか、炒め物や煮物にもぴったり。Photo/masuda

Photo/masuda

masuda

Instagram @kurashi_camera

◆暮らしの達人03

吉沼弓美子さん(料理家/フードコーディネーター)
リチャード・ジノリのインペロホワイト ディナープレート27cmとスーププレート24cm


リチャード・ジノリのインペロホワイト。3,740円前後。Photo/Yumiko Yoshinuma

クリアな白と薄さに高級感たっぷり

 イタリア料理の専門家、吉沼弓美子さんが愛用しているのはクリアな白が美しい「リチャード・ジノリ」のインペロホワイトです。

 ディナープレートとスーププレートを、カレー、パスタ、シチュー、メイン料理などの洋食全般に活用していて、料理教室や撮影用に、それぞれ8枚ずつ揃えているそう。

「リチャード・ジノリを代表するインペロシリーズの、色柄を入れる前のプレートです。ホワイトは業務用として使われることが多いと思いますが、他の業務用食器に比べて薄いので高級感があり、どんな料理にも合わせやすいんです」

 飽きのこない万能のプレートは早くも食器棚の10年選手になっているそう。

 かぎりなくシンプルで高級感あふれるプレートに盛り付ければ、いつもの料理がちょっと格上げされそうです。

 ディナープレート、スーププレートともにネット通販で購入可能。

Yumiko Yoshinuma

Instagram @yoshinumay

◆暮らしの達人04

大谷優依さん(インテリアスタイリスト)
菅原工房のやちむん


菅原工房のやちむん。生活用品と器の店「ロク」で購入。Photo/Yui Otani

食卓にアクセントを添える沖縄の器

 スタイリストの大谷優依さんが3年ほど愛用しているのが「やちむん」です。

 やちむんとは、沖縄の方言で「焼き物」を意味し、沖縄で作られる茶碗や器などの陶器全般をさします。

 鮮やかな色合い、躍動感あふれるダイナミックな文様が特徴で、ひとつあると食卓がぐっと華やかに。

「やちむんは私の生活の中では少々派手かなと思っていたのですが、菅原工房さんのものは絵付けに歪みやにじみがあるのと、色合いがグレーっぽい藍色なのでとても好みです。少し深さがあってちょうどいい大きさ。煮物、炒め物、パスタなどに」


黒系の器、箸との相性も抜群。Photo/Yui Otani

「いつも菅原工房さんの器を探していますが、ほとんどお目にかかれないんです」というほど人気の窯元。渋めの落ち着いた色合いの器は、手持ちの器ともしっくりなじみ、食卓をぐっと大人っぽくしているようです。

 数が少なく、入手困難な一品ですが、大谷さんは京都にある生活用品と器の店「ロク」で購入。気になる方は入荷状況をぜひマメにチェックしてみてください。

Yui Otani

Instagram @otaniyui

◆暮らしの達人05

ジェゲデ真琴さん(「縷縷 LuLu」店主)
庄司理恵さんのボート皿


庄司理恵さんのボート皿 6,416円(税込)。Photo/Dzegede Makoto

釉薬の表情が温かく盛り付けやすい楕円皿

 日用品の店「縷縷 LuLu」を営むジェゲデさんが愛用しているのは、お店でも扱っているボート形の器。千葉県流山市に工房を構える陶芸作家、庄司理恵さんの器です。

 独特の質感は「わら灰釉」。表情に深み、温かみを感じるのもお気に入りの理由。

「細長く、立ち上がりがあるのでカレーやオムライス、チャーハンなどがすくいやすいんです」とジェゲデさん。

「見た目は重そうに見えるかもしれませんが、洗い物も苦にならず、電子レンジの使用も可能。女性作家さんならではのデザインと機能性が考えられた器だと思います」

 長径29センチ、短径18.3センチの楕円形はテーブルの上でも省スペースなうえ、盛り付けが決まりやすいメリットも。ジェゲデさんの店「縷縷 LuLu」でも購入可能です。


Photo/Dzegede Makoto

縷縷 LuLu

https://www.luluweb.com/

文=前中葉子

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