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部屋に「秋」を招く切り花5選 花を飾って四季の移ろいを感じよう

CREA WEB / 2021年9月25日 8時0分


 気づけば9月ももう下旬。コロナ禍で外出の機会が減り、春も、夏も、知らぬ間に終わっていた……なんて人も多いはず。

 そこで、フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが、部屋に秋を呼び込める、今が旬のお花をピックアップ。今こそ、小さな秋をゆったりと味わって。


 近年気候の変動が激しく、雨続きの涼しい夏だったり、暑い秋だったり、突然寒い冬が訪れたり、天気や気候から季節を感じることが難しくなっているように感じます。

 四季の移り変わりが美しい日本、せっかくなら季節を感じながら過ごしていきたいものです。

 そこで、部屋に秋を呼び込む切り花をいくつかセレクトしてみました。

 秋は、春に次いで花の種類が豊富な季節です。お花屋さんで秋ならではの花を探して、部屋に飾ってみましょう。

◆オミナエシ


オミナエシ。

 オミナエシ(女郎花)は秋の七草のひとつで、和歌でとても好まれました。その人気は、「女郎花合せ」といって、和歌を添えた女郎花を持ち寄ってどれが一番美しいか競う遊びがあったほど。

 万葉人のセンスに思いをはせながら、和の器に生けてみましょう。和の器がなければ徳利などを利用しても素敵に飾れます。


◆コスモス


コスモス。

 コスモスはメキシコ原産で、乾燥に強く、道端などで咲いているのを見かけることもあるタフな花です。

 切り花のコスモスも長持ちしますが、水が下がりやすいので、くたっとしてしまったときは、茎を切って深い水につけておくとシャキッとします。

 また、花の中心の花粉の部分が、粉っぽくなって花粉が散っているのは古い証拠です。花粉がピシッと締まった新鮮なものを選びましょう。


◆パンパスグラス


パンパスグラス。

 パンパスグラスは、ススキと同じイネ科の植物で、ススキを大きくしたようなダイナミックが姿が魅力的です。

 1メートル近くにもなるパンパスグラスは、傘立てを活用して飾るのがおすすめです。

◆ダリア「黒蝶」


ダリア「黒蝶」。

 深いワインレッドのカラーリング、ベルベットのような質感、躍動的な花びらのうねり……見る人に鮮烈な印象を与えるダリアが「黒蝶」という品種です。

 黒蝶のシックな色には、金のあしらいのある花器がよく合います。ゆったりと生けて、黒蝶のもつ王者のような風格を存分に楽しみましょう。


◆秋色アジサイ


秋色アジサイ。

 6月頃に咲くいわゆる通常のアジサイの花房を切らずにそのまま残し、夏を越えて秋ごろまで育てたアジサイのことを秋色アジサイと呼んでいます。

 緑や赤の色が入ったり、グレーっぽくなったり、色に深みが増し、質感も少しカサカサとした印象に。

 花屋さんではこの時期、色とりどりの秋色アジサイが並んでいます。アンティークコッパーの水差しが秋色によく似合います。


 古来より秋を告げる花として親しまれてきた花や、近年人気が出てきて新しい秋の顔となった花など、バラエティー豊かなラインナップでしたが、お気に入りの花はありましたか?

 気になるものがあったら、ぜひ花屋さんに立ち寄って、秋をご自宅に持ち帰って楽しんでみてください。


佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。’17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌

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