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11年連続日本一に輝いた支笏湖ブルー 札幌から気軽に行ける湖畔リゾートで 紅葉が美しい温泉街と湖の青を楽しむ

CREA WEB / 2021年10月9日 13時0分

#232 Lake Shikotsu
支笏湖(北海道)


“支笏湖ブルー”と呼ばれる美しい青をたたえた湖面。

 札幌から車で1時間ちょっと、新千歳空港から約40分。札幌から気軽に行ける湖畔リゾートにして、支笏洞爺国立公園の豊かな自然に触れられる支笏湖。

 支笏湖の特徴は、最深部で360メートルを超える全国2位の深さ(1位は秋田県田沢湖)。深度がある分、周囲は約40キロメートルと琵琶湖の約9分の1の面積ながら、貯水量はその4分の3もあるとか。


スワンボートや水中遊覧船など、いろんな楽しみ方ができます。

かつて活躍した山線鉄橋から見た、支笏湖へ流入する千歳川。

 そんな深さと冬季の強い西風によって湖面が結氷することがめったになく、日本最北の不凍湖でもあります。

 また、クリアな湖水は透明度20メートル以上、時に30.7メートルをも記録。その水質の良さは、環境省の湖沼の水質調査で2007年から11年連続で日本一に君臨したほどです。


水際は周囲の緑が反射するのか、緑がかったブルーに見えます。

 そんな清らかな水をたたえた支笏湖の独特な色は、“支笏湖ブルー”と呼ばれています。夏はミズナラやイタヤカエデの木々の緑が穏やかな湖面に反射し、水際では緑がかったブルー、沖に出るにつれ澄んだブルーのグラデーションが愛でられます。

 そんな支笏湖が誕生したのは、今から約4万年前の火山活動によって(諸説あり)。


山の背後にちょこんと見えるプリンのような山容が樽前山。

 風不死岳(ふっぷしだけ)、続いて恵庭岳(えにわだけ)、樽前山(たるまえさん)の順で、1,000メートルを超える山々が外輪山として出現し、ひょうたん形のカルデラ湖、支笏湖が形成されました。

 ちなみに、支笏湖はアイヌの言葉で「シ・コツ」、これは「大きな窪地」という意味。でもこの名前、カルデラ湖とは関係ないそうです。

支笏湖の滞在の拠点となるのは温泉街

 支笏湖で確認された魚種は14種前後。そのうち、在来種はアメマスとハナカジカのみ。支笏湖の名物になっているチップ(ヒメマス)は阿寒湖からやってきました。


夏の間、解禁されるチップ漁。

ポロピナイカンパニーでは初心者でも釣り体験が。

 1894年に阿寒湖から移入され、同時に孵化場が建てられ、その翌年に初放流。それから2年後、生まれ故郷の支笏湖にチップたちは戻り、初の回帰に成功。

「水清ければ魚棲まず」といいますが、チップにとって清き水と、低い水温の支笏湖は、棲むにはぴったりの環境だったのですね。

 湖畔のレストランや宿泊先でチップ料理に出会うのも、支笏湖の楽しみです。


芝生の庭に築かれた、「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌(うた)」の足湯。

 支笏湖の滞在の拠点となるのは、温泉街。“温泉街”といっても、あちこちで湯煙が立ち昇る中を浴衣姿でカラコロ歩く、といった風情とは異なります。やはり国立公園ゆえ、豊かな自然が主役になっています。

 今回は、道内で13軒の温泉旅館などを展開している鶴雅グループのリゾート2軒をチョイス。北海道ならではの大きな自然とアイヌの歴史や文化など、北の大地の魅力を詰め込んだリゾートブランドです。

 憧れは、このリゾートグループが誇る“座”シリーズでも最高峰の「しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座」(以下、碧の座)。


広さ210平方メートル以上ある、「エグゼクティブ スイートヴィラ」。

 湖からやや離れつつも高台にあり、スイートタイプの全25の客室はすべてレイクビュー。広々としたテラスにはプライベートスパ(露天温泉)のほか、デイベッド、ハンギングチェアなどが置かれ、くつろぎの時間を過ごすことができます。


エグゼクティブ スイートヴィラのテラス。居心地のいいスペースです。

秋は紅葉と支笏湖ブルーのコントラストが見どころ

 碧の座はプレミアム感たっぷりな、オールインクルーシブ制。飲食のみならず、新千歳空港からの送迎や、英国王室御用達のシャンパンのフルボトルにフルーツを添えたウェルカムサービス、夕暮れには水庭に面したラウンジでシャンパンのフリーフローも。


夕方のお楽しみ、シャンパンのフリーフロー。ファイヤーピットを眺めながら、ディナー前の時間をゆっくりと。

 もちろん料理もえりすぐり。ほぼ道内でしかお目にかかれないみついし牛や噴火湾の毛ガニ、ヒメマス(チップ)など、この地ならではの食が楽しめます。季節やその日の仕入れによってメニューは変わります。

 さらに藍染め体験やアイヌ民族衣装のロケーションフォト、日本茶のお点前体験なども宿泊料に含まれています。


無料で体験できる藍染め。ビー玉や割りばしを使って、模様を作ります。

有料ではあるけれど、ぜひ体験したいトリートメント。支笏湖からのパワーをいただけそう。

 もうひとつの「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌(うた)」(以下、水の謌)はホリスティックにウェルネスを体験できます。


水の謌のアイコンとなっている、ゲストラウンジ中央のファイヤーピット。夕方、焼きマシュマロのサービスが。

 “美人の湯”と称される温泉や、ヘルシーな食事、アクティビティなどを通して、よく眠り、よく食べ、よく動き、癒やされる、そんな健康と美、心のバランスが取り戻せるリゾートです。

 日帰りのランチビュッフェやエステとのセットでも温泉「しこつ美湯」は利用できるので、日帰り旅に立ち寄るのも手でしょう。


“美人の湯”「しこつ美湯」でお肌磨き。

電動アシスト機能付きのe-バイクなら、温泉街から約8キロ離れたポロピナイカンパニーへも30分足らずで行けます。

 10月の声を聞くと、秋が足早に訪れます。紅葉で赤や黄色に染まった鮮やかな外輪山と支笏湖ブルーの湖面のコントラストが見どころ。北海道旅行のシメに、空港へ向かう前に訪れるのも、おすすめです。

支笏湖

●アクセス 新千歳空港から車で約40分。(鶴雅グループのリゾートのゲストは新千歳空港、JR千歳駅、JR南千歳駅から無料送迎バスあり。3日前の20:00までに予約を。日帰りでもOK)
●おすすめステイ先1 しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座
https://www.aonoza.com/
●おすすめステイ先2 しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌
https://www.mizunouta.com/


古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。
●オフィシャルサイト https://www.chieko-koseki.com/

文・撮影=古関千恵子

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