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いつもの料理をマレーシア風に味変! 簡単すぎるちょい足しアイデア10選

CREA WEB / 2021年10月20日 17時0分

おつまみから甘いものまで。絶品ちょい足しアイデア

 マレーシアごはん並びにアジア料理好きのみなさんへ。今回は、ちょっとした告白をば。

 わたくし、ついやってしまう“ちょい足し”があるのです。

 本場の味からはほど遠く、マレーシア風と言うのも気が引けるのですが、近所のスーパーで買えるあれこれで手軽にできる、ちょい足しアイデアをご紹介します。

ちょい足しアイデア 夜ごはん&おつまみ篇

◆ピリッと辛い唐辛子しょうゆを焼き魚や冷や奴に


しょうゆに輪切りの唐辛子を加え、焼き魚のタレ(皿中央)にする。

 唐辛子しょうゆ、万能です! 唐辛子は食べずに辛みがしみ出たしょうゆだけを使うのがコツ。ほどよい辛みは食欲とやる気スイッチを刺激。焼き魚でも冷や奴でも何にでも合います。

 マレーシアでは、バクテー、チャー・クイティオなどのタレとしておなじみ。刻みにんにくを加えると、より現地の味になりますよ。

◆“食べるラー油”を何にでもかける


厚揚げにもやしをのせ“食べるラー油”をたっぷりかける。

 厚揚げ、もやし、オクラ、ナス、ゆで卵。これらにおなじみの“食べるラー油”をドバドバかけています。にんにくが香る旨辛味、とくに厚揚げとの相性は抜群!

 なぜ“食べるラー油”かというと、マレーシア料理の味の決め手、辛味調味料「サンバル」に似ているから。

 唐辛子、にんにく、玉ねぎなどをペーストにして油でじっくり炒めたサンバルは、ゆで野菜のタレやご飯のおとも、野菜炒めなど、あらゆるマレーシア料理に使われています。

 つまり、サンバル代わりに“食べるラー油”を活用しているのです。

◆焼きそばなど麺の具に魚の練りものを使う


カップ焼きそばにさつま揚げをトッピングする。

 焼きそばと練りもの、これが合うんです。やわらか食感の似たもの同士で、練りものの旨みは麺類の具にぴったり。そのまま食べられる練りものなら、後のせもできてラクチン。

 これはマレーシアのミーゴレンをイメージした味変。マレーシアでは、ミーゴレンだけでなく、カレー麺や鶏スープ麺にも、魚のすり身を具によく使います。そしてこちらも、サンバル代わりに“食べるラー油”をのせればパーフェクト。

 それに、後のせ、というのもポイント。後のせにして、ひとつの皿のなかで、辛かったり辛くなかったりと、いろんな味を楽しむのがマレーシア流。

◆煮干しとピーナッツのおつまみをお酒のあてに


揚げた煮干しとピーナッツをあえる。

 お酒のあてには、これ。煮干しのほのかな苦みとピーナッツのコクが、それはもう、よく合います。魚の濃い風味にカリッとした食感。日本酒にもビールにも相性バッチリです。

 煮干しとピーナッツの組み合わせ、日本ではあまり想像できませんが、マレーシアではかなりメジャー。これにジャガイモやソーセージを加えて、チリソースで炒めたご飯のおかずも人気です。

 作り方は、煮干しとピーナッツを別々に素揚げ。水分を飛ばすようにカリッと揚げるのがコツです。それを混ぜたらできあがり。日持ちがするので、大量に作って、“柿の種”感覚で冷蔵庫に常備しています。

ちょい足しアイデア ブランチ篇

◆シュガートーストに温泉卵を合わせる


バタートーストに砂糖をふりかけ、卵は温泉卵にする。

 休日のブランチは、これ。フライパンにバターを溶かして食パンの両面をこんがり焼いたら、砂糖をまんべんなくふりかけ、温泉卵にからめて食べます。


甘じょっぱいトーストとまろやかな黄身の相性が最高です。

 この食べ方はマレーシアの友人に教わったもの。以前ペナンの屋台でカヤトーストを注文したところ、あいにく売り切れで「じゃ、これで」と友人が目の前で披露してくれました。

 カヤジャムがなくても、“甘塩とろりん”の魅惑の味が楽しめます。

◆オムレツにスイートチリソース


ケチャップ代わりにスイートチリソースを使う。

 オムレツ、唐揚げ、フライドポテト、野菜天、揚げワンタンなどに、スイートチリソースをこれまたドバドバかけています。卵料理と揚げものにはスイートチリソース。これ、マレーシア風・味変の鉄則です。

 ちなみに、日本のスーパーで売っているスイートチリソースはタイ産のものが多いのですが、できればマレーシア産(LifeとMaggiブランドが日本で購入可)がおすすめ。酸味が少なく、甘い味なので、日本の食卓にもよくなじみます。

◆KFCにスイートチリソース


フライドチキン、フライドポテトにスイートチリソースをたっぷりつける。

 月に1回はケンタッキーデーを設けて、スイートチリソース祭りをしています。この黄金コンビを味わえば、心はもうマレーシア。

 マレーシア人にとって、ケンタッキーのフライドチキンとフライドポテトにスイートチリソースがないのは、寿司にしょうゆがないようなもの。スイートチリソース、冷蔵庫に常備しておきましょう。

◆カレーに塩卵をトッピングする


アヒルの卵を塩漬けにした塩卵(中国食材店で購入可)をカレーに添える。

 塩卵のしょっぱさと黄身のまろやかさが、カレーによく合うんです。カレーと卵が好きなら、間違いなくハマります。

 これは現地のナシカンダーで、マレーシアの友人から教わった食べ方。初めて見たときは、えっ!? と驚いたのですが、やってみたら、いい!

 塩卵を少しずつ混ぜながら食べると、味のアクセントになって、カレーもご飯もすすみます。

 高菜漬けなど漬けものや、昨晩のおかずの残りなど、冷蔵庫にあるものを何でも一緒の皿にのせて、混ぜて食べるのもマレーシア流。

 カレーは単体で食べるというより、ソース感覚でいろんな味と組み合わせています。

ちょい足しアイデア 甘いもの篇

◆紅茶に練乳で甘みを加える


濃いめの紅茶に練乳を加える。1杯分で大さじ1が目安。

 紅茶に練乳といえば、マレーシアの国民的ドリンク、テタレです。紅茶のほのかな渋みに、練乳のまろやかな甘みがマッチ度100点満点。

 仕事で疲れた日に、お酒を飲んだときのシメに、スパイシーなカレーに合わせるのもいいですよ。

◆豆腐に黒蜜をかけてスイーツにする


絹ごし豆腐に黒蜜をたっぷりかける。

 豆腐に黒蜜をかけるだけ。シンプルながらも、アジアの香りがするスイーツです。日本では、台湾スイーツとして人気の豆花、マレーシアでは「豆腐花」とよばれ、こんなふうに砂糖のシロップをかけて食べます。


豆腐の表面を薄く削るように器に盛り付けると現地っぽい。

 豆腐は、舌触りがなめらかで、味の濃い豆腐がおすすめ。私はいつも「特濃ケンちゃん」豆腐を使っています。

 以上、簡単すぎるちょい足しアイデア10選。遊び心を全開にして味わってみて下さい。


マレーシアごはんの会
古川 音(ふるかわ おと)

「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもつ。近著は『マレーシア 地元で愛される名物食堂』(ダイヤモンド社)。
オフィシャルサイト http://malaysianfood.org/

文・写真=古川音(マレーシアごはんの会)

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