1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

村そのものを再生させたホテルやマルセル・プルースト追憶の芸術宿 復活の物語を持つ【伝説ホテル7選】

CREA WEB / 2023年12月8日 9時0分

 尊き遺産を次世代に繋ぐ、再生のホテルが開業ラッシュ。世界中から選りすぐりのホテルを7軒ご紹介。


旧診療所がホテルとなり村を再生

◆the comodo(ザ・コモド)
[オーストラリア]


木の温もり溢れるガーデンスイート”から眺める銀世界は格別。

 オーストリア最大の国立公園、ホーエ タウエルンの端にあるバード・ガシュタインに2023年1月、かつての診療所を再利用した粋なデザインホテルが誕生。


味わいのあるヴィンテージ家具が配された客室。

 古くから温泉やハイキング、そして豊かな自然を求めて皇帝や皇后たちが訪れたこの地も、2000年代初頭には多くの建物が放棄され衰退の一途を辿った。

 新進気鋭のアーティストやデザイナーたちが作り上げた当ホテルが生まれたことにより、村は再び活気を取り戻した。


アルプス山脈が望め、心地よい朝の光が降り注ぐバルコニー。

 古き良きものと新しいものが織り交ぜられたアート作品の数々や、ファーム・トゥ テーブルを意識した美食、ガシュタイン温泉水を使用したスパなどが楽しめる。


地元の農家などから仕入れた新鮮な食材を生かしたメニューを提供するレストラン。

the comodo(ザ・コモド)

所在地 Kaiserhofstraße 18 5640 Bad Gastein, Austria
電話番号 +43 6434 304 32
客室数 70室
料金(1室) 268ユーロ~(2名利用、朝食付き)
https://www.thecomodo.com/

マルセル・プルースト追憶の芸術宿

◆Maison Proust(メゾン・プルースト)
[フランス]


ルノワールの名を冠したジュニアスイート。すべての部屋にテーマが設けられ、絵画、生地、カラーなどが統一されている。

 2022年、20世紀の大作家マルセル・プルーストの没後100周年を記念し、パリの歴史あるマレ地区に開業。代表作『失われた時を求めて』へのオマージュとして、ベルエポック時代のパリの華やかなサロンを再現した。


一つひとつの部屋に物語が。

 貴族や王族、芸術や政界の著名人達が集い、パリが美と文化の頂点に君臨した黄金時代の輝きを甦らせた。フランスの著名なデコレーターであるジャック・ガルシア氏がセレクトした絵画やアート作品に囲まれ、その時代の芸術に優雅に浸ることができる。


読書に最適なライティングデスクも。趣あるインテリアはまるで物語の中に身を置いているかのような気分に。

 23の客室とスイートは、それぞれプルーストの世界を彩った人物にちなんだユニークなテーマで装飾が施されている。

 ラ・メールとのコラボレーションスパは、プルーストの幼少期の家から着想を得たというインテリアで物語を感じる場所に。


小説家エミール・ゾラをイメージしたテキスタイル。

Maison Proust(メゾン・プルースト)

所在地 26 Rue de Picardie, 75003 Paris, France
電話番号 +33 1 86 54 55 55
客室数 23室
料金(1室) 650ユーロ~(税別)
https://www.maison-proust.com/en/maison-proust/

伝説のホテルがエコリゾートとして再出発

◆Kona Village, A Rosewood Resort(コナ・ビレッジ・ローズウッド・リゾート)
[ハワイ島]


旧リゾートと同じく茅葺き屋根に。茅はリサイクル素材を使用。

 手付かずの自然が残るハワイ島のコナコーストにかつてあったホテル「コナ・ビレッジ・リゾート」。

 2011年の地震による津波の影響で閉鎖し、7年間の改築工事の末、2023年7月にローズウッド・リゾートのハワイ初のホテルとして生まれ変わった。


客室の多くはラナイ付き。

 建物にはリサイクル建材や環境に配慮した塗料などを使用するほか、100%太陽光発電による電力を供給。環境保護を最優先にしたエコリゾートには、150の独立したコテージが配され、建築、インテリアに地域の伝統的なデザインが用いられている。

 受け継がれてきたホスピタリティ“ホオキパ”と豊かな自然が、穏やかな安息をもたらしてくれる。

Kona Village, A Rosewood Resort(コナ・ビレッジ・ローズウッド・リゾート)

所在地 72-300 Maheawalu Drive, Kailua-Kona, HI 96740 Hawaii, United States
電話番号 +1 808 865 2545
客室数 150室
料金(1室) 1,725ドル~(2名利用)
https://www.rosewoodhotels.com/en/kona-village

ロッキー山脈に囲まれた古城ホテル

◆Fairmont Banff Springs(フェアモント・バンフ・スプリングス)
[カナダ]


バンフの町とともに歴史を紡いできた伝統的なホテル。森の中に佇む姿は、スコットランドの城館を思わせる。©Fairmont Banff Springs

 ロッキー山脈のシンボルとして君臨する古城ホテルが、2023年2月に2年間で約3,500万カナダドルを費やした大改装を完了した。

 110の客室からは、ユネスコ世界遺産バンフ国立公園の景色を一望できる。


改装を終えた“クラウンスイート”。©Fairmont Banff Springs

 王族やマリリン・モンローなど、世界中のセレブリティを迎えたかつての“ロイヤルスイート”は、セカンドベッドルームとワンランク上のラグジュアリーをまとったマスターベッドルームが加わり、1,500平方フィートの“クラウンスイート”へと生まれ変わった。城の尖塔の頂上に位置し、パノラマの眺めを誇る。

 世紀を超え美しさを放ち続ける古城が、唯一無二の贅沢へと誘う。


最高級のチーズや生ハムと、世界各国のワインを楽しめる「グレイプス・ワインセラー&シャルキュトリー」。©Fairmont Banff Springs

Fairmont Banff Springs(フェアモント・バンフ・スプリングス)

所在地 405 Spray Avenue, Banff - Alberta T1L1J4, Canada
電話番号 +1 403 762 2211
客室数 739室
料金(1室) 550カナダドル~
http://fairmont.com/banff-springs

邸宅から高級生地店を経て美しき宿へ

◆The Dolli(ザ・ドリー)
[ギリシャ]


カリマシオティス邸を設計した建築家のアンドレアス・クリージスは、アテネの王宮の建物をギリシャ国会議事堂用に再設計したことでも知られる。

 アテネの歴史的な景観が今も残るプラカ地区に2023年初旬に開業。

 1920年代半ば、船主、商人、政治家であったディミトリオス・カリマシオティスの建てた邸宅が、高級生地デパートを経て、ネオクラシカルなラグジュアリーホテルへと変貌を遂げた。


絶景を望む“アクロポリス・ジュニア・スイート”。

 エレガントな外観は、パルテノン神殿やアクロポリス、古代ローマのアゴラなどの歴史的建造物と見事に調和。

 一歩中に入ると、ピカソなどの著名な芸術家のオリジナル作品、18世紀のアンティーク、ピエール・オーギュスタン・ローズなどの最高級現代デザイナーによるオーダーメイドの家具などが出迎え、継往開来のランドマークとなっている。


古代の魂と活気に満ちた都市のエネルギーに思いを馳せる。

The Dolli(ザ・ドリー)

所在地 Mitropoleos 49, 10556 Athens, Greece
電話番号  +30 216 0047000
客室数 46室
料金(1室) 500ユーロ~
https://www.thedolli.com/

歴史とモダンラグジュアリーの融合

◆Hotel La Palma(ホテル・ラ・パルマ)
[イタリア]


ホテルはカプリの活気ある中心部に位置する。

 1822年開業のカプリ島最古のホテルを2年半かけて改装し、2023年6月にオープン。オトカー・コレクションの11番目のホテルとして、国際的なデザイナーフランシス・サルタナ氏が初めて手掛けた。

 18のスイートを含む50の客室、3つのレストランとバー、プライベート ビーチクラブ、新設のプール デッキ、そしてシグネチャースパを擁する。


屋上レストラン「ビアンカ」は、カプリ地区の屋根と遠くの海を眺めながら、イタリアの人気料理を織り交ぜたディナーが堪能できる。

 地中海ブルー、グリーン、ターコイズの落ち着いた配色で、カプリ島の美しさとミニマリズムをベースにしたインテリアデザインに、1950年代の島の繁栄を彷彿とさせるエッセンスがちりばめられている。

 カプリの歴史とモダンラグジュアリーの見事な融合が、訪れる旅人を魅了する。


スイートのテラスからは絶景が見渡せる。

Hotel La Palma(ホテル・ラ・パルマ)

所在地 Via Vittorio Emanuele, 39, 80073 Capri, Italy
電話番号 +39 081 837 0133
客室数 50室
料金(1室) 1,250ユーロ
https://www.oetkercollection.com/hotels/hotel-la-palma/

約300年前の邸宅が優美に蘇る

◆Cashel Palace Hotel(カシェル・パレス・ホテル)
[アイルランド]


アイルランドのカントリーハウスらしいラウンジ。暖炉のそばでゆったりとした時間が流れる。

 かつて大司教が暮らした1732年建設のパラディアン様式の邸宅を、5年の歳月を費やし緻密に修復。2022年3月にラグジュアリーホテルとして蘇らせた。

 静けさと優雅さを追求した9つのスイートを含む42の客室は、その歴史的背景を尊重し、アンティーク感を残しつつも、モダンな快適さを実現。


古典的な要素を取り入れ、均整のとれた建築スタイルが特徴的。

 そのほか、豊かな地域の恵みを生かしたアイルランド料理を楽しめるレストラン、自然光を最大限に取り込んだプールや最先端のスパ、英国風の庭園などを備えている。

 また、マンスター地方の歴代の王が居城にしたとされる城塞「カシェルの岩」へはホテルから専用通路で繫がっており、土地の深い歴史を感じることができる。


特別なイベントを演出する豪華な「ボールルーム」。

Cashel Palace Hotel(カシェル・パレス・ホテル)

所在地 Main Street, Cashel, Co. Tipperary, E25 EF61, Ireland
電話番号 +353 62 62002
客室数 42室
料金(1室) 419ユーロ~
https://www.cashelpalacehotel.ie/

文=八尾里美、梅崎奈津子

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事を最後まで読む

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください