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【工場見学】ストウブ50周年! 永遠に愛される「ココット」の魅力を現地・フランスの工場で大解剖!

CREA WEB / 2024年3月20日 7時0分


愛されるキッチンアイテムの秘密とは?

 2024年、50周年を迎える、フランス発の鋳物ホーロー鍋「STAUB(ストウブ)」。

 高い熱伝導と保湿性で、食材の旨味を逃すことなくおいしい料理を作ることができると、料理好きから愛され続けています。

 煮込み料理やスープはもちろん、ご飯を炊いたり、パンを焼いたり、食卓のメニューの幅を広げてくれる優れもの。そしてバリエーション豊富なカラーと愛らしい見た目で、キッチンを華やかに彩ってくれます。

 今回は、フランスの工場を実際に見学し、その魅力に迫りました。


カラフルな実力派鍋「ストウブ」の魅力


定番のココットはホワイトやグレー、赤、青など、豊富なカラーバリエーション!

 ストウブは創業者フランシス・ストウブ氏によって、1974年にフランス北東部アルザス地方で設立されました。有名シェフたちの協力によって1978年に誕生したのが、最も定番の「ピコ・ココット ラウンド」です。当時はコンピューターがなかったことから、木を使って計測しながら試作していたのだそう。

 2002年には、フランス北部のリール近郊メルヴィルの工場を買収。現在も、長閑なメルヴィルにある工場で、1年間に150万台ものココットが生み出されています。2008年からはドイツのツヴィリンググループ傘下に入る形で、ヨーロッパ、アメリカ、アジアまで広く世界中にココットを提供することができるのです。


メルヴィルにあるストウブの工場内のショールームにて。

 25人の職人による手作業と100もの工程を経て作り上げられているココット。その丁寧で複雑な製造工程にこそ、ストウブが長く愛され続ける所以があるのです。今回はメルヴィルの工場を見学し、貴重なココット作りの過程を教えてもらいました。


広々とした工場の様子。ストウブに買収される前は、暖房器具を製造する工場だったそう。

リサイクルメタルを使ったサステナブル製法


ココットの原材料となる金属には、リサイクルメタルも多く使われている。

 まず、ココットの原材料を集めるところからスタート。原材料のレシピとなるのは、金属85%、炭素燃料10%、石灰岩5%。50%はリサイクルメタルを使って、サステナブルな生産を心がけているのだそう。巨大なクレーンでさまざまな材料を拾い上げていく様子は圧巻です。摂氏約1,400度という高温の窯で、この原材料を溶解していきます。


高温の窯で、ココットの原材料が溶解されていく様子は圧巻。

 工程の中で最もユニークだったのが、ココットは砂でできた鋳型で鋳造されているということ! アルミニウムの型板を設計し、その型板にパリ近郊で採れた砂を押し固めて鋳型を作ります。この型板からは約5万台の砂の鋳型を作ることができ、砂は97%リサイクルされているとあって、ここにもサステナブルへの積極的な取り組みを感じられます。砂は常に厳重管理し、ちょうどいい状態を保っているのだそう。


砂の鋳型を作るためのアルミニウムの型板。

砂の鋳型で鋳造され、ココットの形が模られていく。

 砂でできた鋳型に溶解した鋳鉄を流し込んで、ココットの形を模っていき、鋳鉄が固まったら、砂の鋳型から取り出します。この鋳型の砂を取り除いていく様子が興味深い! ベルトコンベアーで揺らしながら砂の鋳型を破壊し、手作業で中の鋳鉄を取り除いた後、ショットブラスト(表面に小さな球を吹きつけること)によって、残った砂を取り除いていくのです。


砂の鋳型を破壊し、中の鋳鉄を取り除いていく様子。

ショットブラストに使われている、ごく小さな球体。

 そして、鋳鉄の隆起をなめらかにするため、荒磨きをかけます。ココットはカボチャやトマトといったユニークな形のものもあるため、手作業を必要とされることも。その後、もう一度ショットブラストによって、細かい磨きをかけていきます。この工程によって表面を荒くすることで、この後のエナメルが塗りやすくなるのです。


ベルトコンベアーに乗せられたココットが、完成に近づいていく。

ニュアンスのある色に隠された秘密


白から青へ、焼き上げるとエナメル塗料の色が変化する。

 最も耐久性がある黒いエナメルを下地に塗った後、ココットの色によって、エナメルを2層もしくは3層塗り重ねていきます。カラーバリエーション豊富なストウブとあって、エナメルの塗料は常に研究され続けています。エナメルの塗料をスプレーで塗ったココットは、乾燥して焼き上げると、まったく異なる色になるのだそう。その色の変化は、まさに化学実験の世界!


エナメル塗料について研究している研究室。

エナメル塗料の色素となる材料。

 窯で焼き上げて完成したココットは、最終検査に通され、合格したものだけが梱包作業へ。ステッカー、取扱説明書、リボン、箱詰めなど、手作業で丁寧に梱包され、世に送り出されていくのです。


高温の窯で焼き上げられていく、ココット。

リボンのあしらいなど、丁寧に手作業で梱包する。

 驚いたのは、多くの工程が手作業であること! ココット作りの最初から最後まで、細やかに品質管理チェックが行われているのです。

 さらに日本では、独自の追加検品をおこなったものだけを正規品として永久保証しています。ストウブのココットは、その耐久性や品質はもちろん、塗装や焼成具合によって、ひとつひとつ異なる手仕事ならではの風合いが残っているのが魅力なのです。自分だけの世界にひとつのココットに出合ってみてはいかがでしょうか。


細やかな品質管理が、上質で永久保証のココットを生み出す。

文=鈴木桃子

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