いまジワジワきている【家中華】ストウブを使えば3ステップで完成人気料理家・今井亮が提案するレシピ

CREA WEB / 2024年4月7日 17時0分

　中華は好きだけど、油が気になる。家族が辛い料理は苦手なので家では作れない。そんな人におすすめしたいのが人気料理家・今井亮さんが提案する、ストウブを使った中華料理。

　ストウブを使えば、食材の旨みをしっかり閉じ込めることができるだけでなく、たっぷりの油や強い火力、鍋振りも不要。どれも3ステップ以内の工程でさっと作ることができるのに、中華料理店とは一線を画した、お家でしか味わえない中華。手の込んだメニューにみえて、何より“味わい深いのに辛くなくてやさしい”。そんなレシピをご紹介します。

◆ウーロン茶風味の煮豚

■材料（2人分）

・豚肩ロースかたまり肉（ネットつき）：500g
・長ねぎの青い部分：1本分
・ウーロン茶のパック：1パック（3g）
・にんにく（薄切り）：1かけ
・しょうが（薄切り）：1かけ

＜A＞調味液（混ぜ合わせる）
・水：3カップ
・しょうゆ：大さじ3
・酒：大さじ2
・砂糖：大さじ2

■作り方

（1）鍋にたっぷりの水（分量外）と長ねぎを入れて中火にかけ、沸騰したら豚肉を加えて弱火で20分下ゆでして取り出す。

（2）鍋をきれいに洗ってウーロン茶のパック、にんにく、しょうが、A、（1）の豚肉を入れて中火にかける。沸騰したらアクを取り除いてウーロン茶のパックを取り出す。蓋をして弱火で45分、豚肉の上下を返して、さらに30分煮る。

（3）蓋を取って中火にし、煮汁が少なくなるまで絡めながら煮詰める。ネットをはずして食べやすい大きさに切り、器に盛って煮汁をかける。

◆五目チャーハン

■材料（2人分）

・ジャスミン米（洗ってざるに上げる）：2合
・焼き豚（5mm角に切る）：100g
・なると巻（5mm角に切る）：1/2本
・長ねぎ（粗みじん切り）：1/4本

＜A＞調味液（混ぜ合わせる）
・水：1と1/2カップ
・オイスターソース：大さじ1
・しょうゆ：大さじ1
・酒：小さじ2
・ごま油：小さじ2
・塩：小さじ1/3
・卵（溶きほぐす）：2個

■作り方

（1）鍋にジャスミン米と焼き豚、なると巻、長ねぎを入れ、Aを加える。

（2）蓋をして中火にかけ、沸騰したら弱火で10分煮て火を止める。卵を箸に沿わせて加え、強火で10秒ほど加熱して火を止める。15分蒸らして混ぜる。

◆食べるラー油

■材料（作りやすい分量）

＜A＞
・赤唐辛子（韓国産粗びき）：大さじ3
・白いりごま：大さじ1
・フライドオニオン（市販・粗みじん切り）：20g
・ピーナッツ（粗みじん切り）：20g
・みそ：大さじ2
・にんにく（みじん切り）：2かけ
・干し桜えび（粗みじん切り）：5g

油（混ぜ合わせる）
＜B＞
・米油：1/2カップ
・ごま油：1/4カップ

■作り方

（1）鍋にAを入れてよく混ぜ、Bを少しずつ加えてよく混ぜる。弱火にかけ、泡が出てきたら焦げつかないように絶えず混ぜながら10分ほど加熱する。

（2）火を止めてそのまま冷まし、完全に冷めたら密閉容器に入れる。

今井亮（いまい・りょう）

中華料理をはじめ、家庭料理を得意とする料理家。京都府京丹後市の大自然に囲まれた地に生まれる。京都市内、東京の中華料理店で修行を積み、料理家などのアシスタントを経て独立。身近な食材に小ワザを効かせて、お店のような味をかんたんに作れるレシピに人気があり、幅広い年代から支持を得る。料理雑誌、書籍、テレビ、料理教室など幅広く活動し、1女の父としても家事、育児に奮闘。著書に『炒めない炒めもの』『白飯サラダ』（共に主婦と生活社）、『旬中華』（グラフィック社）など多数。