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フランスで再ブーム! 「プリン」に似た絶品菓子「フラン」を知ってる?スイーツなかのが東京の名作を厳選!

CREA WEB / 2024年5月23日 11時0分


日本でもブームの予感! 東京で買える絶品フラン5選。

 よろスィーツ! スイーツなかのです。

 今回は、今じわじわと人気が高まっているフランを特集。日本ではまだ馴染みが薄いフランですが、カスタードを使ったフランスの伝統的なお菓子で、昔ながらのおやつとして愛されています。

 ここ数年、フランスでは若手のパティシエも様々なフランを手がけるようになり、現地でも再注目されているのだそう。その流れか、日本でもフランを手がけるお店が増えていて、色々なタイプのフランが食べられるようになってきています。

 今回は、初めてフランを食べる人にもおすすめしたい、東京の絶品フランをご紹介します。


人気パティスリーの絶品フラン

◆コンフェクトコンセプト


「フラン・パリジャン」580円。

 東京・元浅草にあるパティスリー「コンフェクトコンセプト」。店主の遠藤淳史シェフが手がけるお菓子は業界でも注目を集め、生菓子から焼き菓子まで本格的なフランス菓子には多くのファンがいます。

 コンフェクトコンセプトのフランは、どっしりとした見た目と、食べ応えのあるつくりが特徴です。他のフランと大きく違うのは、土台のオリジナリティ。パイ生地ともタルト生地とも違う、ガトーバスクをミックスさせたイメージのザクザクとした生地。初めて食べたときは、こんなに力強いフランがあるんだ! と驚きました。

 カスタードは舌触りが良くプルプルとした食感で、生地との間にはアーモンドクリームも入り、全てが合わさったときの濃密な味わいはひたすら至福。洋酒もしっかりと利いていて、ラムの香りに包まれながら食べるフランの、口にひろがる奥深い甘さが素晴らスィーツ! フランが好きな人には必ず食べてほしい逸品です。

CONFECT-CONCEPT

所在地 東京都台東区元浅草2-1-16
電話番号 03-5811-1621
https://www.instagram.com/confectconcept/

フラン専門店の新感覚フラン

◆パケモンテ


「フラン・パティシエ」。手前から「まるごと檸檬」1,100円、「バニラ」900円、「チョコレート」1,000円。

 東京・代々木八幡にあるフラン専門店「パケモンテ」。今年オープンした話題のお店で、“ちょっとよそゆきのフランスおやつ”がコンセプト。フランに着目したのは、日本ではまだ馴染みが薄いフランをもっと知ってもらいたいという気持ちから。

 彩り豊かな見た目、フレーバーのバリエーションなど、従来とは違ったアプローチでフランの美味しさを届けています。

「フラン・パティシエ」は、筒状のパイ生地にフラン液を流し込んで焼き上げたもの。パリパリの生地となめらかなクリームの一体感がたまらなく、デザートのようなリッチな味わいがナイスィーツ!

 定番の「バニラ」には長崎県の養鶏場直送の卵、「チョコレート」にはMinimalのチョコレート、季節限定の「まるごと檸檬」には広島県尾道産のレモンなど、食材一つ一つにこだわり、パケモンテならではのフランを手がけています。三角包みのパッケージも手土産にぴったり。

※季節フレーバーの「まるごと檸檬」は現在は終了。「チェリー&チョコレート」に変更

パケモンテ

所在地 東京都渋谷区代々木5-38-13
https://www.instagram.com/paquetmonte_tokyo/

フランスで評価された名作フラン

◆アルノー・ラエール パリ


「フラン バニーユ」730円。

 東京・広尾にある「アルノー・ラエール パリ」。パリに本店を構える、フランスを代表するパティスリーです。

 アルノー・ラエール パリのフランは、フランスの時事系週刊誌の代表格とも言えるマガジン「L' EXPRESS(レクスプレス)」にて、「フランベスト9」にも選ばれた名作。

 フランス現地で愛されていることはもちろん、日本にもファンが多く、ぼくも初めて食べたときは美味しさに感動しました。

 一番の特徴はなんと言ってもバニラで、こんなにバニラが入っていて良いのかと思うほど贅沢なつくり。口どけにもこだわり、クレームパティシエールを詰めて焼くのが一般的ですが、特別な製法のクリームでとろけるような食感に仕上げています。

 バニラの甘い香りに包まれながら食べるフランの、とろっとなめらかな口あたりがたまらなく、香り高くリッチな甘さがナイスィーツ! 出会えば誰しもが虜になる絶品のフランです。

アルノー・ラエール パリ 広尾本店

所在地 東京都渋谷区広尾 5-19-9
電話番号 03-5422-7988
https://www.arnaudlarher.jp/

人気ブーランジェリーの伝統的フラン

◆メゾン ランドゥメンヌ


「フラン・ナチュール」500円。

 フランス・パリを中心に展開するブーランジェリー「メゾン ランドゥメンヌ」。代表の石川芳美さんにとってフランは思い入れのあるお菓子で、パリのお店でもオープン当初から定番のメニューとして並ぶほど。

 現地では高級志向のフランが増えるなか、少し水っぽくて口の中ですーっと溶ける、昔ながらの「あの」フランが、私のフランスの「フラン」と、石川さんは語ります。

 その言葉通り、メゾン ランドゥメンヌのフランは、クラシカルなつくりでほっとする美味しさ。生地のフィユタージュ・アンヴェルセに、柔らかめのカスタードクリームを流し込んで焼き上げているので、サクサクでぷるんとした食感。バターの風味がひろがる香ばしい生地と、やさしい甘さのカスタードクリームは、何度食べても飽きがくることなく、親しみのある味わいがナイスィーツ!

 時代に流されず、フランスの「おやつの味」を大切にした、これぞフランという美味しさです。

メゾン ランドゥメンヌ 麻布台

所在地 東京都港区麻布台3-1-5
電話番号 03-5797-7387
https://www.maisonlandemainejapon.com/

口にすると麦の香りに包まれる和風フラン

◆Dining 33


「フラン」850円。

 麻布台ヒルズにある「Dining 33」。日本のフレンチ界を牽引してきた三國清三シェフが監修するレストランです。店頭にはパティスリーが併設され、シェフパティシエの浅井拓也さんの手がけるケーキが楽しめます。

 浅井シェフとフランの出会いは、数年前、シェフがフランスにいたとき。ちょうどフランのブームに火がつき始めた頃で、シンプルが故にオリジナリティを出すのが難しいと感じながらも、自分が表現するなら日本的な要素を取り入れようと考えていたのだそう。

 そして、考案されたのが「麦のフラン」。子どもの頃から飲んでいる「麦茶」の香りをイメージして、アパレイユには焦がし麦の香りを移しています。パイ生地には焦がしバターが加えられていて、クリームと一緒に食べたときの香り高く芳醇な味わいが素晴らスィーツ!

 見た目も美しく、浅井シェフならではのデザイン性の高さも魅力的。フランス菓子に日本人に馴染みのある香りをのせた、唯一無二のフランです。

Hills House Dining 33 Pâtisserie à la Maison

所在地 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー33F
電話番号 03-4232-5801
https://dining33-hillshouse.jp/patisserie/


スイーツなかの

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数のテレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動中。
Instagram @yorosweets
X(Twitter) @yorosweets

文=スイーツなかの
撮影=深野未季

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