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「“弁当箱”と言われるほど四角かった輪郭がシュッと…」漫画家まんきつがこれまでで一番良かった美容法とは?

CREA WEB / 2024年6月8日 17時0分

『アル中ワンダーランド』や『湯遊ワンダーランド』など、自身の体験を赤裸々に綴った作品が発表されるたび話題を集める漫画家・まんきつさん。

 新作『そうです、私が美容バカです。』では、自他ともに認める“美容オタク”のまんきつさんが、多角的に、そしてがむしゃらに美を追い求める姿が描かれています。

 美容にハマったきっかけや、これまで試した中でいちばん良かった美容法について聞きました。


泡洗顔に、顔脱毛。美容にのめり込み始めた20代前半


「美容は自分のため。終わりはありません」と笑顔を見せるまんきつさん。

――“美容オタク歴23年”とのことですが、いちばん初めにハマった美容法を覚えていますか?

 いちばん初めはごくシンプルに、“泡洗顔”にハマりました。とにかくモッコモコに泡立てるのが楽しくて。

 洗顔フォームはドラッグストアで買えるような安いものでもいいんですよ。しっかり泡立ててから洗うと、毛穴の奥まで入り込んで汚れが落ちるような感覚があって、これだけは未だにずっと続けています。時々面倒くさくて“モコ”くらいの泡で洗っちゃいますけど(笑)。

――泡洗顔がまんきつさんの原点なんですね。そもそも、美容にのめり込むようになったきっかけは、なんだったのでしょう?


『そうです、私が美容バカです。』(マガジンハウス刊)よりまんきつさんの名言。取材時はおヤナさんこと担当編集の柳川さんも加わり、美容トークで盛り上がった。

 大学生の頃から1人行動することが多くて、1人でパッと回転寿司に行ったり、井の頭公園で1人でボートを漕いだりしていたんですね。今でこそ“おひとり様”という言葉もありますが、当時は「友達がいない、気の毒な人」と思われることの方が多くて……。

 でも、肌もキレイにして、ちゃんとした格好をしていたら、1人でも逆にかっこいいよなって思ったんです。

 今もボサボサの格好では1人で牛丼屋に行くのは躊躇するけど、キレイにしていたらパッと行って、サクッと帰ってこられますし。自信を持てるというか、甲冑を身に着けているような気分になるというか(笑)。


お気に入りというワンピースは、まんきつさん原作のドラマ「湯遊ワンダーランド」で主演したともさかりえさんが手がけるブランド「My weakness」のもの。

――確かに、凛として見えますよね。初めて受けた美容医療は何でしたか?

 顔のレーザー脱毛です。

 当時は顔の産毛がびっしり生えていて、眉毛が繋がっていたんですよ。それが本当にいやで、伸びてくるたびに抜いたり剃ったりしていたんですが、大変だし、お肌にも悪そうだなと思ったので、25歳の頃に受けました。

――25歳で毎月、脱毛に通うとなるとお財布的にも厳しかったのでは?

 確かに20年前は脱毛は高価で、全身脱毛ともなれば数十万という時代でした。とにかく安い所を探して探して、1回1万円で受けられるクリニックを見つけて、隣の県まで車で通っていました。今のような口コミサイトもなかったので、主に「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」の美容板が情報源でしたね。

鏡に映る自分が、ちょっとだけ好きになれる


若い頃は前歯がコンプレックスだったというまんきつさん。

――色々試された中でやって良かったことは?

 歯の矯正です!

 きっかけは、八重歯が大きいことに対してコンプレックスがあったのですが、オーストラリアへ留学中、何度も「あなたは絶対に矯正をするべきだ」と強く言われたことでした。海外の人って、歯並びに対する美意識が高いんですよね。

 それを見たり聞いたりしていたら、確かにやった方がいいかも……と思うようになり、帰国後に母に「矯正したい」と話しました。

 ところが母には猛反対されてしまったんですよ。仕方なく、自分で探した矯正歯科へ行ったら、高額な医療ローンを組まされることになり、学生だったので保護者に連絡が行ってしまって。結果として「そんな怪しい所で受けるくらいなら、私が出すから」と母が言ってくれて、上手な先生のもとで矯正することができました。その時に親知らずも含めて、結果的に歯を6本抜きましたね。

 そうしたら、中学生の頃に“弁当箱”とまで言われるほど四角かった輪郭がシュッとなったんですよ!

 それまでは八重歯が気になって口を開いて笑うこともできなかったのが、ニッと口を開けて笑えるようになりましたし、歯並びが良くなったことで口がちゃんと閉じられるようになって、「上唇が歯に触れてる!」と感動しました。

 美容医療でいうと、いちばん良かったのは漫画にも描いた「切開リフト」です。

――切開リフトについては、『そうです、私が美容バカです。』の中で、カウンセリング後に一度はやめようと思ったものの勇気を出して施術を受ける様子や、ダウンタイムに顔がパンパンに腫れ上がってしまったことなど術前術後のことが赤裸々に描かれていて印象的でした。


『そうです、私が美容バカです』の新シリーズにそなえ、ますます美容にも力が入る。

 それくらい一大決心だったんです。ダウンタイムは辛くて術後2週間は地獄でしたね。腫れが引いてからも、5か月くらいは傷がビリッと裂けてしまいそうで寝返りを打つのが怖かったです。

――ちなみに、いくらぐらいかかったのか伺っても良いですか……?

 100万円でした。高いと思われるかもしれませんが、これでも安い方で、色々調べると300万円の所もあれば500万円の所もあったり……。

 切開リフトは10年間持続するといわれているので1年あたり10万円として、ハイフやら色んな美容医療を受け続けることを考えるとお得なんじゃないか? って。

――そう言われてみると、そうですね。漫画の中でもまんきつさんが描いていたように、完全に自己満足だけれど、鏡で自分の顔を見ても「落ち込まなくなる」って大きいですね。

 完全に自己満足の世界ですよね。最近やったものでは、腰の脂肪冷却も良かったですよ。

――逆に、失敗したものはありますか?

 美肌レーザーを当てすぎて“ビニール肌”と呼ばれる、角質層が薄く刺激に弱い状態になってしまいました。

 それから、レーザーだけが原因ではないかもしれませんが、肝斑も出てきてしまって。何事もやりすぎは禁物ですね。

まんきつ

1975年、埼玉県生まれ。サウナ好きが高じてサウナを舞台に描いた漫画『湯遊ワンダーランド』(扶桑社)が2023年にドラマ化もされ話題となった。その他の著書に『アル中ワンダーランド』(扶桑社)、『ハルモヤさん』(新潮社)など。現在はマガジンハウスにて『そうです、私が美容バカです。』(新シリーズ準備中)、「週刊SPA!」にて『犬々ワンダーランド』連載中(1巻発売中)。AuDeeでは隔週で「まんきつのぶらり美容放浪記~美容ワンダーランドへ小旅行」を配信中。
https://shuro.world/manga/biyoubakadesu/

文=河西みのり
写真=細田 忠

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