1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

オーストラリア・サーフカルチャーの源流シドニーへ。文化を感じる地元の人が通う人気の店5軒

CREA WEB / 2024年6月5日 7時0分

実はサーフカルチャーはシドニーが発祥だった


マンリーを中心とするノーザン・ビーチ。

 オーストラリアでサーフカルチャーの本場といえば、ゴールド・コーストを思い浮かべる人も多いだろう。だが実はその源流はシドニーにある。1914年、ハワイからやってきたサーフィンの神様デューク・カハナモクが波乗りを披露し、この新しい文化が広がっていったのだ。


ノーザン・ビーチのひとつ、フレッシュウォーターの小高い丘の上には、デューク・カハナモク像が。

 今やシドニーのライフスタイルにサーフィンはしっかりと根付き、シティから数十分の場所にサーフスポットが多数。なかでもボンダイ・ビーチは、観光客で賑わう人気エリアとなっている。

 さて、今回ご紹介するのは、マンリーを中心とするノーザン・ビーチ。かのサーフィンの神様が波乗りを伝授した場所である。現在、海辺の小さな町には、素敵なレストランなどもありながら、のどかなローカル感も残っているのが魅力だ。


ノーザン・ビーチの中心、マンリー・ビーチ。

「子供のころには、みんなサーフィンに挑戦するよ。でも、簡単ではないからね。大人になっても続けるのは3~4割くらいかな」と語るのは、人気パブのマネジャー。評判ベーカリーのオーナーは「僕は今でもサーフィンを続けている。マンリーはリラックスしたビーチで、とても気持ちがいいんだ」と笑顔を見せる。

 さらにこの地は、もうひとつの伝説も生み出した。それが現在のサーフボードの主流となっている“トライ(3本)フィン”。それもノーザン・ビーチで誕生したのだ。


海辺にはカラフルな建物が並ぶ小さな町が。

 シティのサーキュラー・キーからフェリーに乗れば約20~30分。自然体でいて、おしゃれ。穏やかな空気に包まれるノーザン・ビーチで、大都会シドニーのもうひとつの魅力を体感しよう。


最先端のシェイパーたちがここに

◆Rhino Laminating(ライノ・ラミネーティング)


Rhino Laminating(ライノ・ラミネーティング)。

 シドニーの2大サーフカルチャー発信地といえば、ボンダイを擁するサザン・ビーチと、マンリーを中心とするノーザン・ビーチ。そのマンリー郊外でサーフボード作りを手がける工房の直営店がこちら。

 小さなショップだが、サーファーにはたまらない空間だ。


トライフィンを発明したサイモン・アンダーソンさんは今も現役。「3」のロゴが入ったボードも取り扱い。

「この地域のサーフボード業界は、世界の先端を行っていると思う」とジュアンさん。

Rhino Laminating(ライノ・ラミネーティング)

所在地 42 Orchard Road, Brookvale
営業時間 8:00~18:00(土曜 9:00~15:00)
定休日 日曜
●マンリー・ビーチから車で約10分
https://rhinolaminating.com/

神様が波乗りを伝授したビーチサイドで美食を堪能

◆Pilu Baretto(ピル・バレット)


優雅なレストランの店内。

 オーストラリアのサーフカルチャー発祥の地、フレッシュウォーターのビーチサイドには、シティからわざわざ食べに行く価値ありのレストラン「Pilu」が。

 オーナーのジョバンニさんはイタリア・サルデーニャ島出身。本場のテイストとオーストラリアの上質食材が融合する、洗練された一皿一皿には誰もが感激必至だ。

 さらにすぐ隣には、気軽な「Baretto」が。


気軽に立ち寄れる「Baretto」。

 朝からカフェとして営業し、週末の夜にはバー営業も。こちらで味わう料理も美味しいと、地元で大評判だ。


バータイムには、自家製パスタ、新鮮魚介などの美味が。$25~32。

Pilu Baretto(ピル・バレット)

所在地 Moore Road, Freshwater
電話番号 02 9938 3331
営業時間 カフェ 6:30~14:30(土・日曜 7:00~15:00)、バー 夏季の金・土曜のみ 17:00~21:00
定休日 無休
https://pilu.com.au/

桟橋の畔で深夜まで盛り上がろう

◆Wharf Bar Manly Beach(ワーフ・バー・マンリー・ビーチ)


気分爽快なテラス席で冷えたビールを。1杯 $8.7~。

 サーキュラー・キーからの高速フェリーが到着する桟橋の畔には、気分爽快なハーバービューのパブレストランが。

 青空の下、ビール片手に定番のフィッシュ&チップスなどをおつまみに味わいながら、のんびりくつろいで過ごせる。


新鮮なタラを揚げたてでサーブするから旨さ最高なフィッシュ&チップス $29。

 また、夜になるとDJが入ってクラブへと早変わり。様々なイベントも随時開催し、連日たくさんのゲストで大盛り上がり。シティ行きの帰りのフェリーも深夜まで運航しているので安心して楽しめる。

Wharf Bar Manly Beach(ワーフ・バー・マンリー・ビーチ)

所在地 E Esplanade, Manly
電話番号 02 9977 1266
営業時間 11:30~24:00(土曜 11:00~翌1:00、日曜~24:00)
定休日 無休
https://wharfbar.com.au/

朝から行列のできる人気ベーカリー&カフェ

◆Rollers Bakehouse(ローラーズ・ベイクハウス)


イートインスペースも完備。

 マンリー・ビーチ散策の途中に立ち寄りたいのが、朝から多くの常連さんで大賑わいのこちらのベイクハウス。

 ショーケースには、素材にもこだわり、店内で焼き上げたペストリーがずらり。


クロワッサン $6.50、コーヒー $5ほか。

 また、すぐ近くには姉妹店のデリ&ダイニング「NORMA’S」、クッキー専門店「Butter Boy」が。こちらも大人気だ。

Rollers Bakehouse(ローラーズ・ベイクハウス)

所在地 19 Rialto Lane, Manly
営業時間 7:00~15:00(日曜 7:30~14:00)
定休日 無休
●マンリー・ビーチからすぐ
https://www.rollersbakehouse.com/

地元に愛されるサーフショップでお買い物

◆Keel Surf & Supply(キール・サーフ & サプライ)


オーストラリア製を中心にセレクトしたアイテムが並ぶ。

 ノーザン・ビーチのローカルたちに愛されているサーフショップが、フレッシュウォーターにある「Keel」。

 店内には、Tシャツや帽子なども豊富に並ぶ。


地元アーティストがデザインしたオリジナルTシャツ(大) $59.95ほか。

「ここにはいい地元コミュニティがあって、フィーリングがとてもよい場所だよ」と店主のジェイソンさん。

Keel Surf & Supply(キール・サーフ & サプライ)

所在地 7C Lawrence Street, Freshwater
営業時間 9:00~17:00(土・日曜 ~16:00)
定休日 無休
●マンリー・ビーチから車で約5分
https://www.keelsurfsupply.com/

文=矢野詔次郎
写真=志水 隆
コーディネイト=トニー・フライ、東野ユリ(Spinnaker Films)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください