「僕の中では大切な食べ物」アン・ボヒョンが故郷・釜山で必ず食べる3つのもの
CREA WEB / 2024年6月16日 11時0分
『梨泰院クラス』『ユミの細胞たち』など、次々と話題作に出演し、日本でも注目を集めているアン・ボヒョンさん。日本でファンミーティングを行うため来日したアン・ボヒョンさんに、演技のこと、プライベートのこと、そして「究極の選択」まで、たっぷりお聞きしました。
『財閥×刑事』の相手役であるパク・ジヒョンさんへのメッセージとは
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――アン・ボヒョンさんは、作品の撮影が終わった後でも多くの共演者の方と交流を続けていらっしゃる印象があります。これまで共演した方の中で、特に感謝している方はいらっしゃいますか?
誰というのではなく、これまで相手役をしてくださった全ての方に感謝しています。『軍検事ドーベルマン』ではチョ・ボアさんが時間を作ってセリフ合わせをしてくださったり、現場以外のところでたくさん手助けしてくださったりしました。
『マイネーム:偽りと復讐』のハン・ソヒさんは、アクションスクールに一緒に通ってアクションを学んだりもしたんですよ。皆さんが助けてくださったおかげでいい作品ができたと思っています。
――どなたかにメッセージを送るなら?
『財閥×刑事』の相手役であるパク・ジヒョンさんにメッセージを送りたいです。ジヒョンさんは、これまでお金持ちのお嬢さん役が多かったのですが、この作品では刑事役をすることになり、プレッシャーや心配があったと思うんです。アクションも初挑戦だったそうですし。
それでも、自分ができる最大限の努力をしてくれました。ジヒョンさんのおかげで、僕も上手く感情移入をすることができました。そんなジヒョンさんには「シーズン2でも、あまり心配しすぎずに、準備をしっかりやって羽ばたいてくれ」と言いたいですね。
――恋愛ものとジャンルもの、どちらのオファーがうれしいですか?
お声がけいただけるならどんなものでもありがたいですが、強いていうなら、ジャンルものでしょうか。ジャンルものは、様々な種類があるので、やったことのない役ばかりなんですよ。
――ファンの方は、恋愛ドラマを選んでほしいのでは?(笑)
あはは。女性はメロドラマが好きな方が多いですよね。恋愛ドラマもオファーをいただけるのであれば、大歓迎です。
ソウル郊外までバイクに乗っておいしいものを食べに
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――ボヒョンさん自身は、どんなジャンルの作品をよく観ますか?
僕はあまりプライベートでロマンス作品を観ないんです。嫌いというわけではありませんが、ファンタジーやSF作品のような、想像力を掻き立てる作品の方が好きです。推理ものやアクションものもよく観ます。一方でホラーものは積極的に観る方ではありません。
――ゾンビや幽霊が出てくる作品?
突然何者かが飛び出してくるのが苦手なんです。幼い頃はホラー映画をたくさん観ていたのですが、『リング』や『呪怨』が怖すぎて。
――推理作品は、推理しながら観る方ですか?
純粋に楽しめばいいと思うのに、犯人を当てようとしたり、捜そうとしたりしちゃうんですよね(笑)。予想はけっこう当たっていることが多いですよ。
――ところで、“大型犬”というニックネームについて、ご自身ではどう思っていますか?
自分ではそんな風に思ったことはないのですが……。どんな種類の犬のことを言っているんだろう? 可愛いイメージの犬だとありがたいですね。最近は特にパーマをしているので、より“犬”っぽく見えるのかもしれません。
――ではご自身を動物に例えるなら?
(驚いたように)この質問は、考えたことないですね(笑)。幼い頃は“チーター”のような子でした。走るのが好きで、毎日走り回っていたので、自分はチーターみたいだと思っていました。もしくは馬とか(笑)。
――アクティブなお子さんだったんですね。今でも活動的な方?
そうですね。家にいるのがあまり好きではないので、時間ができると外に出ています。ドラマがクランクアップして、最近はプライベートな時間を持てるようになったので、ソウル郊外までバイクに乗っておいしいものを食べに行ったりしています。
この間は、牡蠣や刺身、クァメギ(干しさんま)のような旬のものを食べに行きました。
キャンプも好きです。リフレッシュのために2、3人の気の置けない友達と行くことが多いです。
プライベートで挑戦してみたいことは?
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――アン・ボヒョンさんと言えば、「筋肉美」という印象が強いですが、実は筋トレが嫌いだとか?
(少し照れたような表情で)そうなんですよ。好きだからやっているというよりも、仕方なくやっているという感覚です。でも、筋トレをすると翌日、体の調子がいいのは事実なので、時間がある時には無理矢理にでもジムに行くようにしています。
――このインタビューが終わった後もジムに行くと聞いていますよ。
明日ファンミーティングがあるので、夕食前に行こうと思っています。
――今、筋トレの他に、何かスポーツはしていますか?
特にはないかなあ。周りの人たちに「ゴルフをやってみて」と勧められるので、ゴルフは近いうちにやることになるのではないか、と思っています。ゴルフは、年を取っても友人と一緒に楽しめるそうなんです。
球技は苦手ではないのですが、置いてあるボールを打つのって意外と難しいと聞くので、上手くできるかはわかりませんが、いつかは始めるのではないかと。
――始めたら、ぜひSNSを通じて教えてください。
(笑って)bubble(ファンとのコミュニケーションツールアプリ)を通してご報告します。
――できたらInstagramのようなSNSでも。
あはは。僕のプライベートに興味がある方、そんなにいらっしゃるかな? わかりました。SNSでも報告します(笑)。
――他に、プライベートで挑戦してみたいことはありますか?
たくさんあります。日本語や英語も上手くなりたいし、楽器も一つくらいモノにしたいし。
――今、日本語のレベルはどのくらいですか?
このくらい、と言えるほど話せません(笑)。未就学児くらい?
――日本語の勉強は、いつ頃スタートさせる予定でしょうか?
これは、ここで“いつ”と明言してはいけないような気がします(笑)。少しだけ待っていてくださるとありがたいです。まあ、期待はしていないと思いますが(笑)。少しだけ、長く、待っていてください。
――楽器というお話もありましたが。
楽器ができるって単純にかっこいいですよね。幼い頃ピアノを弾いていたことがあるようなのですが、記憶はありません(笑)。
軍隊に入っている時、独学でギターを弾いていて、コードもいくつか覚えました。ギターを本格的にやってみたいというのもありますし、ドラムやトランペット、サックス……。いろんな楽器に触ってみたいです。
――では、楽器はいつ頃……。
(食い気味に)SNSでご報告します(笑)。
故郷である釜山で必ず訪れる場所
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――CREAの看板特集と言えば、「お土産」と「旅」。ボヒョンさんはスタッフや共演者の方にプレゼントをする方ですか?
主演の時には、撮影に入る時、お揃いのTシャツを作ってプレゼントするようにしています。『財閥×刑事』と『軍検事ドーベルマン』の時は200枚くらい作ってスタッフや共演者の方に贈りました。思い出になりますし、他の現場で会った時、そのTシャツを着てくださっていると、とても大きな喜びを感じるんですよ。
――それは団結力が生まれそうですね。故郷は釜山だとか。
撮影に入るとなかなか帰れないのですが、1年に2、3回は行くようにしています。
――オススメスポットはありますか?
釜山の観光地と言えば海雲台や広安里ですが、僕が釜山に帰るとよく行くのは、南浦洞です。チョッパル(豚足)通りがあったり、コプチャン(ホルモン)通りがあったりする国際市場は美味しい食堂が多いんですよ。海外のウイスキーや香水を売っているところもあったりして、街を歩くだけでも楽しいので、一度見物に行ってみてほしいです。
南浦洞の龍頭山公園にある釜山タワー(ダイヤモンドタワー)の展望台もオススメです。釜山が一望できてとてもきれいです。向かい側に影島という島があって、夜、遠くから見ると、ツリーのように見えます。
釜山に行ったら、ぜひ食べていただきたいのがミルミョンです。韓国と言えば冷麺だと思いますが、釜山は小麦粉を使ったミルミョンという麺料理が有名なんです。僕は釜山に帰った時に、食べるものが決まっています。それがミルミョンとテジクッパ、ポックク(ふぐスープ)です。この3つを食べないと、ソウルには戻れないというくらい、僕の中では大切な食べ物です。皆さんも釜山に行ったら、ぜひ食べてみてください。
アン・ボヒョン
1988年5月16日生まれ。2015年MBC 『最高の恋人』でドラマデビュー。2020年1月から放送されたJTBCドラマ 『梨泰院クラス』は日本でも話題に。同年に「百想芸術大賞」新人演技賞にノミネート。さらに「2020 MBC 演技大賞」では男性新人賞を受賞。最近の出演作に『生まれ変わってもよろしく』(2023年)、『財閥X刑事』(2024年)などがある。
アン・ボヒョン日本公式ファンクラブ「AHN BOHYUN JAPAN OFFICIAL FANCLUB」
https://ahnbohyun-fc.com/
文=酒井美絵子
撮影=平松市聖
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