「ATEEZは舞台が大きければ大きいほど強くなる」コーチェラのステージを経た8人の"現在地
CREA WEB / 2024年6月18日 17時0分
韓国出身の8人組ボーイズグループ、ATEEZ(エイティーズ)の快進撃が止まらない。
2018年の本国デビューから、歌とパフォーマンスの実力に磨きをかけ続け、23年12月にリリースした正規2集アルバム『THE WORLD EP. FIN:WILL』は、米国を代表するヒットチャート「ビルボード200」で首位を獲得。さらには英国の「オフィシャル・アルバムチャート」でも2位にランクインした。ATINY(エイティニー)と呼ばれる彼らのファンは、地球上のいたるところで増殖する一方だ。
そして、翌24年、勢いに乗る彼らに届いたのは、カリフォルニアの砂漠で催される世界最大規模の野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」からのオファー。この4月、コーチェラで披露された彼らのステージは、耳も目も肥えたオーディエンスの度肝を抜いた。
世界が注目する最旬の8人が、現在の心境を語る。
ATEEZは舞台が大きければ大きいほど強くなる
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まるでギリシャ彫刻のように端正な目鼻立ちで高貴な印象を与えるYEOSANGは、ステージを下りれば、意外な素顔を見せる。何かが乗り移ったがごとき迫力のパフォーマンスから「憑依型アイドル」と称される彼らは、そのギャップも魅力だ。キャプテンであるHONGJOONGもまたしかり。妖気や激情をはらんだ無二のカリスマ性を振りまく舞台を離れた場では、別人のように礼儀正しい好青年であることに驚く。
HONGJOONG 確かに、ステージの上と下では別の人です(笑)。僕は、パフォーマンスの時のメイクが濃いこともあって、怖い性格の持ち主だと誤解されがちなんですよね。だから、例えばテレビ局に行く時などは、できるだけ口角を上げるようにしています。
SEONGHWA HONGJOONGさん、普段は本当にいい人ですよ。そういえば、僕やMINGIさんも、パフォーマンスの印象から、怖そうだと思われているらしいですが(笑)。
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コーチェラで、「ARRIBA」に続いて、アメリカ西部の酒場を模したセットにおいて披露されたレパートリーが、「DJANGO」。ジャンゴといえば、イタリア映画の名匠、セルジオ・コルブッチ監督がフランコ・ネロを主演に据えて撮ったマカロニウエスタンの傑作『続・荒野の用心棒』(1966)の原題であり、主人公の名でもある。その舞台は、メキシコとの国境に近い砂漠に設定されている。かつてイタリア人が遠いアメリカを夢想して制作した映画をモチーフにした楽曲が、その舞台といっても過言ではないような土地で熱演される。グローバルなエンタテインメントの輪廻が、ここで見事に完結した感すらある。
HONGJOONG 僕たちはこれまで、何よりも世界観とストーリーを重要視してATEEZの作品を作り続けてきました。コーチェラでは、現時点でのその一つの集大成をお見せできたのではないかと思っています。
ステージの演出には、メンバー自身のアイデアも多分に反映されているというから頼もしい限り。
HONGJOONG 大きなグランドデザインは、まずは舞台演出の専門家に作ってもらいます。基本的な構図が固まったところに、ATEEZらしい方向性を提示して、自分たちがやりたいこと、得意なことを付け加えていくんです。たくさんの修正を重ね、演出家とパフォーマーのアイデアを融合させて、一つのステージが完成します。
SAN リハーサルでは、いろいろな選択肢を比べてみて、最良のものを選んでいます。
コーチェラでの熱演は終盤に差しかかり、韓国語の響きを十全に生かしたミクスチャーであることが表題からも伝わる「BOUNCY(K-HOT CHILLI PEPPERS)」で会場を沸騰させた後は、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」をフィーチャーした「WONDERLAND(Symphony No.9 “From The Wonderland”)」で荘厳にその幕を閉じた。
SAN 僕たちATEEZというチームは、舞台が大きければ大きいほど、強くなることができます。コーチェラでの経験は、さらなる自信を植えつけてくれました。
YUNHO コーチェラで得たこのパワーを源に、ATINYと一緒に新しい思い出をもっともっと作っていきたいと思っています!
ATEEZ(エイティーズ)
韓国の8人組ボーイズグループ。2018年にミニアルバム『TREASURE EP.1 : All To Zero』でデビュー。2023年12月にリリースした2ndフルアルバム「THE WORLD EP.FIN : WILL」では、「Billboard 200」で自身初の1位を獲得しただけでなく、英・オフィシャルアルバムチャートで2位にランクインするなど、世界的な人気を博している。2024年4月にはアメリカ・カリフォルニア州インディオの砂漠地帯であるコーチェラ・バレーで開催された「Coachella Valley Music and Arts Festival」にK-POPボーイズグループとして史上初となる出演を果たした。
文=下井草 秀
撮影=土屋文護
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