1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「SMAPに憧れて今の自分がいる」デビュー30周年の三宅健が語る“後輩たちにしてあげたいこと”

CREA WEB / 2024年7月11日 17時0分


三宅健さん。

 30年以上、アイドルとしての第一線を走り続けてきた三宅健さん。これからもアイドルとしての道を貫くと決めたとき、彼は新たな事務所に活動の場を移すことを決めた。三宅さんのアイドルとしての覚悟と決意、後輩に伝えていきたい想いを語ってくれた。


三宅健がずっと背中を追いかけてきた存在


三宅健さん。

 年齢を重ねながらも、美しく洗練されたビジュアルをキープし続けるだけでなく、ステージでつねに完璧なパフォーマンスを披露するためのレッスンや準備を怠らないストイックさ、つねにファンファーストの姿勢から、“プロアイドル”とも言われてきた。そんな三宅さんにとっての“永遠のアイドル”は?

「SMAPは誰もが納得する、日本を代表するスーパーアイドルのひとつですよね。あの人たちに憧れて育ってきて今の自分がありますし、僕らはまさにその恩恵を受けてきた世代でもあります。

 歌って踊るだけじゃないアイドルの可能性……幅を広げてくれた存在だと思っていますので、そこへのリスペクトはすごく大きいです。だからいつか自分もそういう、後進の人たちに道を作れるような存在になれたらいいなと思っています」(三宅健さん・以下同)

 現在の事務所TOBEには、数多くの後輩たちが籍を置く。YouTubeライブで配信されているバラエティ番組『とべばん』や、今年1月にAbemaで放送された密着バラエティ『TOBEの夏休み。』では、その後輩たちとの交流の様子が窺える。三宅さんは、マイペースを貫きながら、ときにツッコんだり、ときにいなしたり、後輩たちが萎縮せずに振る舞えるような、柔らかい空気を作る姿が印象的だ。

「TOBEの子たちだけじゃなく、エンターテインメントの世界でアイドルという仕事に関わる人たち全員に対して、自分が今できることはなんなのかを考えています」

ファンを大切にしたい、10代で感じた覚悟と決意


三宅健さん。

 言葉の端々から伝わるのは、アイドルという存在に対する敬意と、アイドルであることの自負。そんなふうに、アイドル・三宅健をポジティブに受け止められるのはファンのおかげ、と語る。

「人を好きになるという行為は、ものすごくエネルギーが要ることだと思うんです。この活動をしていると、いろんな人たちのいろんな想い……それは時に喜びだったり、時に悲しみだったり、いろんな感情を浴びる場面が多いんですよね。

 たとえばコンサートって、日常から解放されようと思って見に来られる方が多いと思うんです。アンコールで客電が点いて会場が明るくなった時に、お客さんの顔が一番よく見えるんですが、とびきりの笑顔で楽しそうにしている方もいれば、感極まってめちゃくちゃ泣いている人もいたり、なかには、家族なのか友人なのかわからないけれど、誰かの遺影を持っている人がいたりもする。

 自分が10代の多感な時期にそういうファンの方々の姿を目にしたとき、こんなふうに応援してくれている人たちを大切にしないといけない、そんな覚悟のようなものを感じたし、今もそれは変わってないです」

ファンの想いも掬い上げながら、進化を続けたい


三宅健さん。

 自身の美意識、趣向や思考、意思をしっかりと持ちながらも、ファンの想いや時代の流れにしっかりコミットし変容していくしなやかさも持ち合わせる。だからこそ聞いてみたいのは、三宅さんがこれだけは譲れないと思うことについて。

「仕事をするうえで基本的に大切にしているのは、気持ちが動くかどうかということ。逆に言えば、心が動かないものはやりたくないと思っているし、同時に、気持ちのこもっていない仕事はしたくないというふうにも思っています。

 それは単純に、これは楽しそうだなとか、苦手そうだなという直感的なこともあれば、楽曲でもライブでも、自分がなにかを制作するうえで、作品としてちゃんと気持ちの入ったものを残したいというこだわりもある。

 そこには何より、ずっと応援してくれているファンの方たちへの揺るがない気持ちがやっぱりあって、そういう人たちに喜んでもらいたいというのが最優先みたいなところは、あるかもしれません」

 そう言ってから、少し間があって「そこもまた難しいところなんだけどね…」と呟くように付け加えた。

「たとえば、僕のことを長く応援してくれているファンの方々は、これまでの自分……つまり過去の僕自身や過去にやってきた活動を見て、好きだと言ってくれているわけですよね。でも、自分は未来に進んでいるわけで、それが必ずしもファンの方が期待して求めている姿ではないかもしれない、ということは常に考えています。

 なかには、新しいものを生み出していくことを、変化と捉えて寂しく感じる人がいるかもしれない。でも、それは自分の中での進化であって、ファンの方たちも一緒に前に進んでいこうよ、という気持ちなんですよね。だからそういう想いに対しても、できるだけフォローできたら、とは思っています」


ジャケット 88,000円、パンツ53,900円/コール (ダフオフィス 03-6303-2591)、靴 72,600円/アデュー (バウ インク 070-9199-0913)、ネックレス155,100円/プリュイ (プリュイ トウキョウ 03-6450-5777)、その他/スタイリスト私物

 これまで応援してくれていた人たちすべてを置いてきぼりにしたくない。そう思うのは、それだけ大きなものを受け取ってきた、という実感があるからこそ。

「それは、僕の活動を楽しみに生活していたり、生きがいにしてくれている人たちがいることがわかっているから。だからこそ一方通行ではなく、僕は僕でファンの方々のこと……お互いの人生のことも考えなきゃなって思うんです。それは、後輩に伝えていきたいことのひとつかもしれない。それぞれに築いてきたファンの人たちの関係性というものがあるだろうから、それをちゃんと育んでいってほしいなと思うんです」

 新しく歩み出した道は、まだ誰も足を踏み入れたことがない三宅さん独自のもの。そこから見せてくれるであろう景色を楽しみに待ちたい。

三宅 健(みやけ・けん)

1979年7月2日生まれ。神奈川県出身。2023年7月最初のTOBEアーティストとして出発することを発表。表現者として、新たなエンターテインメントの形に挑戦していくこと、そして新たな「アイドル像」を描いていくことを表明した。New Album「THE iDOL」が6月5日にリリース。豪華アーティストによる提供楽曲と進化し続けるKEN MIYAKEの表現力を詰め込んだ表情豊かなアルバムとなっている。公式YouTubeの『KEN MIYAKE』チャンネルにて毎週火曜日21時には『 健ちゃんの食卓』 、毎週木曜日 21時には『三宅健のゆるりと生配信』を配信中。今年6月22日・23日には東京・有明アリーナにて単独コンサート『2024 Live Performance The Otherside : Another Me Presented by KEN MIYAKE』の開催。
後日、Amazonプライムにて配信が予定されている。

文=望月リサ
写真=SAKAI DE JUN
ヘア&メイク=井手賢司(UM)
スタイリング=井田正明

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください