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「家は彼のおもちゃで溢れています」俳優・光石研が愛犬グリグリくん(10歳♂/トイプー)の名前に込めた“思い”

CREA WEB / 2024年7月6日 11時0分

62歳のいまもつねに新しい「いいな、これ」を探している


キュートな愛犬・グリグリくん(10歳/トイプードル)とお散歩をしながらインタビューを実施。

 最近は俳優以外にもファッション誌でモデルをつとめるなど、お仕事の幅を広げている光石 研さん。古着や音楽、インテリア、スケボー、車など、抜群のセンスで、おしゃれな趣味人としても有名である。

 趣味や愛犬グリグリくんについて語ってもらった。


光石 研のお気に入りラジオ番組4つ


「グリグリ、キラキラしているね!」(光石 研さん)

――前篇で青年時代、色っぽい歌詞のソウルミュージックを聴きながら絵を描いていたとおっしゃっていましたが、ファッション的には中学生の頃から『メンズクラブ』や『ポパイ』を愛読し、アイビーやアメリカンカジュアルスタイルを好んでいらした?

 そういうファッションが流行っていた時期はそうですね。

 ブラックミュージックが好きでしたけど、そういうファッションはしていなかったですね。ザ・ビーチ・ボーイズは好きだったけど、サーフィンはやらないし。ディスコミュージックも好きだけれど、ディスコにはあまり行きませんでした。僕の中では好きなものは繋がっているんですけどね。

――初エッセイ集『SOUND TRACK』によると、『博多っ子純情』のオーディションに受かった賞金で初めてスケートボードを買ったのだとか。

 そうです。スケートボードは元々サーフィンの練習用で流行り始めたんです。その時代のスケートボードが僕は好きなんです。サーフィンをやるには車がいるし、現実的ではなかったですね。スケートボードは中学生のときに始めました。街中でできたのがよかったですね。

――数年前にスケートボードをまた始められたんですよね?

 ボードは車に積んでいますけど、最近は全然乗ってないです。でもYouTubeを観ながら、こんなふうに乗りたいなあと思っています。


光石さんのことをじっと見つめて嬉しそうなグリグリ。

――光石さんは音楽好きで、新しいバンドなどにもお詳しいですが、どうやって情報を得るのですか?

 最近は全然見つけられてないですが、情報源は主にラジオですね。

 通勤の車の中で、ラジオでかかった曲でいいなと思ったら、Shazamで曲名を検索したり、DJの方が紹介するのを書き留めてCDを買いに行ったりします。

――どんなラジオ番組を聴いていらっしゃるのですか?

 早朝はJ-WAVEの別所哲也さんの「TOKYO MORINIG RADIO」。9時からはTokyo FMの住吉美紀さんの「Blue Ocean」、15時からは「THE TRAD」というハマ・オカモトさんと稲垣吾郎さんがパーソナリティの番組、その後はそのままマンボウやしろさんの「Skyrocket Company」を大体聴いています。

――光石さんにもぜひ、音楽番組をやっていただきたいです!

 いやいや、僕、ちゃんと喋れないから(笑)。

――最近見つけたお気に入りのバンドはありますか?

 ちょっと前ですけど、ラジオで見つけたDeep Sea Diving Clubという福岡のバンドはすごくカッコよくてすぐにCDを買いました。当時インディーズでしたけど、その後すぐにメジャーデビューしましたね。

 あと、LAGHEADSというジャズポップのインストバンドがHIMI(佐藤緋美)くんをフィーチャリングしている曲がいくつかあって、ファルセットがよかったです。

架空のバンドのツアーTシャツを作っちゃった!


「グリグリ、グリグリ!」と絶えず呼びかける光石さんと、嬉しそうなグリグリ。

――光石さんは、最近UNITED ARROWSとコラボレーションTシャツを作られました。前面には「KEN MITSUISHI & RIVER SIDE BOYS」の文字、後ろには国内外の都市名が連なっています。

「RIVER SIDE BOYS」という架空バンドのツアーTシャツという設定なんです(笑)。古着屋さんで、昔のバンドのワールドツアーTシャツを見つけて。このTシャツがいずれ古着屋さんに置かれて、実在のバンドかと思ったらパロディだった、となったら面白いなと思って周囲に話したら、実現してくださいました。

 そういう、ふざけたことを考えるのが好きなんですよね(笑)。


「走ってみる?」

――人を笑わせたいという気持ちがいつもある?

 笑わせたいというか、みんなに喜んでもらいたいというのは小学生の時からありましたね。

――では、きっかけがあればお笑い芸人を目指していたかもしれないですか?

 それはないですかね。僕の小学生時代は1970年代の半ばですから、九州でお笑いというと吉本新喜劇でした。漫才ブームが始まる前でしたし、そこを目指すという選択肢はなかったんじゃないかな。


ランニングが日課で軽快な足取りの光石さんと、実はあまり走るのが好きじゃないグリグリ。

――バンドとお笑いの両方をやっていたザ・ドリフターズに憧れるということは?

 ドリフはもちろん観ていましたけど、テレビの中の、ものすごく遠い存在だと思っていました。あっちの世界に入りたいとは1ミリも思わなかったですね。

――映画はいかがですか? 17歳のときに『博多っ子純情』で主演デビューされましたが。

 映画はさらに遠い世界でした。『博多っ子純情』も友達に誘われてオーディションを受けに行っただけなので、まさか自分が映画に出るなんて思いもしませんでした。

『ゴジラ』や『小さな恋のメロディ』、『タワーリング・インフェルノ』、『オーメン』だとか、当時流行っていたものや東映のヤンチャなヤクザ映画を友達と観に行っていましたが、シネフィルでもなんでもなかったんですよね。


抱っこの方が好き!

10歳の愛犬グリグリを甘やかす日々


インタビュー中、一度も吠えることがなかったグリグリ。

――今日は愛犬のグリグリくんと一緒にご登場いただきました。インタビュー中も全く吠えないし、すごくおとなしいですね。

 僕と一緒で、一人っ子で外面がいいんです(笑)。家では違いますけど。10歳になり、あまり動かなくなりましたね。

――グリグリという名前の由来は?

 フランス映画の『猫が行方不明』の猫の名前からつけました。フランス語でアフリカのお守りという意味があるみたいです。

――子供の頃にも犬を飼っていらしたそうですね。

 ルルというマルチーズを飼っていました。でも、ほとんど世話は母に任せて、僕は弟みたいな感じで、一緒に遊んでいただけでしたね。


「グリグリ、次はどこに行こうか」(光石さん)

――光石さんは40代からランニングをされていますが、グリグリくんと一緒に走っているのですか?

 いやいや、このヒト(グリグリ)は全く走らないから(笑)。グリグリの散歩とは別に走ってます。

 グリグリは歩くのも好きじゃないみたいで、すぐに抱っこをせがむんですよ。散歩も行きは歩いても途中から抱えて帰ることも(笑)。ついつい甘やかしてしまいます。おもちゃもすぐ買っちゃうから、家は彼のおもちゃで溢れています。(続きを読む)

光石 研(みついし・けん)

1961年生まれ、福岡県出身。高校在学中に映画『博多っ子純情』のオーディションに合格し、主演デビュー。以降、映画、ドラマなど映像を中心に活躍。主演映画『逃げきれた夢』は第76回カンヌ国際映画祭ACID部門に正式出品・第33回 日本映画プロフェッショナル大賞 主演男優賞を受賞。映画『ディア・ファミリー』が公開中。『南くんが恋人!?』(テレビ朝日)が7月16日より放送スタート。

文=黒瀬朋子
撮影=榎本麻美
ヘアメイク=大島千穂

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