【熊本県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選 菊池渓谷多くの写真家が訪れる究極の渓谷美
CREA WEB / 2024年7月10日 9時0分
この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。
青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。
「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。熊本の夏の絶景・風物詩10選をお楽しみください!
◆菊池渓谷
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阿蘇くじゅう国立公園の一角に位置する菊池渓谷は広大な面積に美しい森林と渓谷が広がっており、四季折々に見せる渓谷ならではの自然美が魅力。夏の太陽に照らされた様子は幻想的で、多くのカメラマンがさまざまな情景を撮影しに訪れる。
渓谷内には大小さまざまな滝や瀬・淵があり、その美しさは「日本名水百選」や「日本の滝100選」に選出されるほど。うっそうとした天然生広葉樹で覆われた森と、阿蘇外輪山から湧き出した伏流水が、変化に富んだ景色を創り出している。
太陽の向きや気候条件によっては昼ごろには虹がかかることも。水しぶきがもたらすマイナスイオンとその情景に身も心も癒される。
菊池渓谷(きくちけいこく)
所在地 熊本県菊池市原5026(受付住所)
https://kikuchikeikoku.com/
◆御輿来海岸
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御輿来海岸は、「日本の渚百選」や「日本の夕陽百選」に選定された景勝地。干満の差が日本一といわれる有明海の中でも、これほどの絶景が見られるのはここだけだそう。
年に数回ほど見られる、潮が引いた海岸の砂紋に夕日が重なり、なめらかな三日月形の模様が現れる日は「絶景日」と言われ、また格別。絶景日でなくとも、その光景は美しく、薄暮のときはパープルに、日中はシルバー、そして満月の夜はゴールドへ変化し、誰もが魅了されることだろう。
晴天時には有明海を挟んだ対岸の長崎県雲仙普賢岳も望むことができ、全国のカメラマンが多く訪れる名所となっている。
御輿来海岸(おこしきかいがん)
所在地 熊本県宇土市下網田町
https://kumamoto.guide/spots/detail/12235
◆倉岳神社
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天草上島の南東部、八代海に面する丘陵にそびえる標高682メートルの「倉岳」。古代から人々が霊山として仰ぎ、天草諸島最高峰を誇るこの山の山頂には、航海の安全を祈願して建立された「倉岳神社」が鎮座している。
この神社の鳥居がある場所が絶好の眺望スポットで、周囲を360度見渡す大パノラマはまさに絶景。穏やかな海に浮かぶ天草諸島を一望できる。
また、周辺から神社を眺めてみると、まるで鳥居が空に浮いているかのように見える。その神秘的な光景から、「天空の鳥居」とも呼ばれている。
倉岳神社(くらたけじんじゃ)
所在地 熊本県天草市倉岳町棚底
https://kumamoto.guide/spots/detail/12468
◆山鹿灯籠まつり
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九州屈指の夏の風物詩として、古くから親しまれている「山鹿灯籠まつり」。開催日の2日間は山鹿市内各所でさまざまな催しが行われ、町全体が幻想的な灯りで彩られる。
豊富な見所のなかでも特に、金灯籠を頭に載せた約千人の女性が山鹿の民謡「よへほ節」の調べに合わせて、優雅に舞い踊る「千人灯籠踊り」は圧巻だ。まばゆく輝く金灯籠の灯が輪となり幾重にも重なった、幻想的な光の世界へと誘われる。
この金灯籠は、手漉きの和紙と糊のみを使い、熟練の灯籠師の手により作られたもの。紙でできているとは思えない精巧な造りには、職人の高度な技術が表れている。
開催日:2024年8月15日(木)~16日(金)
山鹿灯籠まつり(やまがとうろうまつり)
場所:熊本県山鹿市山鹿
https://yamaga-tanbou.jp/about/toromatsuri/
◆通潤橋
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「通潤橋」は、1854年に白糸大地に農業用水を送るために建設された、日本最大級の石造りアーチ水路橋水路の長さ約123.9m、橋の長さ約76m、橋の幅約6.3m、水面からの高さ約20.2m、アーチの半径約27.6mの規模を持ち、国の重要文化財に指定されている。
橋には約124メートルの通水管があり、中に詰まった蓄積物を取り除く放水(土砂吐き)機能を搭載。橋の中央部から放水する様子は豪快で、間近から眺めると大迫力だ。
石造アーチ式水路橋で放水ができる橋は日本でも通潤橋だけ。放水のタイミングはHPで随時更新されているので、チェックしてみて。有料で橋の上から放水の様子を観覧することも。
見ごろの時期:4月~11月(5月上旬~7月中旬までは農地灌漑のため、12月から3月までは通潤橋の石材の凍結を防止するため休止)
通潤橋(つうじゅんきょう)
所在地 熊本県上益城郡山都町長原
https://tsujunbridge.jp/
◆草千里ヶ浜
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草千里ヶ浜は、阿蘇五岳の1つである烏帽子岳の北麓に広がる湿地帯。緑の草原には放牧された馬がのんびりと歩く、牧歌的な風景が広がる。
この草千里ヶ浜の全景を望めることができる「草千里ヶ浜展望所」はおすすめのスポット。阿蘇中岳の噴煙を目の前に、晴れた日には遠く金峰火山や島原半島の雲仙普賢岳など、阿蘇以西火山の並びを一望できる。
すぐ近くには「ニュー草千里」という物産館やカフェ・食堂が入っている複合施設もあり、阿蘇の魅力を食事やお土産で堪能することも。ドライブがてら訪れてみるのもおすすめ。
草千里ヶ浜(くさせんりがはま)
所在地 熊本県阿蘇市草千里ヶ浜
https://kumamoto.guide/spots/detail/210
◆球磨川くだり
![](https://crea.bunshun.jp/mwimgs/5/c/-/img_5c2c1c97f105f234096a702429d39eb2534604.jpg)
日本三大急流として知られる熊本県最大の川「球磨川」を、木舟に乗って下る球磨川くだり。100年以上の歴史を持ち、かの与謝野鉄幹・晶子夫妻も人吉を訪れた際にはこの球磨川くだりを楽しんだそう。
船頭のガイドを聞きながら温泉町へと下る船上からは、人吉城跡や夏の青々とした美しい山の景観、透明度が高い球磨川の水から透けて見えるアユの泳ぐ姿など、心和む情景を眺めることができる。夏場は貸切屋形船で涼むのも趣深い。
この地を訪れる人々に愛され続ける悠久の球磨川くだりを、ぜひ体験してみて。
球磨川くだり(くまがわくだり)
所在地 熊本県人吉市下新町333-1
https://www.kumagawa.co.jp/kumagawa/
◆白川水源
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銘水の郷といわれる南阿蘇の中でも、特に質のいい水が流れているとされる白川水源。その源流は白川吉見神社境内にあり、杉の木が立ち並ぶ豊かな自然に囲まれている。
湧水の透明度は圧倒的で、豊富な水が地底の砂を舞い上がらせながらこんこんと湧出する様子は、木々の緑と相まって美しいグラデーションを描く。
水をくんで飲んでみると、ミネラル分が多いためかしっかりとした飲み心地。地酒やミネラルウォーターの原水としても使用されていたり、九州各県から採水に来たりする人も多いそう。
白川水源(しらかわすいげん)
所在地 熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川2092-1
https://kumamoto.guide/spots/detail/219
◆遊水峡のかっぱ滝
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キャンプや川遊びを楽しむ避暑地として、家族連れやグループで賑わう小国町の遊水峡。筑後川の源流に位置し、高さ100メートルを超える岩盤が露出する、大小いくつもの滝や湧水に恵まれた美しい行楽地だ。
巨大な一枚岩盤の上を流れる清流に沿って、遊歩道を川上へ進むと、かっぱ滝の愛称で親しまれる滝に辿りつく。滝の高さは約15メートル。滝つぼのすぐ側まで近寄れるので、勢いよく流れ落ちる水しぶきや迫力ある音を体感できる。
周囲の遊歩道には“でっぱり岩”と呼ばれる大きな岩がゴロゴロ転がる風景が見られるなど、見どころもたくさん。夏のお出かけにぴったりのスポットだ。
遊水峡のかっぱ滝(ゆうすいきょうのかっぱたき)
所在地 熊本県阿蘇郡小国町大字下城滝ノ上4837-3
https://yusuikyo.jp/
◆観光うたせ船
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幕末頃から熊本県南部の芦北地方に伝わる伝統漁法「うたせ網漁」。この漁で使われる船をうたせ船といい、現在は観光船としても活躍している。
うたせ船は風や潮の流れといった自然の力を動力としており、ゆったりと海面を滑るように進む姿はなんとも優雅。紺碧の不知火海に真っ白な帆を大きくふくらました姿が、「白いドレスをまとった海の貴婦人」と称されるのもうなずける。
船上ではうたせ網漁を体験したり、漁で獲れた海産物を味わったりすることもできる。夏の陽射しできらきらと輝く海を眺めながら、のんびりとクルージングを満喫したい。
開催時期:4月~11月末
観光うたせ船(かんこううたせぶね)
所在地 熊本県葦北郡芦北町
http://ashikita-gyokyou.com/
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
文=CREA編集部
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