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【京都府 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選「立岩」神話を感じる巨大な一枚岩、そして海

CREA WEB / 2024年7月20日 7時0分

 この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。

 青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。

「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。京都の夏の絶景・風物詩10選をお楽しみください!


◆立岩


立岩。

 立岩は、日本海側に広がる山陰海岸ジオパークに属する京丹後のシンボルとして親しまれるスポット。

 柱状の割れ目が入った安山岩のそそり立つ姿は迫力があり、白砂と相まって美しいコントラストを醸し出す。

 伝説によれば、第31代用明天皇のお后間人(はしうど)皇后の第3皇子麿子親王が、この地で鬼退治をした際に、一夜のうちに天から降りてきてこの大岩に鬼を封じ込めたといわれる。今でも風が強く、波の高い夜などは鬼どもの号泣する声が聞こえるらしい。

 高さが20メートルもある巨大な一枚岩は、安山岩の直線的で荒々しい岩肌が特徴。

 大きな立岩をバックに写真を撮ったり、近くにある木製のてんきてんき橋からの撮影もおすすめ。

立岩(たていわ)

所在地 京都府京丹後市丹後町間人
https://www.uminokyoto.jp/spot/detail.php?sid=72

◆広河原の松上げ


広河原の松上げ。©masaaki / PIXTA(ピクスタ)

「松上げ」は府内の一部の地域でお盆の時期に行われる火祭りで、京都市左京区で行われる「広河原の松上げ」は、300年以上の歴史があるといわれ、無病息災、五穀豊穣を祈願するもの。

 高さ約20メートルの燈籠木の先に付けた大笠目がけて、男衆が松明を次々に投げ入れ、炎に包まれた燈籠木が一気に倒れる様子は迫力満点。倒れた燈籠木に丸太を二方向から突き刺す「ツッコミ」が行われると、辺りに火の粉が盛大に舞い上がる。

 観客の誰もが思わず見入ってしまう、勇壮な火祭りだ。

開催日:2024年8月24日(土)

広河原の松上げ(ひろがわらのまつあげ)

開催地 京都府京都市左京区広河原下の町
https://souda-kyoto.jp/event/detail/hirogawara-matsuage.html

◆正寿院(しょうじゅいん)


正寿院。

 正寿院は、創建から約800年の歴史を持つ、高野山真言宗の寺院。京都市内と比べて夏は5℃ほど涼しく、別荘もある避暑地に正寿院はあります。そんな場所でより涼を感じられるのが風鈴で、毎年夏に開催される「風鈴まつり」が有名。京都では風鈴寺とも呼ばれている。

「風鈴まつり」では境内に2,000個を超える風鈴が吊られ、たくさんの華やかな風鈴が風に揺れる様子は、涼しさを誘う壮大な景観。

 正寿院がオリジナルで制作した「あじさい風鈴」や「ひまわり風鈴」、「こすもす風鈴」が飾られた「花風鈴小径」や、47都道府県のご当地風鈴が参拝者を出迎える。

「風鈴まつり」期間中は随時、風鈴の絵付け体験ができる。絵付けした風鈴は持ち帰ることができるのも嬉しい。

【風鈴まつり開催期間】
2024年6月1日(土)~9月30日(月)
※8月17日は終日拝観中止

正寿院(しょうじゅいん)

所在地 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
http://shoujuin.boo.jp/

◆あやべ水無月まつり


あやべ水無月まつり。© CHU / PIXTA(ピクスタ)

「あやべ水無月まつり」は、明治時代に先祖供養のために、川へ灯篭を流したのが始まりといわれる祭事。現在も「万灯流し」として継承され、盛大な打ち上げ花火とともに開催される。

 万灯流しは由良川で行われ、4艘の船から約1万個の灯篭を川へ浮かべていく様子は幻想的。

 和紙で作られた色とりどりの灯篭が川一面を彩る頃、河畔からは約4,000発の花火が打ち上げられ、綾部の町が華やかな光で包まれる。

 また、2000年から始まった「あやべ良さ来い」も「あやべ水無月まつり」の一大イベントだ。高知県の元祖「よさこい」を、あやべ流にアレンジ。およそ350年の歴史をもつ「綾部踊り」の踊りと音楽を取り入れている。

開催日:2024年7月27日(土)

あやべ水無月まつり(あやべみなつきまつり)

開催場所 京都府綾部市川糸町由良川河畔
https://ayabeminatsuki.org/index.php

◆亀岡平和祭保津川市民花火大会


亀岡平和祭保津川市民花火大会。

「亀岡平和祭保津川市民花火大会」は、戦争で犠牲になった戦没者の慰霊と、世界平和を祈念するために開催される花火大会。今年は「祈りの炎、希望の光」をテーマに、史上初となる約1万発の花火が打ち上げられる。

 今回の花火はさらに進化し、音楽とシンクロした音楽花火ややドローンショーなどがラインナップ。環境保全を目指す「環境先進都市」ならではの取り組みとしてリユース食器の使用を推奨する。平和への思いが詰まった花火が、亀岡の夜を華やかに演出する。

 また、全エリア完全チケット制で、混雑を避け安全に観覧できるよう配慮を行う。チケットがないと屋台エリアを含む会場内へ入場できないので、早めにチケットを手に入れたい。

開催日:2024年8月11日(日・祝)

亀岡平和祭保津川市民花火大会(かめおかへいわさいほづがわしみんはなびたいかい)

開催地 京都府亀岡市保津町保津橋上流
https://www.kameoka-hanabi.com/
https://www.city.kameoka.kyoto.jp/site/kankou/3593.html

◆高台寺 夕涼み浴衣のお茶会


高台寺 夕涼み浴衣のお茶会。

「高台寺」は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが、秀吉を弔うために創建した古刹。ここでは座禅・茶道の体験会や、茶会などが定期的に開催されている。

 8月に開かれる「夕涼み浴衣のお茶会」は、茶室「湖月庵」でお茶を楽しめるイベントだ。通常は拝観できない伝統的な茶室で、お茶を味わい、美しい庭園を眺め、心地のよい時間を過ごすことができる。

 軽装で参加できるが、浴衣着用の場合は割引も。イベントに参加して、和の趣を堪能しよう。

 ちなみに8月1日(木)〜18日(日)までは夜間特別拝観として17時に点灯。22時まで美しくライトアップされた夜の高台寺を楽しめる。※21時30分受付終了

開催日:2024年8月2日(金)~18日(日)の金土日
※2日前16時までに要予約
料金:5,000円(和装の場合4,000円)拝観付
定員:各日30名

高台寺 夕涼み浴衣のお茶会(こうだいじ ゆうすずみゆかたのおちゃかい)

所在地 京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地
https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=6668

◆岩戸山(日室ヶ嶽)


岩戸山。

 大江山連峰の東南に位置する岩戸山は、かつて神が降臨したといわれる神体山で、日室ヶ嶽とも呼ばれる。

 きれいな錐体の山容はピラミッドにも似ており、山の斜面に生い茂る天然林や極相林の中には、イナモリソウ、ヨコグラノキなど専門家が注目する貴重な植物なども自生する。

 今でも信仰の対象であり、元伊勢内宮皇大神社から天岩戸神社へ続く参道の遙拝所から望むことができる。

 夏至の日に見ることができる、山頂に太陽が沈む光景は神秘的。

 岩戸山を含む元伊勢三社(皇大神社、豊受大神社、天岩戸神社)は京都の自然200選にも選ばれている。

岩戸山(いわとやま)

所在地 京都府福知山市大江町佛性寺
https://morinokyoto.jp/event/spot-581/

◆勧修寺のハス


勧修寺のハス。

 山科にある「勧修寺」は真言宗山階派大本山であり、醍醐天皇が母・藤原胤子を弔うために創建した古刹。ハスの名所として有名で、毎年見ごろの時期になると、境内の「氷室池」で美しいハスの花が咲き誇る。

 氷室池のある庭園「氷池園」は、広大な敷地が広がる池泉回遊式庭園。京都市指定の名勝であり、池越しに望む山々の借景がすばらしいと評判だ。

 夏になると緑鮮やかなハスの葉が池の水面を覆い、そのすき間から首を伸ばし、花を咲かせるハスは凛として美しい。また、池に面して立つ観音堂を背景にした眺めは、写真に収めたくなる情景だ。

見ごろの時期:6月下旬~8月上旬

勧修寺のハス(かじゅうじのはす)

所在地 京都府京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
https://kyototravel.info/kanjyuujihasu

◆上津屋橋


上津屋橋。

 上津屋橋は、京都府南部を流れる木津川に架かる巨大な橋。八幡市と久御山町を結ぶ。長さ356.5メートル、幅3.3メートルの日本最長級の木橋で、歩行者と自転車・二輪車が通行可能。※自転車・二輪車は押し歩いてわたる。

 洪水の際に流されてもかまわないという設計で造られているところが最大の特徴で、欄干がない素朴な姿をしている。増水時には橋桁が水面に浮き、いかだのように流れることで水の水圧を受け流し、橋全体の崩壊を防ぐ仕組みだ。その場合、橋桁と橋脚がワイヤーロープで繋がれているので、ロープを引き上げるだけで橋桁を橋脚の上に戻すことができる。実際、1953年に架けられて以来、20回以上流されているが、そのたびに短時間で復旧している。

 木津川に架かる上津屋橋は、長さ356.5メートル、幅3.3メートルの日本最長級の木橋で、歩行者と自転車・二輪車が通行可能。※自転車・二輪車は押し歩いてわたる。

 雄大な自然とノスタルジックな雰囲気を感じる景観で、時代劇などの舞台になることの多い定番のロケ地でもある。

上津屋橋(こうづやばし)

所在地 京都府八幡市上津屋宮前川端
https://ochanokyoto.jp/spot/detail.php?sid=6

◆天王山


天王山。 

 戦国時代に羽柴(豊臣)秀吉と明智光秀が覇権をかけた山崎の戦い。この天下分け目の戦いの舞台となったのが天王山だ。

 重要な勝負や運命の分かれ目の代名詞となっているこの山では、合戦の臨場感を味わいつつ歴史・文化に触れるハイキング体験ができる。

 標高270メートルの山頂までは登山道が整備されていて、お年寄りや子供連れでもハイキングを楽しむことができる。大阪平野を一望できる青木葉谷展望広場や、京都の古戦場を見渡せる旗立松展望台もあり、歴史を感じながら絶景を満喫できる。そんな最高の景色を眺めながら食べるお弁当は格別だ。

天王山(てんのうざん)

所在地 京都府乙訓郡大山崎町大山崎~円明寺
http://www.town.oyamazaki.kyoto.jp/annai/kikakuzaisei/kannkou/kanko/machinokankosupotto/tenkawakemenotennozan/965.html

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=CREA編集部

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