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【奈良県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選 涼を感じる“おふさ観音”約2,500個の風鈴まつり

CREA WEB / 2024年7月20日 7時0分

 この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。

 青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。

「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。奈良の夏の絶景・風物詩10選をお楽しみください!


◆おふさ観音の風鈴まつり


おふさ観音の風鈴まつり。

 奈良県橿原市にある、通称“おふさ観音”と呼ばれている「高野山真言宗別格本山観音寺」は、江戸時代に地元の娘・おふさがこの地で観音様を祀りはじめ、それが後に寺に発展したと伝わる古刹だ。

 夏になると、境内いっぱいに厄払いのための風鈴を飾る「風鈴まつり」が開催。約2,500個の風鈴が風に揺られる様子は圧巻で、訪れる人に涼を与えてくれる。

 また、全国各地の多彩な風鈴の展示会や即売会、、寺宝特別公開などイベントは盛りだくさん。7月17日(水)、18日(木)、8月11日(日)、12日(月)、9月14日(土)、15日(日)は、ライトアップされた風鈴の幻想的な光景が楽しめる「夜まつり」を開催。こちらも必見だ。

開催日程:2024年7月1日(月)~9月30日(月)
入場時間:7時〜16時30分(閉門は17時)※夜まつり開催日は21時閉門
入場料:無料(本堂内拝観は300円)

おふさ観音の風鈴まつり(おふさかんのんのふうりんまつり)

所在地 奈良県橿原市小房町6-22
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/03east_area/ofusakannon/event/dlfu9vtxub/

◆龍鎮渓谷


龍鎮渓谷。

 奈良県宇陀市の室生湖に注ぐ、深谷川上流にあるのが「龍鎮渓谷」。雄大な自然が広がる「室生赤目青山国定公園」内にあり、パワースポットとして知られる「龍鎮神社」の神域内に位置している。

 渓谷に流れる清水は奈良県が選定する名水「やまとの水」に選ばれており、渓流を遡ると現れる滝壺は、陽が当たると美しいエメラルドグリーンに。

 両岸には龍鎮神社が鎮座し、その拝殿や祠が神秘的な雰囲気をたたえる、宇陀市の知られざる秘境のひとつだ。

龍鎮渓谷(りゅうちんけいこく)

所在地 奈良県宇陀市榛原荷阪
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/04river/03east_area/wuea2ueeg5/

◆奈良・西ノ京ロータスロード~蓮と歴史を楽しむ旅~


奈良・西ノ京ロータスロード~蓮と歴史を楽しむ旅~で見られる薬師寺の蓮。写真提供:奈良市観光協会

 初夏から夏にかけて見頃を迎える蓮の花。開花時期になると奈良市内では、蓮の花に彩られた四ヶ寺を巡る「奈良・西ノ京ロータスロード~蓮と歴史を楽しむ旅~」が開催される。

 市内の多くの寺院で蓮が花開くなかで、とくに美しい花々が咲くことで知られているのが「西大寺」「喜光寺」「唐招提寺」「薬師寺」の四ヶ寺。これらの寺院をつなぐ道は「ロータスロード」と呼ばれており、その道を散策しながら四ヶ寺を巡り、境内で咲き誇る多種の蓮の花を観賞できる。

 期間中は「四ヶ寺共通 拝観券」を販売(1枚4,000円)。購入者限定でロータスロード特別御朱印が受けられるほか、オリジナルグッズや周辺地域での食事・買い物の際に利用できるクーポンが付く。

 仏教で「清浄な花」とされる蓮の花だが、西ノ京の四ヶ寺で眺めると、神秘性が一段と感じられるはずだ。

開催期間:2024年6月14日(金)~8月12日(月・祝)

奈良・西ノ京ロータスロード~蓮と歴史を楽しむ旅~(なら・にしのきょうロータスロード~はすとれきしをたのしむたび~)

開催場所:西大寺、喜光寺、唐招提寺、薬師寺
https://narashikanko.or.jp/topics/lotusroad/

◆清納の滝


清納の滝。

 奈良県の最南部・十津川村の山中にある、落差約15メートルの「清納の滝」。豊富な水量と広い滝壺を持つ、大自然に囲まれた滝だ。

 鮮やかな新緑と青く澄んだ水の美しさはもちろんのこと、滝壺まで近づくことができ、滝水の水飛沫を間近で感じられるところが大きな魅力。別名「マイナスイオンの滝」とも呼ばれており、涼を全身で味わえる。

 また、「清納の滝」の近くには「大野出合のヴィーナス」と呼ばれる、女性の横顔に見える岩が存在する。これを見ると幸運になると言われているので、ぜひ注目したい。

清納の滝(せのうのたき)

所在地 奈良県十津川村大字高滝
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/05taki-mizu/04south_area/senounotaki/

◆若草山の夕日


若草山の夕日。

 奈良公園の東部に位置する若草山は、高さ342メートル、広さ33ヘクタールのなだらかな山。笠のような山が3つ重なっている様子から、三笠山とも呼ばれている。山頂は人気のビュースポットで、東大寺大仏殿をはじめ、晴れた日には遠く大和三山を望むことができる。また山頂には鶯塚古墳があることでも知られる。

 おすすめは夕暮れ時。日没にかけて景色が移り変わる様子は非常に美しく、夜景は新日本三大夜景にも選ばれるほど。夏の夕涼みにもぴったり。

若草山の夕日(わかくさやまのゆうひ)

所在地 奈良県奈良市雑司町
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/01mountain/01north_area/wakakusayama/

◆般若寺 紫陽花ガラスボール


般若寺 『紫陽花ガラスボール』

 飛鳥時代の創建と伝わる奈良市の古刹、般若寺。

 石仏を包み込むように境内一帯に咲き広がる季節の花々が美しく、花の寺として有名な場所。

 秋のコスモスがよく知られているが、初夏のアジサイと初夏咲きのコスモスもすばらしい。

 丸いガラスの器に色とりどりのアジサイの花を入れた「紫陽花ガラスボール」が並べられ、初夏の境内に涼しげな彩りを添えている。この美しい姿がSNSでも話題に。

般若寺 紫陽花ガラスボール(はんにゃじ あじさいがらすぼーる)

所在地 奈良市般若寺町221
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/023flower_spot/hannyaji/dgypt1a535/

◆岡田の谷 半夏生園


岡田の谷 半夏生園。

 宇陀郡御杖村にある岡田の谷の半夏生園では、自生地が減りつつある半夏生の群生が楽しめる貴重なスポット。

 半夏生は、七十二候のひとつ「半夏生」(7月2日~7月7日頃)の時期に花を咲かせることからその名がついたとされ、葉の一部が白く色づくことから半化粧とも言われている。

 約3,000平米にわたる群生は、まるで白い絨毯をしきつめたように幻想的。毎年7月上旬から下旬頃が見頃となっている。

岡田の谷 半夏生園(おかだのたに はんげしょうえん)

所在地 奈良県宇陀郡御杖村神末2735
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/04river/03east_area/okadanotaninohangeshoen/

◆空中の村


空中の村。

 吉野郡十津川村の21世紀の森・紀伊半島森林植物公園内にあるアスレチック施設、空中の村。

 フランスから移住したジョランさんが、フランスで行われているレクリエーションのような森の利用方法を参考にして設計や建設に携わり、2020年4月にオープン。

 園内は11ヘクタールもの面積を有し、複数の森の過ごし方を提供している。例えば、最高12メートルの高さの木々の間を歩く「空中ウォーク」をしたり、高さ10メートルの「貸し切りツリーハウス」でゆっくりしたり。大自然が織りなす風景を眺めながら、スリルや癒やしを満喫できる。

 木々の間に設けられた網の吊り橋や木製のプラットフォームなど、フランスの技術を使って作られた施設は、幅広い世代が安全に楽しむことができる。

 森林に包まれた美しい空間で、宙に浮きながらの読書やお昼寝は最高に癒される。

 2023年7月には新たに4種類のスペース「小型ツリーハウス」、「空中テント」、「空中ハンモック」、「透明ドーム」が誕生。非日常的な空間で手ぶらで一泊できるキャンプ体験も見逃せない。

空中の村(くうちゅうのむら)

所在地 奈良県吉野郡十津川村大字小川112 21世紀の森
https://kuuchuu-no-mura.com/

◆鴨都波神社 ススキ提灯献燈行事


鴨都波神社 ススキ提灯献燈行事。

 奈良県御所市にある鴨都波神社は、崇神天皇の頃の創建と伝わる古いお宮で、毎年7月16日とスポーツの日の前々日に行われる献燈行事は、県南部の提灯奉納行事の中で最大規模を誇る。

 奈良県無形民俗文化財に指定されているススキ提灯献燈行事では、五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願して、氏子地域から『ススキ提灯』と呼ばれる30基余りの提灯が奉納されている。

 提灯の持ち手による迫力あるパフォーマンスは一見の価値あり。

開催日程:2024年7月16日(火)

鴨都波神社 ススキ提灯献燈行事(かもつばじんじゃ ススキちょうちんけんとうぎょうじ)

所在地 奈良県御所市宮前町513
https://www.kamotsuba.com/

◆奥田の蓮取り行事


奥田の蓮取り行事。

 毎年7月7日の七夕の日に、奈良県大和高田市奥田の捨篠池で行われる「蓮取り行事」。1300年以上もの歴史を持ち、修験道の祖とされる人物・役行者と、その母・刀良売とのゆかりある伝統行事だ。

 献花の法要の儀式である、「吉野山金峯山寺」の「蓮華会」の一連行事であり、奥田の人々と修験者が蓮取り舟に乗り、古式にのっとって蓮を摘み取るというもの。蓮は修験者の行進や弁天神社での大護摩供などを経て、金峯山寺へと届けられる。

 見学ツアーや無料送迎バスの運行もあるので、ぜひ訪れてみてほしい。

開催日程:2024年7月7日(土)

奥田の蓮取り行事(おくだのはすとりぎょうじ)

所在地 奈良県大和高田市奥田470
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/01jinja/02west_area/xurfgt9loy/event/is5ac645y6/

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=CREA編集部

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