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夏のシミケア&対策でのNG行為心当たりありませんか? ケアアイテム選びのポイントも紹介

CREA WEB / 2024年7月14日 18時0分


苅部淳先生のオススメのケアアイテム。

 こんにちは、美容研究家のにらさわあきこです。

 連休前にうっかり日差しを浴びてしまったら、左右の頬に大きなシミが浮き出てきました……。もしかしたら肝斑かも? なんにせよ、私史上、最大の濃さと大きさで、ファンデーションを塗ってもカバーしきれません。しかも今からさらに紫外線が強くなる季節。しっかりケアをしなくては!

 ということで、今回は美容クリニックの医師に、今のシーズンに行うべきケアの方法を教わってきました。


●バリア機能が崩れやすい

 お伺いしたのは、東京・白金台にある「BIOTOPE CLINIC(ビオトープクリニック)」院長の苅部淳先生。苅部先生には、以前にも夏にできたシミのケアについて詳しく教えてもらいました。

 今回は、まさに紫外線シーズン中のケアということになるのですが、なにか違いはあるのでしょうか?


「BIOTOPE CLINIC」苅部淳先生。

●ビオトープ クリニック

https://biyou.kojihifu.com/biotope

「今の季節に気をつけてほしいのは、肌にダメージを与えないことです。そのためには、洗顔回数を減らしてほしいですし、正しい洗顔方法をしっかり行ってほしいです」(苅部先生、以下同)

 先生によると、紫外線を浴びた肌はダメージを受けているために、今の季節は通常よりも肌のバリア機能が崩れていたり、崩れやすくなったりしているのだそう。そのため、洗顔には、特に気をつけてほしいとか。

「そもそも、皆さん、顔を洗い過ぎなんですよ。肌には常在菌と言って、菌がすんでいるからこそ、正常な皮膚を作り、バリア機能をキープしているのです。でも、洗顔をし過ぎると、大切な菌まで洗い流してしまいます。『洗顔=摩擦=摩擦は良くない』と思われがちなため、摩擦を起こさないなら洗顔をしてもいいんだと誤解する人も多いようですが、それだけではないのです。常在菌を洗い流さないためにも、洗顔はできるだけ行わないのが正解です」

 苅部先生によると、洗顔はできれば夜一回だけにして、刺激の強い成分が入ったものを使わないで行うべきだそう。

「クリニックに来る患者さんにも毎回説明しているのですが、界面活性剤の入った洗顔料やクレンジングを使うのは本当に肌に悪いです。洗顔料は、界面活性剤が入っていないかをしっかりチェックしてから使うようにしてください」

●夏の洗顔は水で行う


©maroke/イメージマート

 また、洗顔時の水の温度にも気をつけてほしいとか。

「夏の洗顔は、できるだけ真水で行ってください。『熱いお湯が肌にダメージを与える』というのは、皆さんもご存じだと思いますが、『肌に近い温度で洗うのが大事だから』というだけではありません。皆さん、あまり気にしていないようですが、水道水には塩素が含まれています。これがバリア機能の崩れた肌にとても悪いんですね。真水をお湯にする過程で、塩素は気化されトリハロメタンという物質に変わり、肌にダメージを与えます。冬はぬるま湯にしてもいいですが、今の時期は、水温が低いわけではないので、水で洗顔してください」

 シミケアというと、「できたシミをどうするか」を考えたくなるものですが、先生によるとシミの大半は炎症によるものなので、まずは「炎症を起こさない」「肌にダメージを与えない」「代謝をよくする健康な肌を作る」ことを意識するのが大事だそう。

「シミに囚われて肌に合っていない化粧品を使ってしまったり、手をかけてシミ部分をいじったりしたら、余計にシミが濃くなったり、色素沈着してしまいやすいです。シミの治療はクリニックなどで専門家に任せるようにして、個人ではシミに対して何もせず、肌の再生力を上げていく意識でケアを行ってください」

●肝斑にはトラネキサム酸

 では、個人では、どんなケアを行えばいいのでしょうか。特に私のように肝斑が大きく、濃くなってきたと感じている場合には、どんな成分を意識してアイテムを選べばいいのでしょうか。

「医学的に肝斑に効くというエビデンスがある成分は、トラネキサム酸です。抗炎症作用、美白作用もあるため化粧品はトラネキサム酸の入ったものを使ってケアするといいでしょう」

 苅部先生がクリニックに置いているアイテムを教えてもらいました。

 まずは、苅部先生が開発から携わったというDr.J+の「C3 ローション(シースリー ローション)」(30mL 5,500円/100mL 9,900円/Dr.J+)。

「こちらは、即効性に優れる水溶性ビタミンCと、浸透力・持続性に優れる油溶性ビタミンC両方の機能を持ち合わせたビタミンC誘導体ローションです。ビタミンE誘導体も入っているため、ビタミンCとEの相乗作用により、フリーラジカルを効率よく消去して炎症を抑えるとともに美白効果も期待できます」


「コラージュリペアブライトエッセンスDR」(左)と「コラージュリペアミルク」。

 美容液は、医療機関でしか購入できない「コラージュリペアブライトエッセンスDR」(医薬部外品40mL 6,050円/持田ヘルスケア)と、ミルクも同じシリーズの「コラージュリペアミルク」(医薬部外品100mL 3,300円/持田ヘルスケア)を紹介してもらいました。

「美容液にはトラネキサム酸が配合されており、シミケアに効果が期待できます。ミルクも肌荒れ防止成分として同じくトラネキサム酸が配合されています」


「セルニュープラス UVクリーム」(常盤薬品工業)。

 日やけ止めでは、「SPF50+、PA++++」と高い紫外線カット効果がある「セルニュープラス UVクリーム」(35g 3,300円/常盤薬品工業)を教えてもらいました。

「こちらは、紫外線による刺激を受けやすい、施術後の敏感状態のお肌の方にも使っていただいている日やけ止めです。石けんで簡単に落とすことができるのでクレンジングによる負担を気にしなくてよいのもポイントです」

 セルニュープラスシリーズも、医療機関でのみ購入可能なアイテムです。

●C3 ローション

https://select-doctors.com/items/649934c8fddd80002fadec52

●コラージュ リペアブライトエッセンスDR

https://www.collage.ne.jp/repair/lineup/#item09

●コラージュ リペアミルク

https://www.collage.ne.jp/repair/lineup/#item05

●セルニュープラス UVクリーム

https://cellnewplus.jp/ce/products/plus-uv.aspx

 ちなみに、苅部先生はオンラインサイトでドクターズコスメを紹介・販売されています。先生セレクトのアイテムが気になる方は、サイトをチェックしてみてください。

Dr.JUNs STORE

https://select-doctors.com/

 次回は、引き続き苅部先生に、内服を含めた「インナーケア」について教わります。


にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)、『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

文=にらさわあきこ

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