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猫も人も、ストレスなく暮らすには?「猫モチーフの雑貨は買いすぎない」人気料理家の自宅で見つけたヒント

CREA WEB / 2024年8月12日 11時0分

素敵なあの人と、猫との暮らし。料理家のワタナベマキさんのおうちにお邪魔しました。(「CREA」2024年夏号より抜粋)


「猫を撫でていると嫌なことも消えちゃいます」


ワタナベさんに撫でられ、ハットリもうっとり。「できることならずっとこうしていたい(笑)」とワタナベさん。

 おしゃべりでおっとりとしているハットリと、人見知りだけど実はおてんばなハナ。自然光がたっぷりと降り注ぐリビングで、2匹の愛猫とのんびりとくつろぐ料理家・ワタナベマキさん。

「2匹は仲良しだけど、性格は真逆。猫と暮らすのが初めてだったのでこんなにも違うのかと驚いたけれど、それぞれかわいいんですよね」と目を細める。そんなハットリとハナがワタナベさんの元へやってきたのは、4年前だ。


レンジフードに登頂したハットリ。顔がどこか誇らしげ。

家族の前では活発だけど、人見知りのハナ。取材中はずっと物陰に隠れていた。「幻の猫と言われています」。

「当時中学生だった息子が猫を飼いたいと熱望して、保護猫ボランティアさんから譲り受けました。最初は茶白のハナだけを引き取るつもりで会いに行ったのですが、人懐っこいハットリがずっと足元ですりすりとしていて。あまりにもかわいくて、一緒に迎え入れることにしました」

 以来、ワタナベさんの暮らしはぐっと賑やかに。家族団欒には2匹も加わり、猫の話題で盛り上がることも多々。

「最近は、息子より私の方が猫が欠かせない存在になっているかも。辛いことや悲しいことがあっても、猫を撫でていると気持ちが軽くなるんです」

「人も猫もストレスなく心地よく暮らしたいから」

 ハットリとハナと暮らし始めてからというもの、すっかり猫に夢中になっているワタナベさん。とはいえ、白い壁と木の家具を基調にした自宅は、猫グッズの存在感が控えめ。


リビングのキャビネットの上には、アスティエ・ド・ヴィラットのインセンスホルダーとCul de Sac Japonの香る招き猫をディスプレイ。

段ボール爪とぎを入れた木製ケースは、友人がDIYしたもの。「大きめなので段ボールの削りカスが床に落ちなくなりました」。

「トイレや爪とぎなどの猫の必需品は、彼らがストレスなく使えることが一番ですが、できるだけ我が家になじむようなものを選んでいます。ベッドやキャットタワーなども、専用アイテムを買わずに、椅子の上にブランケットを置いたり、家具の配置を工夫したりして、家にあるものを活用。猫モチーフの雑貨も気になるところですが、買いすぎないようにしていますね」

 そのかいあって、ワタナベさんの住まいは、ナチュラルモダンなムードを保ちつつも、人にも猫にも居心地のいい場所になっている。


2匹が愛用しているのは、Cul de Sac Japonのガラスの器付きのペットテーブル。ヒバ素材が木の家具が多いダイニングにマッチ。

ワタナベさんがテラスに出て庭の手入れなどをしていると、好奇心旺盛なハットリは自分も出たいとニャーニャー鳴いておねだり。「脱走防止のリードをつけて、しばし日向ぼっこさせたり、遊ばせています」。

ワタナベマキ

料理家。夫、息子、猫2匹と暮らす。近著に『日本の一年、節目の一皿 二十四節気七十二候+行事いろいろ ―食で季節を愛でる―』(小学館)、『マキさんの極上シンプルおにぎり』(ワン・パブリッシング)。
猫とは:精神安定剤。

ハットリ、ハナ

キジ白のハットリはオス、茶白のハナはメスでともに4歳。血縁関係はないが同じボランティア宅で過ごし、ハットリは生後2カ月、ハナは生後3カ月でワタナベ家へ。


 K-POP界のレジェンド、ドンヘさん、ウニョクさんをお迎えしたスペシャルインタビュ―、JOさんと愛猫ミントの貴重な2ショット、SNSで話題沸騰中のマンガ『猫に転生したおじさん』作者・やじまさんによる特別描きおろしマンガ&シール付録など、「猫のいる毎日は。」特集は「CREA」2024年夏号でお読みいただけます。

文=野尻和代
写真=清水奈緒

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