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由比ガ浜の老舗・海の家【パパイヤ】ビーチ最短距離で飲む生ビールに自然派ワイン。ラーメンも最高!

CREA WEB / 2024年8月6日 11時0分


海、最短距離で生ビール! パパイヤの生は一番搾りです。

 鎌倉で旦那さんと暮らしながら、ハワイや沖縄、もちろん東京でも料理の本を作ったり、取材をしたり。料理編集者・赤澤かおりさんは、どんなに忙しくても元気いっぱいなのです。

 忙しい毎日のなかで、ほっとするのはやっぱり、地元・鎌倉に戻って、もしくはおうちで目一杯働いて、お酒を飲む時間。基本的に前々から予約をとるよりも、その日のお腹に聞いて食べたいものと飲みたいものを求めて出かけます。

 ふっと時間が空いたとき、ひとりでふらりと出かけた鎌倉で、女性ひとりでお酒を楽しむなら? 今回は鎌倉ならでは、「海を見ながら!」お酒を楽しめるお店をご紹介します。


浜辺での飲酒は禁止。つまり、海の家が一番“海”!


海との距離感近っ!! ちゃぶ台もいい味。

 いよいよ、夏真っ盛り! ですが、連日の猛暑でクタクタ、という方も多いのではないでしょうか!? ほんと、この暑さには参りますよね。

 そこで、今回は目にも心にも涼しい、海見えロケーションでの飲みをご紹介。

 こんなに海近で気持ちよく飲んじゃっていいんですか! という3軒をお届けいたします。


思い思いに寛いでいます。

 鎌倉といえば、海!

 海を見ながらのんびり飲めるのは、鎌倉ならでは。ビーチで飲みながらゴロゴロしたいところですが、鎌倉市では条例により、海水浴場としてオープンしている期間は、砂浜での飲酒が禁じられているのです。

 というわけで、一番海に近いところで飲むなら海の家で、となるわけ。

 究極に海近ロケーションのここは、由比ガ浜海岸に7、8月のみオープンする「海の家 パパイヤ」。創業40年以上という老舗の海の家です。


プハッと一杯!

 今ではなかなか珍しくなってしまった、畳敷きの昔ながらの海の家感が味わえるのがいいところ。それでいてちょっぴりおしゃれなのも憎いところなんです。

 ちなみに「パパイヤ」は「パパイア」と表記することが多いですが、先代が「パパイヤ」としていたことから今もそのままの愛称で地元の皆さんに親しまれているんだそう。


サクッと揚がった「いかからあげ」(650円)に生ビール(700円)が合う!

 まずは、いかのから揚げとビールで、海を見ながらゆるゆる始め、途中、自然派ワインを飲んで、最後にラーメン。これがパパイヤを楽しんでいる友人たちのお決まりコースです。というのも、私は、実は30年ほど、ここで夏の間お手伝いをさせてもらっているので、滅多にのんびり飲むということがなくて(笑)。

 地元の友人たちが優雅に海辺で飲む姿を見ながら、受付カウンターでその幸せな姿に見惚れているというのがいつものパターン。ここで過ごす2カ月はそんな友人たちの幸福そうな夏のひとときを垣間見られる期間でもあるのです。

大切なことは全部海の家から教わった


2代目オーナーの本間淳也さん。

 オーナーの本間淳也さんは先代の息子さんで、パパイヤオーナーの2代目。

 彼とは歳が近いこともあり、長年ともにこの海の家に立ち、毎年海での時間を過ごしてきました。

 この30年、海にいなかった年はないほど。ずーっとここで過ごしてきました。だから、夏になると海に行かないと落ち着かない!


年下のバイト君たちと。

 それもこれも先代である本間さんのお父さん、お母さんがとっても、とってもあったかくて素敵な方々だったから。だからこんなに海が好きになったといっても過言ではないくらい。20代だった私は、本当にお世話になり、海にまつわること、人生のこと、たくさん教わってきました。

 おふたりともすでに引退していますが、その心意気とあったかな気持ちを受け継いだ2代目のもと、私は今年もまた楽しく飲んで、食べるみなさんを横目に海を満喫しております。

「邦栄堂」の麺を使ったラーメンも


パパイヤの大人気ラーメン。900円。

 ここで楽しんでいただきたいのは、鎌倉民ならみんな大好き! な製麺所「邦栄堂」さんの麺を使ったラーメン。海から上がった後って、どうしてかラーメンを食べたくなるんですよねー。


横にある広々とした厨房。

 あとは厨房スタッフが手作りするカレー! これまた捨てがたい!

 最初にご紹介した「いかからあげ」も必ず食べてほしいし、夏バテで食欲がない人には、地元野菜の冷やしトマトなんかもありますよ。

自然派ワインが大充実の海の家!


自然派ワインが充実。1本4,000円~。

 充実のフードとともに楽しむのは、ビールはもちろん、なんと自然派ワインも!

 これもまた、地元 鎌倉由比ガ浜で130年以上の歴史を誇る酒屋さん「鈴木屋酒店」の店主による海沿いで飲むワインがセレクトされているという贅沢ぶり。

 自然派ワインは、ボトルのみでの販売ですが、残ったらお持ち帰りもできるので安心して優雅なビーチリゾート気分を味わっていただけるというわけ。いつか、引退したら私もそんな時間を過ごしたいなと思っております。


ふわふわかき氷のブルーハワイ(550円)とモヒート(600円)の組み合わせ、おいしかった!

 パパイヤはカクテルやハイボールなどもいろいろあるので、それ目当てに夕方から飲みにいらっしゃるローカルの皆さんも多いんです。


夕方もいいですよ~。

 特に土曜、日曜は20時過ぎまで営業しているので、夕暮れどきからふらりと散歩がてらにやってくる方がたくさん! いやぁ、夏っていいですね、本当に。このリゾート感、見ているだけでウキウキします。


いつもはこの中にいます。会計はすべてここで。

 由比ガ浜から材木座にかけての鎌倉の海岸は、右手に寝観音と呼ばれる、由比ガ浜のダイヤモンドヘッド的な小さな山があり、左手には逗子マリーナが望めるなんとも気持ちのいいところ。

 そこでのんびり、お酒が飲めるだなんて、考えてみれば夢のようですよね。いついつまでも、ここで、こんなゆるやかな夏の時間が続きますように。

パパイヤ


江ノ電 由比ヶ浜駅から徒歩5分。R134の由比ガ浜4丁目の交差点を渡ってすぐ、一番端っこです。

所在地 神奈川県鎌倉市由比ガ浜4丁目 由比ガ浜海岸
電話番号 0467-24-9338
営業時間 9:00~19:00、土・日曜〜20:30
定休日 2024年は9月1日(日)までの営業。期間内無休
料金 休憩1,800円(時間制限なし。ロッカー込。別途500円のキーデポジットあり)、お帰りシャワー(1回)800円、サマーベッド、パラソル各種レンタルあり
https://papaya.sunnyday.jp

赤澤かおり(あかざわ・かおり)

料理雑誌の編集部を経て、フリーランスに。料理と旅の編集者として活動。料理本のほか、30年以上通い詰めるハワイについての執筆、単行本編纂も多数。近著に「人生にはいつも料理本があった」(筑摩書房刊)。
Instagram @kaoriakazawa.akalohasunny

文=赤澤かおり
写真=榎本麻美

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