【2024年8月・9月開催 花火大会】 中国エリアの注目花火8選 巨大水上スターマインに酔いしれる

　日本の夏の風物詩といえば花火。蒸し暑い夏だからこそ、華やかな花火で気持ちを爽やかに。

　今からでもぎりぎり間に合う、8月以降開催のおすすめの花火大会をエリア別にピックアップしました。夜空を見上げて、久しぶりの「いつもの夏」を味わいませんか？

　今回は、中国エリアの花火大会を紹介します。

※外出時は、感染防止対策に努めていただくようお願いします。

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#1 ドイツの森ミュージック花火大会

【岡山県赤磐市】ドイツの森ミュージック花火大会。

景観の美しいパークで音楽に合わせた花火を堪能

「ドイツの森ミュージック花火大会」は、ドイツの農村をイメージした緑に囲まれたテーマパークで行われるイベント。

　当日は17時からステージショーが行われ、賑やかなムードに。ココロオドルBGMに合わせて3,500発の花火が打ち上がる。季節の花々に囲まれ、ヨーロッパ風の景観の中で打ち上げられる花火は、絵になるほど美しい。

　また、花火は山々の反響音により、身体の鼓動を震わせるダイナミックさも醍醐味。芝生エリアでクラフトビールや自家製ソーセージを片手に観賞するのがおすすめだ。

ドイツの森ミュージック花火大会

打ち上げ場所　おかやまフォレストパーク ドイツの森（岡山県赤磐市）
花火打ち上げ日　2024年7月27日（土）、8月12日（月）、9月15日（日）、10月13日（日）19:30～19:45
※雨天時　8月3日（土）、8月17日（土）、9月22日（日）、10月19日（土）に延期
打ち上げ数　約3,500発
例年の人出　5,000人
公式HP　https://www.farmpark.co.jp/doitsunomori/花火大会開催のお知らせ/

#2 第36回和文字焼きまつり

【岡山県和気郡和気町】和文字焼きまつり。

山の中に浮かび上がる「和」の火文字と花火との共演

　和文字焼きまつりは、毎年8月16日、京都の大文字の送り火と時を合わせて、岡山県の和気町の観音山にも「和」の火文字が点火される祭りのイベント。町名にちなんだ縦65メートル×横75メートルの「和」の火文字が点火され、約1,200発もの花火が打ち上げられる。

　花火だけでなく、例年開催しているステージイベント「清麻呂太鼓」も実施予定。山の中に浮かぶ「和」の巨大な火文字と、華麗な花火の共演は、和気町の代表的な夏の風物詩。幻想的な演出を楽しんで。

第36回 和文字焼きまつり（わもんじやきまつり）

打ち上げ場所　吉井川河川公園（岡山県和気郡和気町田原下）
花火打ち上げ日　2024年8月16日（金）20:30～21:00
※小雨決行、荒天の場合は中止
打ち上げ数　約1,200発
例年の人出　2～3万人
公式HP　https://www.town.wake.lg.jp/soshiki/sangyoshinko/gyomu/1/93.html

#3 あしだ川花火大会～福山まちじゅう花火～

【広島県福山市】あしだ川花火大会。

長さ約1.4キロメートルの水上スターマインは圧巻

「あしだ川花火大会」は、福山夏まつりの最終日にフィナーレとして開催される花火大会。メイン会場芦田川大橋上流で開催され、川の両岸にある観覧席から盛大な花火を楽しめる。

　打ち上げ数は約1万6,000発。すべてのプログラムでスターマインが打ち上がる構成になっており、迫力満点の花火に会場から歓声が上がる。また、西日本最長級である長さ約1.4キロメートルの水上スターマインが一番の見どころ。

　2024年は市内の7か所に分散会場を設け、終盤5分間は各会場で同時花火が打ち上がる。

あしだ川花火大会（あしだがわはなびたいかい）

打ち上げ場所　広島県福山市水呑町 芦田川大橋上流（分散花火会場／市内7か所）
花火打ち上げ日　8月15日（木）19:30～20:45（予定）
※荒天の場合8月17日に延期。花火の設置ができない場合、中止。実施の判断は、公式HP、公式SNS（Twitter、Instagram）にてお知らせ。
打ち上げ数　約1万6,000発
例年の人出　約33万人
公式HP　https://fukuyama-natsumatsuri.jp/ashida/
Twitter　@fukuyama_natsu
Instagram　@fukuyama_natsumatsuri

#4 第40回関門海峡花火大会

【山口県下関市】関門海峡花火大会。

関門海峡の夜景を花火と同時に楽しめる絶好のロケーション

「関門海峡花火大会」は、民間ボランティアが企画・資金集め・大会運営まで行う全国でも珍しい花火大会。海峡をはさむ山口県の下関と福岡県北九州市の門司の両岸で、合同開催される日本唯一の花火大会でもある。

　この地に宿る魂に向けて、またお盆を郷里で迎える人たちのために始まったこの花火大会は2024年で開催40回を迎える。下関会場では、特別企画「40周年記念一尺玉40連発」が打ち上げられ、800機ものドーロンによる海峡ドローンショーが繰り広げられる。

　このほか、水中花火、スターマイン、震災復興祈願花火フェニックスなどの花火が次々に打ち上がリ、クライマックスの一尺5寸玉は、大きく見ごたえがあるだけでなく、重低音が響き渡る。

第40回関門海峡花火大会（かんもんかいきょう はなびたいかい）

打ち上げ場所　山口県下関市あるかぽーと地区を中心に関門海峡沿岸一帯
花火打ち上げ日　2024年8月13日（火）19:20～20:45
※雨天決行、荒天時中止
打ち上げ数　1万5,000発（北九州門司会場と合わせて）
※全席有料協賛エリア
例年の人出　約90万人（北九州門司会場と合わせて）
公式HP　http://shimonoseki21c.jp/hanabi.html

#5 防府天満宮御誕辰祭 花火大会

【山口県防府市】防府天満宮御誕辰祭 花火大会。

菅原道真公の誕生を祝した祭りは幻想的な花火がフィナーレ

　山口県防府市にある防府天満宮では、菅原道真公の誕生を祝して毎年8月3日から5日までの3日間、花火大会・万灯の夕べなどさまざまな奉祝奉納行事を行っている。

　3日～5日の夜「万灯（まんとう）の夕べ」は、参道に約2,000個のぼんぼりが光の帯を作り、なんとも幻想的。

　最終日の5日には御誕辰祭大花火大会が行われ、音楽と花火による趣向を凝らした約4,000発の花火が天満宮と防府の空を染め上げる。

防府天満宮御誕辰祭 花火大会（ほうふてんまんぐうごたんしんさい はなびたいかい）

打ち上げ場所　防府競輪場駐車場周辺（山口県防府市）
花火打ち上げ日　2024年8月5日（月）20:30～21:00
※小雨決行（荒天時は中止）
打ち上げ数　約4,000発
例年の人出　約3万人
公式HP　https://www.hofutenmangu.com/blank-26

#6 第51回米子がいな祭

【鳥取県米子市】第49回米子がいな祭。

米子の空に光を放つ！ 感動のクライマックスで締める

　鳥取県米子市で開催される夏の風物詩「米子がいな祭」。祭りのフィナーレとして花火大会が催され、米子の空に光を放つ演出が行われる。

　地方の方言で“大きい”を意味する「がいな」の通り、2日間盛大に行われる米子の祭り。「がいな太鼓」や「がいな万灯」、さまざまなジャンルの踊りや演技が披露される「がいなCON（CONVENTION）」など、楽しい催しが米子の夏を熱くさせる。

　祭りのフィナーレを飾る約6,000発の花火は、米子の空を花火で埋め尽くし、感動の渦に包む。祭りの一体感と華麗な花火を夏の思い出に。

　2024年は花火大会の前に、中海テレビ開局35周年記念として、山陰ゆかりのデザインを夜空に描くドローンショーを開催予定。フィナーレは、花火とドローンショーのコラボレーションを楽しめる。

第51回米子がいな祭（よなごがいなまつり）

打ち上げ場所　米子港（鳥取県米子市）
花火打ち上げ日　2024年8月18日（日）20:10～20:45
※小雨決行（荒天時は中止）
打ち上げ数　約4,000発
例年の人出　約10万人
公式HP　https://gainamatsuri.net/hanabi/

#7 2024松江水郷祭湖上花火大会

【島根県松江市】2024松江水郷祭湖上花火大会。

色とりどりの花火が宍道湖の湖面と夜空を華麗に彩る

「松江水郷祭湖上花火大会」は宍道湖の美しい湖面をいかした花火大会。2日間にわたり開催され、合計2万1,000発の花火が空を舞う。

　宍道湖の美しい湖面から打ち上げる花火が特徴で、水郷祭名物の「水中花火」、「空中大ナイアガラ金銀大瀑布」といったユニークな花火が観客を魅了する。連続斜め打ちやスターマイン尺玉連発、尺玉を4ヶ所同時に打ち上げる演出は、花火が視界いっぱいに広がり臨場感たっぷりだ。また、広大な会場でしか実施できない独特な「垂れ幕下がり」などが暗い湖面に映え、幻想的な光景を作り出す。

　花火大会前に20時からドローンショーが行われるのも注目だ。

2024松江水郷祭湖上花火大会（にせんにじゅうにまつえすいごうさい こじょうはなびたいかい）

打ち上げ場所　宍道湖東側湖岸（島根県松江市）
花火打ち上げ日　2024年8月3日（土）、8月4日（日）20:00～21:00
※小雨決行、荒天時は中止
打ち上げ数　8月3日1万発、8月4日1万1,000発
例年の人出　約65万人
公式HP　https://suigosai.com/

#8 2024やっさ花火フェスタ

【広島県三原市】2024やっさ花火フェスタ。撮影者：藤原敏明

三原やっさ祭りのフィナーレを飾る夏景色

　三原のやっさ踊りを中心にした「三原やっさ祭り」は、市民の結束力や一体感を感じられる三原市の夏の風物詩。毎年8月の第2金曜日からの3日間で開催される祭りで、そのフィナーレを飾るのが「やっさ花火フェスタ」。

　2024年は「照らせ！この空から未来へ」をテーマに、最大10号玉の花火が三原の海面や夜空を埋め尽くす。さらに全国の花火職人が製作した芸術玉を鑑賞できるプログラムも見どころ。

　貸切チャーター船にて、船上から見上げながら花火鑑賞をすることもできる。視界いっぱいに広がる華々しい花火を眺めながら特別な夏の思い出を。

2024やっさ花火フェスタ（やっさはなびフェスタ）

打ち上げ場所　沼田川河口
花火打ち上げ日　2024年8月11日（日）20:00～20:40
※荒天の場合中止
打ち上げ数　約5,260発
例年の人出　約1万人
公式HP　https://www.yassa.net/

文＝桐生奈奈子