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<カプリ島 名門ホテルの美食>素材へのリスペクトを感じる珠玉のキロメトロ・ゼロ料理

CREA WEB / 2024年8月8日 20時0分

 古代ローマ皇帝アウグストゥスが“甘美なる快楽の地”と称えたカプリ島。

 アナカプリを代表する老舗ホテルのメインダイニングに、カプリ地区の喧騒から少し離れた閑静な名店まで。セレブリティが通うホテルならではの洗練の美食を3回に渡り3軒ご紹介。


厳選食材を使った料理とリラックスを存分に堪能

◆Caesar Augustus(シーザー・アウグストゥス)内
Ristorante La Terrazza di Lucullo(リストランテ・ラ・テラッツァ・ディ・ルクッロ)


テラスからは、壮大な地中海を一望。チェックインもテラスで。感動からヴァカンスが始まる。

 19世紀後半に、ドイツ人紳士が建築した別荘に起源を遡る、アナカプリの老舗ホテル。


夕景を望むテラスで、シグネチャーカクテルや最新カクテルでアペリティーボ。

 古代ローマの政治家で美食家のルクッルスの名前を冠したダイニングでは、敷地内の菜園で栽培する野菜やハーブ、信頼する地元漁師から毎朝届けられる新鮮な魚介、厳選食材を使ったキロメトロ・ゼロ(地産地消)料理を、壮大な風景とともにいただける。


カンパーニア州ピモンテ出身のシェフ、エドアルド・ヴオロ氏。

 シェフの豊かな想像力と創造力で、伝統料理を再構築した料理は、衒いのない味わいで、シンプルに美味しい。


アミューズ:リコッタチーズを詰めたズッキーニの花のパン粉揚げ、アスパラガスと黄トマトのソースで(テイスティングメニュー110ユーロ~)。

 シェフの人柄と素材へのリスペクトが感じられ、食べながら心も安らぐ。


前菜:マグロのタタキ、トロペアの赤玉ネギとサン・マルツァーノ、野生のオレガノを添えて。

 今年70周年を迎えたルレ・エ・シャトーに加盟するホテルならではのサービスは、言わずもがな。


エレガントで居心地の良い客室。宿泊料金(1室)/500ユーロ~(2名利用、朝食付き)。

 美味とリラックスを存分に堪能したい。


レセプションフロアのサロン。

Caesar Augustus(シーザー・アウグストゥス)
Ristorante La Terrazza di Lucullo(リストランテ・ラ・テラッツァ・ディ・ルクッロ)

所在地 Via G. Orlandi 4, Anacapri, Napoli
電話番号 081 8373395
営業時間 12:30~14:30、19:30~22:30
定休日 無休 ※冬季休業10月27日~4月15日
https://www.caesar-augustus.com/

●ホテルの日本での予約先/ルレ・エ・シャトー
電話番号 0800-888-3326
https://www.relaischateaux.jp/

文=岩田デノーラ砂和子
写真=鈴木七絵

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