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果物に190年こだわり続けた老舗が届ける周年スイーツ。クラシカルな“固め”プリンアラモードは必食です!

CREA WEB / 2024年8月23日 13時0分


190周年記念メニューとして提供されている「ザ・マスクメロン クリームソーダ」2,200円と「ザ・クラシカル プリンアラモード」3,850円。

 先進国の中で、一人当たりの果物消費量が最低水準と言われている日本。欧米諸国の3分の1程度とも言われているほど低い水準なのだとか。

 四季折々の景色を楽しむように、その月ごとに旬を迎える果物を楽しんでほしい。

 そんな思いを込めて、果物の恵みで私たちの生活を豊かにしてくれる日本橋 千疋屋総本店で提供されている旬のフルーツをご紹介する「季節のフルーツ便り」。

 今回は2024年4月1日に千疋屋総本店が190周年を迎えたことを記念した特別編! 日本橋に開店して以来、長年愛されてきた千疋屋総本店。190周年記念・日本橋本店フルーツパーラー限定メニューが登場しています! その中からレトロで華やかなスペシャルメニューを3種ご紹介します。


千疋屋総本店190周年の歩み


関東大震災後の室町本店。千疋屋総本店提供。

 千疋屋総本店が日本橋に創業したのは、天保5(1834)年。まだ江戸時代のことです。それから、明治、大正、昭和、平成、令和。計6つの時代を果物と共に歩んできました。

 もともとは“千疋村”の農産物を江戸に届けるところから始まった千疋屋の歴史。水菓子(果物)だけでなく、野菜も扱っていたようです。


昭和初期のメニュー。3種類のフルーツポンチなどが当時から提供されていた。千疋屋総本店提供。

 フルーツパーラーが出来たのは1929(昭和4)年のこと。明治元年から始まった、「果物食堂」を引き継ぐものでした。このころ登場したケーキや食事メニューは今も提供され、長く愛されています。

真っ白な美しさ! 30年の時を超えたバナナパフェ


「ザ・バナナパフェ」2,530円。

 最初にご紹介するのは真っ白なビジュアルが美しい、「ザ・バナナパフェ」。懐かしい、見覚えがあるという方もいるかもしれません。こちらは、約30年前の人気メニューを再現したもの。なんと、今も千疋屋総本店で働いている従業員の方が当時のレシピを覚えていて、商品開発のさいには完全再現してくださったそうです!

 芳醇な香りと濃厚な甘みたっぷりのバナナが主役。相性抜群のホイップクリームとバナナアイス、バニラアイスが添えられています。下の段にはスポンジ。最下段には、千疋屋総本店の定番・牛乳に浸して食べるアメリカンショートケーキを彷彿とさせる牛乳とカットしたバナナのコンビネーションです。

 バナナはそのまま食べても、ホイップをたっぷりのせてもおいしい。バナナアイスもしっかりとバナナの風味が感じられますよ。子どもの頃に出たおやつのような、親しみやすさを感じるパフェ。シンプルだからこそ、素材のおいしさが引き立ちます。

ゴージャスなプリンアラモードで


「ザ・クラシカル プリンアラモード」3,850円。

 近年のレトロ喫茶ブームで、注目されているのが喫茶店のしっかりとした食感のプリン。元々プリンアラモードは定番メニューですが、今年だけの特別な「ザ・クラシカル プリンアラモード」が食べられます。

 ラインナップされたフルーツはメロンにイチゴ、カットマンゴー、ラズベリーとブルーベリー。千疋屋総本店が選りすぐった、普段とは少し違うメンバーです。マンゴーはなんと半玉使われているという贅沢さ! ホイップクリームも添えられています。さらにマンゴーシャーベットとバニラアイスクリーム。そしてもちろん、主役はふんわりとしたカスタードプリンです!

 器も今回のために用意した特別バージョン。私たちがイメージする、まさに「プリンアラモード」なフォルムですよね。

 なめらかな口当たりのとろけるプリンは絶品。土台にスポンジケーキが隠れているので、一緒に食べても楽しめます。フルーツのフレッシュな甘さがアクセント! 運ばれたときに、思わず驚くほどの大きさなのにぺろりと食べられてしまいます。

 なお、千疋屋総本店のプリンは2月にリニューアル。ラム酒を使わないレシピとなりました。アルコールが苦手という方もご安心ください。

 戦後横浜で誕生したと言われるプリンアラモード。お子さんからご年配の方まで、世代を超えて楽しめる! 千疋屋総本店流のスペシャルな一皿に仕上がっています。

マスクメロンたっぷり! 千疋屋総本店ならではのメロンクリームソーダ


「ザ・マスクメロン クリームソーダ」2,200円。

 最後にご紹介するのは、「ザ・マスクメロン クリームソーダ」です。アイスクリームののったカラフルなソーダは、最近人気が復興中。SNSで見かけたことある方も多いのでは?

 明治時代に初めて日本で売り出されたというクリームソーダ。本格的に広まったのは戦後の高度経済成長期でした。100年愛されるクラシカルなドリンク・クリームソーダ。千疋屋総本店のメニューとしては実は初登場です。

 曲線を描くグラスにのせられているのは、瑞々しく香り高い「マスクメロン」。その横にはメロンシャーベットとバニラアイス。ピックに刺さっているのはラズベリーとブルーベリーです。これだけではありません! メロンシロップとソーダの中には氷だけではなく、カットされたマスクメロンが隠れています。

 マスクメロンの香りが鼻をくすぐり、ストローで混ぜるとキレイなグリーンになります。飲んでいるうちにトッピングとドリンクの間に白い泡が立ちます。これは、バニラアイス(乳製品)に炭酸が触れることによって起こる現象。触れたらすぐにこの状態になってしまうので、店員さんは出すときには気をつけているのだそうですよ。

 中に隠れたマスクメロンを食べると、アイスのようにひんやり。梅雨や暑い時期にもぴったりの爽やかさです。プリンアラモードとセットで注文される方も多いのだとか♪

190周年の歩みを感じられるメニュー。いつでもフルーツとともに

 時代を超えて愛されてきた定番のレトロメニューが、千疋屋総本店らしいたっぷりのフルーツで彩られ、華やかなメニューとして提供される貴重な機会。190年間、果物と共に歩いてきた千疋屋総本店の、刻まれた歴史長い道のりが感じられます。子供から大人、ご年配の方まで。誰もが目を輝かせる、素敵な時間が待っています。

文=宇野なおみ
写真=釜谷洋史

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