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【北海道】ムワ ニセコで2泊3日の ご自愛旅。絶景風呂にスパ、新鮮 野菜の朝食で、忙しい日常をリセット

CREA WEB / 2024年8月30日 11時0分


ニセコ連峰に囲まれた北の大地で、自然と一体化するような体験が叶います。

 時間に追われ「自分のことは後回し」という人は、少なくないはず。雄大な自然に囲まれたニセコのラグジュアリーリゾートで、心身を浄化する体験はいかが? 忙しい人にほどおすすめしたいウェルネスな旅をご紹介します。


ニセコの豊かな自然を活用したウェルネス リゾート

 お盆休み前という慌ただしい時期に、新千歳空港に降り立った私。正直に告白しますと、この時点では「あの人に連絡しなきゃ」「今日中に書類を仕上げなきゃ」と、頭の中は雑念でいっぱいでした。


夏の羊蹄山。蝦夷富士と呼ばれる通り、威風堂々とした姿です。

 空港から車を走らせること約2時間。ニセコの中心であるひらふ地区に入ると、目前に広がるニセコ連峰の雄大な姿に、抱えていた雑念の1つ1つが「小さなこと」のように思えてきます。ニセコというと冬場のスキーリゾートが有名ですが、サマーシーズンは緑豊かな大自然のエネルギーであふれた場所なんですね。


左:リゾートがあるのは羊蹄山を一望できる絶好のロケーション。右:日本の「切妻造り」にインスパイアされた建築。

 スキー場として名高いグランヒラフの麓に位置する「MUWA NISEKO(ムワ ニセコ)」は、そんなニセコの自然の恵みを活かした、ラグジュアリー ウェルネス リゾート。2023年12月に開業したばかりですが、ミシュランキーホテルを獲得しています。


左:ロビーのフロントデスク。右:中庭の楓や紅葉は、秋になると鮮やかに色づきます。

 リゾートに足を踏み入れた瞬間、身体も心もすっと鎮静していくような感覚を覚えました。屋外はセミの声がうるさいほどだったのに、ロビーは外界とは隔絶された静謐な空間。ウッディやアンバーを基調にしたMUWAオリジナルの香りが漂い、五感からリラックスモードへと導きます。


人気の高い2.5ベッドルームスイートの一例。「縁側」を新解釈した和モダンなテイストです。

 リゾートの建築デザインには、日本の伝統的な「切妻造り」や「縁側」を随所に取り入れているそう。ラグジュアリーな中にも、どこか懐かしさや親しみを感じる雰囲気が、くつろげる理由かもしれません。

開放的なインフィニティ温泉と、瞑想的な大浴場

 部屋に荷物を置いたら、汗ばむ身体をリセットすべく、予約していた7Fのインフィニティ温泉へ。こちらの施設は、温泉文化と茶道の融合をテーマにしており、まずは5種類からお好みの茶葉を選びます。


左:エントランスも和モダンな雰囲気。右:茶葉は漢方コンセプトで高品質なお茶を扱うTEA Collective(ティーコレクティブ)製。

 私は巡りを促す「よもぎ茶」を選択。滋味豊富な味わいにほっこり和みます。お茶をいただいたのち、シャワールームで汗を流したら、いざインフィニティ温泉へ。ドアを開けて、思わず息を呑みました。


インフィニティ温泉 営業時間 14:00/16:00/18:00/20:00 料金 10,000円(75分) ※要予約

 目の前には、真っ青な夏空と雲を抱いた羊蹄山が……! 雲がゆっくり流れていくさまを眺め、鳥のさえずりを聞きながらの入浴は、自然と一体化するような気分を味わえます。


露天風呂 営業時間 15:00/17:00/19:00/21:00 料金 8,000円(75分) ※要予約

 同じフロア内には同じく羊蹄山を一望できる、露天風呂も。泉質はミネラル豊富な炭酸水素塩泉で、入浴後はすべすべの肌を実感できます。先ほどのお茶を浴室内に持ち込んで、入浴しながら楽しむこともできるそう。

 ちなみにロビー階には、予約不要の大浴場があります。7Fの温泉とは対極的な、照明を落とした落ちついた空間が印象的。


大浴場 営業時間は7:00~10:00(最終入場9:00)/14:00~23:00(最終入場22:00)

 まろやかなお湯に身をゆだね、天井にゆらゆらと水面が揺らめくさまを見つめていると、自分の内側に意識が向いていくような感じがします。開放的なインフィニティ温泉と、瞑想的な大浴場、2つのお風呂を楽しめるのもムワ ニセコの魅力です。

長期滞在型の部屋は「ワーケーション」にも最適

 部屋に戻って、夕食までの間にしばしお仕事タイム。全ての部屋にダイニングテーブルが設置されており、PCを開いたり書類を広げるのにも助かります。


滞在したキングスイートの室内。まるで家のようにくつろげる空間です。

 インテリアや内装は、北海道東川町に工場を有する「TIME & STYLE(タイム アンド スタイル)」製。職人の手仕事による、温もりのある木目調に安らぎを覚えます。雑然とした自宅のデスクよりも、圧倒的に仕事がはかどる実感が……。


左:手前はMieleの洗濯機。奥には大型の冷蔵庫も。右:IHの調理器などキッチン家電や、カトラリー類も充実。

 ムワ ニセコは長期滞在のゲストも多く、各部屋にはランドリーと冷蔵庫、調理器具が設置されています。近隣の道の駅で地元の野菜を仕入れ、旬の味覚を楽しむ方も多いそう。リモートでの勤務が可能なら、ワーケーションに理想的な環境かもしれません。

名店「TACUBO」で北海道の旬をいただく幸せな時間

 夕食はロビー階の「HITO by TACUBO(ヒト バイ タクボ)」へ。代官山の本店は、ミシュランを7年連続で受賞した予約の取れないイタリアンとして知られていますが、ニセコの地でも体験できるなんて……。


HITO by TACUBO(ヒト バイ タクボ) 営業時間 朝食07:00~10:30(L.O 9:30、最終入店10:00)ランチ12:00~15:00(L.O 14:30) ディナー17:00~(最終入店 20:00)

 オーダーメイドコース(3日以上前に要予約)は、地元の野菜に余市のウニなど、北海道の素材をふんだんに取り入れています。メインの十勝産ハーブビーフは、同店の特長である「薪火」でグリル。肉汁とともに、スモーキーで奥行きのある味わいが口の中いっぱいに広がります。


左上:鮮魚のカルパッチョとおかひじき。右上:ニセコ倶知安のズッキーニとモロヘイヤのスープに余市のウニを添えて。下:メインのビーフは、サーロインとフィレを薪火でじっくりグリル。

 前菜からデザートに至るまで、1品1品がアートピースのよう。でも決して気取りすぎることなく、リラックスして過ごせるんですね。

 この夕食はもちろんのこと、個人的にうれしかったのが翌朝の「朝食」でした。


ブレックファーストのビーガン定食。地元の野菜を中心に、メインは揚げ出し豆腐でした。

 和食、イタリアントラメッツィーノ、ビーガンという3種類の定食形式。さらに、新鮮なサラダとフルーツ、ホテルオリジナルブレッドのビュッフェがつくんです。


左:ビュッフェの野菜は、採れたてでシャキシャキ! 右:ドラゴンフルーツや北海道のサクランボなど、新鮮なフルーツたち。

 このビュッフェが秀逸でした。本州よりひと足遅れで旬を迎えたさくらんぼは、大粒でジューシーな甘みが感動的。そして、リゾートオリジナルのバナナブレッドが絶品だったのです。


左:手前のクロワッサンと奥のバナナブレッドは、グルテンフリー。右:同行者はみんなおかわりしていたバナナブレッド。

 もっちりとした米粉の生地の中に、果肉の甘みが凝縮されていて、グルテンフリーとは思えないほど。デザートまで(身体にいいものを)しっかりいいただいて、元気に1日がスタートできそうです。

「おこもり」を決め込んで、至福のスパを堪能

 夏のニセコは、夏山の景色を楽しむサマーゴンドラや尻別川でのカヌー体験など、アクティビティも豊富。がしかし、リゾートステイがあまりに快適過ぎて「おこもり」を決め込むことにしました。館内をぶらぶら散歩していたら、不思議な空間が……?


夏場使われていないスキーエントランスに、明るく浮かび上がるこの空間は……?

 コンシェルジュに聞くと、夏場はスキーエントランスの一部に畳を敷き、プライベートのヨガレッスンを受けることができるそう。このようなメディケーションクラスは要予約(リゾートの都合により、営業期間が変更になる場合あり)なので、事前に知っていたら、体験してみたかった。次回のお楽しみに取っておくとして、今日のところはスパを訪ねることにしましょう。


MUWA SPA 営業時間 夏季(4~11月)13:00~21:00、冬期(12~3月)11:00~23:00 アロマトリートメント(60分)27,000円~ ※要予約

 ロビー階の大浴場隣にあるスパは、東洋的な内装と工芸品を随所に用いた落ちついた空間です。今回はアロマオイルを用いたボディマッサージを体験することに。3種類のオーガニックオイルから、イランイランが優雅に香り立つ「インピース」を選びました。


左:足湯にはミネラル豊富な「ila(イラ)」のバスソルトを使用。右:独特の波長が心地良いヒーリングチューナー(音叉)

 トリートメントは足湯からスタート。ヒマラヤ塩をそっと足に押し込むような手技によって、足もとから浄化されていく感じがします。ベッドに横になり、身体の周囲でヒーリングチューナーを奏でると、心地良い響きに室内の空気まで浄化されるよう。


左:使用するオイルは、イラの他にPevonia BOTANICA(ペボニア ボタニカ)も。全てオーガニックにこだわっています。右:腕全体を用いて、じんわり全身をゆるめるマッサージ。

 温かなオイルが肌に触れる感触と、甘く深みのある香りに包まれて、緊張がほぐれていきます。マッサージは波が寄せては返すような、ゆったりとしたリズム。手のひらだけでなく、腕まで用いたロングストロークの手技で、冬場はスキー後の筋肉疲労解消にも好評とか。


トリートメントルームは、アジアンテイストの落ちついた空間。

 いつの間にかうとうとと眠りに落ち、再びヒーリングチューナーの音で目覚めた、あっという間の1時間。終わったあとは心地良い疲労感とともに、身体と心がじんわりゆるんでいるのを実感できました。

 ニセコの豊かな自然に触れ、自身を慈しむ時間を得た2泊3日の旅。合間に仕事もこなしながら、身体にも心にもエネルギーをチャージできました。パートナーや友人はもちろん、家族全員での滞在や、お一人様のワーケーションにも最適なムワ ニセコ。普段忙しい人にほどおすすめしたい、ウェルネスな体験を約束してくれるはずです。

MUWA NISEKO(ムワ ニセコ)

所在地 北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ1条3-10-1
電話番号 0136-23-0955(代表)0136-23-1010(予約)
客室 113室(455名)
料金 1室32,000円~(2名利用)
アクセス 新千歳空港から車で120分、札幌から車で100分、JR倶知安駅から無料送迎サービスあり(宿泊者のみ)
https://www.muwaniseko.com/

ウェルネススペシャル

https://www.muwaniseko.com/ja/offers/夏のウェルネススペシャル

日本限定ステイケーション

https://www.muwaniseko.com/ja/offers/日本限定ステイケーション

文・写真=宇野ナミコ

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