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【青森県・2024年版】秋の絶景・風物詩10選 「津軽富士」朝日に照らされる岩木山の紅葉は必見

CREA WEB / 2024年9月21日 7時0分

 暑い夏が過ぎ、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。

「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!


◆岩木山の紅葉


岩木山の紅葉。提供:岩木山観光協会

 日本百名山のひとつに数えられ、富士山に似ていることから「津軽富士」とも呼ばれる岩木山。津軽平野に裾野を広げるように佇んでおり、標高1,625メートルと青森県内で一番高いため、周辺地域からはどこからでもその姿を眺められる。

 青森県の西部にそびえ、美しい円錐形の姿を見せ、古くから霊峰として敬われてきた。8合目までは、有料道路を通って車で登れる。山麓には、古式ゆかしい神社やリンゴ園が点在し、「アップルロード」のドライブも爽快だ。

 秋は山肌が美しく色づき、見事なグラデーションに彩られる。特に朝日に照らされ、岩木山がさらに赤く染まる時間帯がおすすめ。弘前市の「野市里(のいちご)」という直売所付近が絶好の撮影スポットだ。

 また、野市里からは真っ赤に染まる街路樹のオオヤマザクラも見られ、色鮮やかな風景を満喫できる。

見ごろの時期:例年9月下旬から10月下旬まで

岩木山の紅葉(いわきさんのこうよう)

所在地 青森県弘前市大字宮地字川添77-4 直売所「野市里」付近
http://www.iwakisan.com/

◆城ヶ倉大橋の紅葉


城ヶ倉大橋の紅葉。

「城ヶ倉大橋」は、「十和田八幡平国立公園」内にある全長360メートル、アーチ支間長255メートルの上路式アーチ橋。「城ヶ倉渓流」に架かる橋で、上路式アーチ橋として日本最大級の長さを誇る。高さは122メートル。

 橋上からの眺めは素晴らしく、渓谷美と八甲田連峰のパノラマが広がり、岩木山、青森市街まで見渡すことができ、眼下には手つかずの自然が生い茂る城ヶ倉渓流が。

 紅葉の時期には、山々が赤や黄色に色づき、美しい大パノラマが360度楽しめる。駐車場やトイレも整備されているため、車を降りてゆっくり眺めを楽しむことができる。

見ごろの時期:10月中旬

城ヶ倉大橋の紅葉(じょうがくらおおはしのこうよう)

所在地 青森県青森市

◆宮越家 離れ・庭園


宮越家 離れ・庭園。

 中泊町尾別にある旧家・宮越家の9代目当主・正治が、夫人・イハのために大正9(1920)年に造らせた離れ「詩夢庵」と、枯山水と池泉庭園を融合した「静川園」が期間限定で公開される。

 建造物や庭園は大正ロマンたっぷりで、なかでも詩夢庵は、贅を尽くした建材や建具、調度品がすばらしく、特にステンドグラスのパイオニア作家・小川三知による窓ガラスの装飾は、彼の最高傑作と評されている。

 また、静川園は奥津軽屈指の名庭園といわれ、大正時代の庭園としては県内最大クラスを誇る。四季折々の景観は美しく、秋には庭園の木々が紅葉し、黄金色に彩られる。

 2024年度・秋の「宮越家一般公開」は、 9月17日(火)~予約が開始される。

公開期間:2024年10月4日(金)~11月10日(日) ※秋の一般公開。月曜休館(月曜が祝日の場合は火曜休館日)。チケット事前購入のうえ、シャトルバスでのみ来場可。

宮越家 離れ・庭園(みやこしけはなれていえん)

所在地 青森県北津軽郡中泊町尾別玉の井
https://nakadomari-ctea.jp/archives/1501

◆道の駅なんごう「カッコーの森エコーランド」の紅葉


道の駅なんごう「カッコーの森エコーランド」の紅葉。

「カッコーの森エコーランド」は、八戸市南郷地域の観光拠点「道の駅なんごう」に隣接するスポーツレクリエーション施設。各種スポーツ施設やイベント会場などが整備され、市内外の多くの人が利用している。

 敷地内には約280本のモミジが植えられており、紅葉の時期には赤や黄色の鮮やかな色に染め上げられる。茶室「谿松庵(けいしょうあん)」からこの美しい光景を眺められ、八戸屈指の紅葉の名所として知られている。

 また、10月下旬の夜間には紅葉がライトアップされる。赤、青、黄色などの光に照らされたモミジが暗闇に浮かび上がり、辺りは幻想的な雰囲気に。

「道の駅なんごう」は、地場産品の新鮮な青果が並ぶ。そばの郷としても知られ、特産品の南郷干しそばは、人気の商品。そば打ち体験は、要予約。

見ごろの時期:10月下旬

道の駅なんごう「カッコーの森エコーランド」の紅葉(みちのえきなんごうカッコーのもりエコーランドのこうよう)

所在地 青森県八戸市南郷

◆弘前城菊と紅葉まつり


弘前城菊と紅葉まつり。

「弘前城菊と紅葉まつり」は、毎年10月末~11月にかけて「弘前公園」で開催される紅葉の祭典。園内では鮮やかな色に葉を染めた、約1,100本の楓や約2,600本の桜が見られ、隣接する「弘前城植物園」を主会場に行われるフラワーアートの展示や市民による「市民菊花展」も楽しめる。

 展示会場では、競い合うように見事に咲き誇る香り高い菊花や、細部にまでこだわって作られた北奥羽随一の豪華絢爛な菊人形が、古城の秋を華麗に演出。

 夜には「紅葉特別ライトアップ」が行われ、夜空に一際映える紅葉も眺められる。

開催期間:2024年11月1日(金)~11月10日(日)

弘前城菊と紅葉まつり(ひろさきじょうきくともみじまつり)

所在地 青森県弘前市
https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=cat02_autumn_momiji

◆北金ヶ沢の大イチョウ


北金ヶ沢の大イチョウ。

 北金ヶ沢の大イチョウは、樹齢1,000年以上といわれ、高さ約31メートル、幹周り約22メートルを誇る日本最大級の大イチョウ。深浦町指定の巨樹・古木であり、国指定の天然記念物。

 幹から垂れ下がっている乳房に似た形をしている気根に触れると、母乳の出がよくなると言い伝えられていることから、「垂乳根の公孫樹(たらちねのいちょう)」という異名も。

 秋の終わりから冬の初めにかけて黄葉し、その鮮やかな色から「ビッグイエロー」とも称され、ライトアップも行われる。

ライトアップ開催時期:2024年11月中旬~12月上旬 ※スケジュール未定

北金ヶ沢の大イチョウ(きたかねがさわのおおいちょう)

所在地 青森県西津軽郡深浦町北金ケ沢塩見形356
http://fukadoko.jp/spot-4-8/index.html

◆薬研渓流の紅葉


薬研渓流の紅葉。

 下北半島国定公園にある薬研渓流は、手つかずの豊かな自然に覆われた美しい渓流。紅葉の名所として有名なスポットで、見ごろは例年10月中旬から下旬ごろ。

 渓流には遊歩道が整備されており、薬研橋から奥薬研温泉までの約4キロメートル、約1時間の散策が楽しめる。

 日本三大美林のひとつである「青森ひば」をはじめ、ブナ、カエデなどの樹林と渓流が織りなす美しい景色が広がり、紅葉で彩られた渓谷の美しさは、十和田の奥入瀬渓流にも負けていない!

薬研渓流の紅葉(やげんけいりゅうのこうよう)

所在地 青森県むつ市大畑町薬研
https://shimokita-tabi.jp/spot/yagen_yuuhodou

◆弘前市りんご公園


弘前市りんご公園。

 弘前市りんご公園は、約9.7ヘクタールの敷地に、80種、約2,300本のりんごが植えられた、りんご生産量日本一を誇る弘前市ならではの公園。

 秋には真っ赤なりんご畑と岩木山が望める、最高のロケーションだ。

 園内には、りんごにこだわった商品が並ぶお土産コーナーや、軽食・喫茶コーナーがある「りんごの家」、岩木山を一望できる「すり鉢山展望台」、市文化財の「旧小山内家住宅」、シードルを醸造する工房「弘前シードル工房kimori」等、見どころが満載。

 また、8月上旬から11月上旬まで、りんごの収穫体験(有料)もできる。

弘前市りんご公園(ひろさきしりんごこうえん)

所在地 青森県弘前市清水富田字寺沢125
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/ringopark/

◆奥入瀬渓流と銚子大滝の紅葉


奥入瀬渓流と銚子大滝の紅葉。

 十和田湖を源流とする奥入瀬渓流は、東北屈指の渓流美を誇る渓流。その本流にかかる銚子大滝は、奥入瀬渓流内にある滝のなかでも最大の滝だ。

 例年10月中旬から下旬には、滝を囲む森林が色とりどりに紅葉し、滝と相まって神秘的な景観を見せる。

 銚子大滝は、高さ7メートル、幅20メートルを誇る、奥入瀬渓流の本流唯一の滝。水量が多く、「ジャパニーズ・スモール・ナイアガラ」と呼ばれ、そのダイナミックな姿が訪れる人々を魅了。

 秋の紅葉の美しさは言うまでもなく、春の新緑、夏の深い緑、そして冬の氷瀑と、四季それぞれの魅力を堪能することができる、年間を通して訪れたい場所だ。

奥入瀬渓流と銚子大滝の紅葉(おいらせけいりゅうとちょうしおおたきのこうよう)

所在地 青森県十和田市大字奥瀬字奥入瀬
http://towadako.or.jp/sansaku-map/oirase-nenokuchi/

◆八甲田山の紅葉


八甲田山の紅葉。

「日本百名山」のひとつ、八甲田山は、青森市の南にそびえる複数の山からなる火山群。例年9月下旬から10月下旬頃には、山々が見事な紅葉で彩られ、八甲田山ロープウェーからは360度のパノラマを楽しめる。

 特に、北八甲田の中腹に広がる毛無岱周辺では、ブナやカエデ、ナナカマドなどの木々が色づき、訪れる人々を魅了。

 なかでも、上毛無岱から下毛無岱へと下る階段付近からの眺めは絶景で、まるで箱庭のような美しさが広がっている。

 八甲田山は、冬になると、雪や氷が樹木を覆い、「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷により一帯が白銀の世界に生まれ変わる。

八甲田山の紅葉(はっこうださんのこうよう)

所在地 青森県青森市荒川寒水沢1-12(八甲田ロープウェーの所在地)

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=CREA編集部

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