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【岩手県・2024年版】秋の絶景・風物詩10選 中尊寺の紅葉 ライトアップされた様子は銀河のよう

CREA WEB / 2024年9月21日 7時0分

 暑い夏が過ぎ、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。

「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!


◆紅葉銀河


紅葉銀河。

「紅葉銀河」は、天台宗の東北大本山「中尊寺」で秋に開催されるライトアップイベント。紅葉に包まれた境内が光に照らされ、幻想的な光景が広がる。

 中尊寺は、国宝建造物の「金色堂」をはじめ、3,000以上の国宝・重要文化財を誇る、東日本随一の平安仏教美術の宝庫。厳粛な雰囲気の境内が秋の彩りをまとうと、普段とはまた異なる情緒あふれる風景に。

 さらに、ライトアップによって、参道や金色堂、池の水面に映る「弁財天堂」などが闇夜に浮かび上がる光景が美しい。

開催期間:例年10月後半~11月中旬

紅葉銀河(こうようぎんが)

所在地 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
https://www.chusonji.or.jp/index.html

◆毛越寺


毛越寺。

「毛越寺」は、慈覚大師円仁が開山した古刹。度重なる災禍によりほとんどの建物が焼失してしまったが、「大泉が池」を中心とする浄土庭園や平安時代の伽羅遺構が保存されており、これらは国の特別史跡と特別名勝の二重指定を受けている。

 浄土庭園は紅葉の名所として有名で、見ごろの時期になるとモミジなどの木々が赤、オレンジ、黄色の鮮烈な色合いに染まる。また、大泉が池の水面に映る紅葉は特に美しいと評判だ。

 11月1日~3日には「秋の藤原まつり」が開催され、紅葉のもとで国重要無形民俗文化財の「延年の舞」や「藤原四代公報恩法要」をはじめ、「鹿踊り」「神楽」などの郷土芸能も披露される。

 見ごろは、秋だけではない。「あやめ園」では、毎年6月中旬~7月上旬に「あやめまつり」が開催され、紫、白、黄色のあやめが咲き誇る。

見ごろの時期:10月下旬~11月中旬

毛越寺(もうつうじ)

所在地 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
https://www.motsuji.or.jp/index.html

◆一ノ倉邸


一ノ倉邸。

「一ノ倉邸」は、明治後期の盛岡市出身の政治家・阿部浩によって造られた邸宅と庭園。後に一ノ倉氏に譲渡され、さらに市民からの保存要望によって盛岡市が取得し、現在は一般公開されている。

 約2,600坪の敷地に約145坪の建物があり、庭園は東京から庭師を招いて造ったといわれる回遊式庭園だ。秋には京都の高雄から取り寄せた12種類のイロハモミジが赤、橙、黄色に染まり、錦に彩られる。

 紅葉の景色は邸内から窓越しに眺められ、庭に設置されたベンチに座ってゆったりと楽しむこともできる。

見ごろの時期:11月中旬

一ノ倉邸(いちのくらてい)

所在地 岩手県盛岡市安倍館町19-64
https://ichinokuratei.studio.site/

◆厳美渓


厳美渓。

「厳美渓」は、栗駒山の噴火によって堆積した溶結凝灰岩が、磐井川に浸食されてできた渓谷。約2キロメートルにわたり、甌穴、奇岩、巨岩、深淵、滝などが続いており、渓谷沿いの公園や遊歩道からその造形美を堪能できる。

 四季折々の景観はすばらしく、秋の紅葉も見ごたえ抜群。色鮮やかなモミジが渓谷を包み、エメラルドグリーンの渓流との美しいコントラストを見せてくれる。

 厳美渓といったら、名物の「空飛ぶ、郭公(かっこう)だんご」。創業明治40年の郭公屋の反対側にある東屋の木片を木槌でこんこんと叩き、かごに人数分のお金を入れると、郭公屋にスルスルと登っていく。すると、かごの中にお茶とお団子のセット(お釣り)が入って戻ってくる。美しい渓谷に腰を下ろして、お団子とお茶で一息ついてみてはいかが。(2024年の営業は、3/15~11/30)

見ごろの時期:10月下旬~11月上旬

厳美渓(げんびけい)

所在地 岩手県一関市厳美町字滝の上地内
https://www.ichitabi.jp/

◆八幡平アスピーテライン


八幡平アスピーテラインからの眺め。

 八幡平アスピーテラインは、岩手県と秋田県にまたがる全長27kmの山岳ドライブロード。盾を伏せたような火山特有の形「アスピーテ」からドライブウェイの名前がつけられた。八幡平の火山帯や高原植物の群生、樹海といった大自然の景観を、車窓から眺めて楽しめる。

 9月下旬から10月上旬にかけて周辺の木々が紅葉の見頃を迎え、車中から見下ろす黄色く染まった広葉樹と青い湖沼のコントラストは絶景だ。冬期通行解除の雪の回廊・樹海ラインも必見だ。

八幡平アスピーテライン(はちまんたいアスピーテライン)

所在地 岩手県八幡平市~秋田県鹿角市

◆大峠ダムの紅葉


大峠ダムの紅葉。

 国道106号沿いにある大峠ダムは、紅葉の名所。10月中旬から下旬頃には山々が色とりどりに染まり、天然の屏風のような景観に。また、紅葉の彩りに包まれたダムは、すだれのように美しい水流を見せる。

 閉伊川本流に施工された大峠ダムが美しく紅葉した姿が、国道を通るドライバーたちの目を楽しませてくれる。

 盛岡市と宮古市を結ぶJR山田線の車窓からの眺めもおすすめ。

大峠ダムの紅葉(おおとうげだむのこうよう)

所在地 岩手県宮古市川井地区

◆仙人峠


仙人峠。

 遠野と釜石の市境にある標高887メートルの仙人峠。自然豊かなこの峠は、例年10月下旬から11月上旬頃に美しい紅葉に彩られ、絶好のドライブコースになっている。

 沿岸にある釜石市と内陸部を結ぶ仙人峠(旧道)は、紅葉のスポットとして毎年美しい色合いを見せてくれる。

仙人峠(せんにんとうげ)

所在地 岩手県釜石市甲子町

◆馬仙峡


馬仙峡。

 馬仙峡は、馬淵川を挟んで男神岩・女神岩、大崩崖がそびえる景勝地。例年10月中旬から11月上旬頃にはブナやコナラなどが紅葉し、美しく雄大な景観を見ることができる。

 国の名勝指定を受けた日本一の大きさを誇る夫婦岩の、男神岩(180メートル)と女神岩(160メートル)の巨岩は圧巻。

 秋は周辺の木々が紅葉で色鮮やかに染まる。

馬仙峡(ばせんきょう)

所在地 岩手県二戸市石切所地内
https://www.city.ninohe.lg.jp/Info/337

◆荒神神社


荒神神社。

 田んぼの中にたたずむ、茅葺き屋根の社殿が印象的な荒神神社。季節ごとに異なった表情を見せる風景が魅力的で、市民にとって次世代へ残すべき地域の宝物として、遠野市独自の「遠野遺産」に認定されており、当地を代表する風景といえる心癒やされるスポットだ。

 秋に黄金色の田んぼに囲まれる荒神神社は、遠野らしい原風景のひとつ。

 春は田んぼに映る姿が見られるほか、夏の青田、冬は真っ白な雪景色と、四季を通して訪れたくなる。神社や周りの田んぼは個人の所有地のため、敷地には立ち入らず、遠くから眺めよう。

荒神神社(あらがみじんじゃ)

所在地 岩手県遠野市青笹町中沢21
https://www.tohokukanko.jp/attractions/detail_1008953.html

◆中津川の鮭の遡上


中津川の鮭の遡上。

 盛岡市に秋の訪れを感じさせる、中津川で見られる鮭の遡上。例年10月頃からその姿を見ることができる。

 毎年秋になると、市中心部を流れる中津川に長旅を終えた鮭が戻ってくる。

「中の橋」や「上の橋」などの橋の上から、透き通った川を泳ぐ鮭の姿を見ることができ、盛岡の秋の風物詩だ。

中津川の鮭の遡上(なかつがわのさけのそじょう)

所在地 岩手県盛岡市中心部(中津川)
https://www.tohokukanko.jp/attractions/detail_1003787.html

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=CREA編集部

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