【福井県・2024年版】秋の絶景・風物詩10選。400年地中に眠っていた遺跡が紅葉に染まる
CREA WEB / 2024年10月5日 17時0分
暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。
紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。
「いつか」の旅行の参考に。眺めても美しい、秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
◆一乗谷朝倉氏遺跡
一乗谷朝倉氏遺跡は、103年以上にわたって戦国大名朝倉氏が統治していた城下町の遺跡。戦国時代の町並みが完全に近い姿で発掘・復元されており、武家屋敷や寺院、豪壮華麗な庭園などが、かつての繁栄を感じさせる。
400年もの間、地中に眠っており、山あいの町がほぼ完全な形で発掘されたことから、「国の特別史跡」「特別名勝」「重要文化財」の三重指定を受けた、全国でも6例しかない貴重な戦国時代の城下町跡。遺跡内には数多くの庭園が残されており、美しい紅葉を眺めることができる。
また、2022年10月1日には『一乗谷朝倉氏遺跡博物館』がオープン。遺跡の紅葉と一緒に楽しんで。
見ごろの時期:11月
一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうだにあさくらしいせき)
所在地 福井市安波賀中島町8-10
https://www.fuku-e.com/spot/detail_1002.html
◆九頭竜湖の紅葉
九頭竜湖は、岩を積み上げたロックフィル式ダムの人造湖。豊かな自然に囲まれ、秋には色鮮やかな紅葉に包まれる。例年の見ごろは10月下旬~11月中旬。
瀬戸大橋のテストケースとして架けられた「夢のかけはし」は、豪快な山岳と広大なダム湖の風景に優雅に溶け込んでいる。
九頭竜湖の近くにある、ダム建設時に水没した穴馬地区の神社を合祀した「穴馬神社」は、その名前から競馬ファンに人気の場所だ。
九頭竜湖の紅葉(くずりゅうこのこうよう)
所在地 福井県大野市箱ケ瀬(九頭竜川上流)
https://www.fuku-e.com/010_spot/index.php?id=492
◆越前海岸の夕日
福井県西部にある、日本海に面した「越前海岸」。西向きの場所が多く、「東尋坊」や「弁慶の洗濯岩」、「鉾島」「亀島」「三国サンセットビーチ」など、夕陽スポットが数多くある。
海に浮かぶ壮大な柱状節理が夕陽に染まる光景は神秘的だ。
また、同じ場所であっても時間帯や天候によって空や海の色が異なり、さまざまな表情を楽しめる。
ちなみに、越前海岸は、水仙の日本三大群生地として知られていて、甘い香りを漂わせながら、急斜面に広がる姿は圧巻。見ごろを迎える12月中旬から「水仙まつり」も開催される。
越前海岸の夕日(えちぜんかいがんのゆうひ)
所在地 福井県越前町 越前海岸
https://www.fuku-e.com/fukutabi/detail_77.html
◆RENEW
「RENEW」は、伝統工芸の里・丹南エリアの鯖江市、越前市、越前町で開催される、ものづくりの体験型マーケット。持続可能な地域づくりを目指して2015年にスタートした、国内最大級のイベントだ。
とくに、福井県の越前鯖江エリア(鯖江市・越前市・越前町全域)は、ものづくりの一大集積地。越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼といった伝統的工芸品や、眼鏡・繊維といった地場産業が、半径10キロメートル圏内にギュッと集積している。
会期中は、福井県が誇る上記の7産業の工房や企業が多数出展。工房・工場見学やワークショップなどを通じて、作り手の思いに触れたり、歴史的背景を聞いたり、職人の技を体験したりしながら商品を購入できる。
開催日:2024年11月1日(金)~3日(日)
RENEW(リニュー)
所在地 福井県鯖江市、越前市、越前町
https://renew-fukui.com/
◆花筐公園の紅葉
継体天皇ゆかりの地として知られる花筐公園は、福井県を代表するモミジの名所。毎年11月上旬頃から、園内のモミジが鮮やかに赤色や黄色に紅葉する。
色づいたモミジがアーチ状に連なって“紅葉のトンネル”になる所もあり、見応えじゅうぶん。
毎年11月上旬には「花筐(はながたみ)もみじまつり」も行われ、期間中は園内がライトアップされる。
花筐公園の紅葉(かきょうこうえんのこうよう)
所在地 福井県越前市粟田部町
https://www.fuku-e.com/010_spot/?id=524
◆養浩館庭園の紅葉
養浩館は、福井城本丸(現在の福井城址)から北に約400メートルの場所にある旧福井藩主・松平家の別邸で、かつて藩の迎賓館として使用されていたもの。
現在の建物は平成5年に復元されたもので、建造物や池、玉砂利や石組みなどが作り出す、風趣に富んだ景色を楽しめるのが魅力。秋が木々が紅葉し、庭園を彩る。
アメリカの日本庭園雑誌「The Journal of Japanese Gardening」のランキングで、14年連続名庭トップ10以内にランクインしている。
また、毎年「秋のライトアップ」も開催されるのでチェックしてみて。
養浩館庭園の紅葉(ようこうかんていえんのこうよう)
所在地 福井県福井市宝永3-11
https://www.fuku-e.com/010_spot/index.php?id=153
◆西福寺の紅葉
西福寺は、約650年前に良如上人が開いた浄土宗鎮西派の旧・中本山。市街地の西、大原山麓にあり、境内にある1,400坪の書院庭園では、四季折々のさまざまな表情を見ることができる。紅葉の例年の見ごろは11月中旬頃。
徳川家とゆかりが深い寺で、嫡男庶子が住職を務めたことにより、越の秀嶺とよばれる。敦賀市内で最古の阿弥陀堂をはじめ、御影堂、書院など、重要文化財も多数所有している。
紅葉が美しく、浄土宗では北陸きっての名刹とされている。江戸中期の建築で、庭園は国の名勝。極楽浄土をあらわす庭園紅葉を、江戸後期作の四修回廊から眺めるのが、おすすめだ。
西福寺の紅葉(さいふくじのこうよう)
所在地 福井県敦賀市原13-7
https://www.fuku-e.com/010_spot/index.php?id=71
◆萬徳寺と大山モミジ
萬徳寺は、花の名所として知られる真言宗の古刹。江戸時代に作庭された枯山水庭園は国指定の名勝となっており、四季を通して自然があふれるこの庭園を、秋になると国の天然記念物である大山モミジが彩る。萬徳寺は、日本の紅葉百選にも入る、中世の駆け込み寺だ。
10月下旬から11月中旬は、モミジと白い砂、山の緑が見事な調和を見せてくれる。
木造阿弥陀如来坐像は、檜材寄木造の素地仏で、ヒノキの質感が穏やかさを感じさせる。藤原時代末期の絵画である絹本著色不動明王三童子像、鎌倉中期の絵画の絹本著色弥勒菩薩像などの国指定の重要文化財を所有している。
萬徳寺と大山モミジ(まんとくじとおおやまモミジ)
所在地 福井県小浜市金屋74-23
https://www.fuku-e.com/010_spot/?id=114
◆新そばの収穫
豊かな自然に恵まれた福井県は、四季折々の食材の宝庫。秋の味覚といえば「越前おろしそば」で、例年11月初旬ごろから、収穫したばかりのそばの実を使った新そばが出回り始める。
福井は国内有数のそばどころであり、9月中旬~10月下旬ごろには県内各地のそば畑が一面、可憐な白い花で彩られる。
そして、11月初旬ごろになると収穫が始まり、飲食店などで風味のよい新そばが登場。大根おろしをたっぷりのせ、削り節ときざみネギをかけた冷たい「越前おろしそば」は、福井を代表するソウルフードなのだ。
そばの花畑の見ごろの時期:9月中旬~10月下旬
新そばの時期:11月初旬ごろ~
新そばの収穫(しんそばのしゅうかく)
所在地 福井県内各地
https://www.fuku-e.com/feature/oroshisoba
◆福井米の収穫
8月末になると県内各地で見られる、稲穂の刈り取り作業の風景。豊かに実った黄金色の稲穂が、福井に一足早く秋の訪れを告げる。
福井は「コシヒカリ」の発祥地であり、国内有数の米どころ。現在栽培されているのは、「コシヒカリ」「いちほまれ」「ハナエチゼン」「あきさかり」の4種類。そのうちのひとつ「いちほまれ」は、「コシヒカリ」を超える米を目指して約20万種を植え付け選び抜かれた新品種で、「日本穀物検定協会」の食味ランキングで最高評価を得たブランド米だ。
収穫は各地で徐々に始まり、例年9月いっぱいまで行われる。
福井米の収穫(ふくいまいのしゅうかく)
見頃の時期:8月末~
所在地 福井県全域
https://www.fuku-e.com/fukutabi/detail_9.html
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
文=CREA編集部
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