【滋賀県 2024年版】秋の絶景・風物詩10選。不断桜と千本のモミジのコラボ絶景
CREA WEB / 2024年10月6日 7時0分
暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。
紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。
「いつか」の旅行の参考に。眺めても美しい、秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
◆西明寺
「湖東三山」のひとつで、滋賀県を代表する紅葉スポット。11月に入ると、境内に植えられた1,000本以上のモミジが鮮やかな色に染まり、特に三重塔や本堂周辺、二天門の周辺などで美しい紅葉を眺めることができます。
境内には夏以外に花を咲かせる不断桜が7本ほど点在しており、淡いピンクの花をポツポツと咲かせる姿はなんとも可憐。背丈ほどの低い木もあるので、写真撮影にも人気です。
不断桜は、紅葉とのコラボレーションを楽しめる秋が一番見ごろの季節。西明寺は午後は混みあうことが多いので、午前中に訪れるのがおすすめです。
見ごろの時期:11月
西明寺(さいみょうじ)
所在地 滋賀県犬上郡甲良町池寺26
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1206/
◆永源寺
「永源寺」は、全国に127の末寺を擁する臨済宗永源寺派の大本山。豊かな自然に包まれた寺院で、関西有数の紅葉の名所でもあります。
立派な山門をくぐると、目の前に広がるのは鮮やかな紅葉のグラデーション。永源寺の木々は一本一本が大きく、ダイナミックな紅葉が楽しめます。特に開山堂前の「開山御手植の楓」や境内裏看門付近の紅葉は必見。
見ごろに合わせて、「観楓特別公開」も実施されます。多彩なカエデに彩られた庭園を眺めながら抹茶を味わう、優雅なひとときを楽しんで。
見ごろの時期:11月中旬~12月中旬
永源寺(えいげんじ)
所在地:滋賀県東近江市永源寺高野町41
https://eigenji-t.jp/
◆金剛輪寺
「湖東三山」のひとつで、奈良時代に聖武天皇の勅願によって創建された天台宗の古刹。参道の両脇には、赤い風車を携えた2000体以上のお地蔵様が鎮座し、参拝客を出迎えます。
広大な境内の各所で紅葉が見られますが、近年話題となっているのが「血染めの紅葉」。本堂脇のモミジが真紅に染まる姿は圧巻で、周囲の木々と作る紅葉のモザイクも美しい。
名園古庭「明寿院庭園」でも、桃山時代、江戸時代初期、中期と、時代ごとに作庭された庭園美と錦秋を満喫できます。
境内のお食事処「華楽坊」では、美しい庭や季節の花々を眺めながら、仏教の戒律に基づいた採食のお精進をいただくことができます。
見ごろの時期:11月
金剛輪寺(こんごうりんじ)
所在地 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874
http://kongourinji.jp/index.php
◆大瀧神社・大蛇ヶ淵
「大瀧神社」は、水神である高寵神(たかおかみ)と闇寵神(くらおかみ)を祀る神社。神社の奥には犬上川が流れていて、奇岩の間を激しくうねるように流れる中流は「大蛇ヶ淵」と呼ばれています。
大蛇ヶ淵は紅葉の名所として知られ、渓谷と紅葉が織りなす景色は、まさに日本の美といった様相。川に沿って岩場の上に整備された約500メートルの遊歩道から、正面に広がる紅葉と眼下に流れる清流の絶景を楽しめます。
大蛇ヶ淵へ向かう道程で神社を通るので、境内でも美しい紅葉が眺められます。
見ごろの時期:11月
大瀧神社・大蛇ヶ淵(おおたきじんじゃ・だいじゃがふち)
所在地 滋賀県犬上郡多賀町富之尾
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/786/
◆日野城跡(中野城跡)
戦国武将・蒲生氏郷公の居城跡で、中野城とも呼ばれる日野城跡。滋賀県(近江)では、戦国の世に1,000を超える城が築かれたといわれていますが、中でも日野城跡は「近江の城の50選」に選ばれていて、城址の雰囲気からは時代のロマンを感じます。
日野城は、明智光秀の謀反によって殺された織田信長の妻子が身を寄せていた城で、現在は石垣などが残るのみですが、ひっそりとした空間は神秘的で、紅葉で染まる光景も素晴らしい。
映画のロケ地としてもよく使われている場所で、『るろうに剣心 伝説の最期編』の撮影も行われました。
見ごろの時期:11月
日野城跡(中野城跡)(ひのじょうせきなかのじょうせき)
所在地 滋賀県蒲生郡日野町
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/888/
◆信楽のたぬきたち
信楽たぬきは八相縁起ものとして、滋賀県民には身近な置物。NHKの朝ドラでさらに有名になった陶芸の町、信楽の象徴であるたぬきの焼き物が、信楽高原鐵道の信楽駅に勢ぞろい。乗客を出迎えます。
紅葉に染まる山里の中で信楽たぬきが佇む情景は、陶芸文化が根付くこの町ならでは秋景色。紅葉の例年の見ごろは、10月上旬から11月中旬ごろになっています。
信楽のたぬきたち(しがらきのたぬきたち)
所在地 滋賀県甲賀市信楽町長野
https://www.e-shigaraki.org/
◆小入谷の紅葉と雲海
滋賀県と福井県の県境にあるおにゅう峠は、滋賀県が誇る紅葉の絶景スポット。気象条件が合うと早朝に雲海を見ることができ、紅葉と雲海の神秘的な光景に出会えます。紅葉の例年の見ごろは10月下旬から11月上旬頃。
この付近はかつて、小浜から京の都へと鯖が運ばれた「鯖街道」のひとつで、現在は「中央分水嶺・高島トレイル」と交差しており、ルートによっては本格的なトレッキングを楽しむこともできます。
小入谷の紅葉と雲海(おにゅうだにのこうようとうんかい)
所在地 滋賀県高島市朽木小入谷
https://takashima-kanko.jp/spot/2018/06/post_171.html
◆太郎坊宮
太郎坊宮は、美しい山容を持つ赤神山に位置し、勝利と幸福を授ける神様として信仰されています。また、古くから天狗が住んでいるとされるパワースポットとしても有名。境内には真二つに押し開かれたと伝わる巨岩があり、「悪心あるものが間を通ると岩に挟まれる」という言い伝えが残ります。
山が色とりどりに紅葉する頃、山の麓にある御神田では太郎坊宮の神様が召し上がる米の稲穂が黄金色に染まり、秋らしい景色が広がります。紅葉の例年の見ごろは、11月中旬から12月初旬です。
太郎坊宮(たろうぼうぐう)
所在地 滋賀県東近江市小脇町
http://www.tarobo.sakura.ne.jp/
◆日吉大社からの帰り道
日吉大社は、数多くの壮麗な社殿と美しい紅葉で有名なスポット。広大な境内で見ることができる素晴らしい景色はもちろんのこと、日吉大社まで続く参道や帰り道にも、紅葉と鳥居と琵琶湖の景色など見どころが豊富。石工の集団、穴太衆(あのうしゅう)による石垣も必見です。
近くには世界遺産の比叡山延暦寺へと続く日本最長の坂本ケーブルの駅があるので、比叡山延暦寺を訪れた後に、日吉大社の紅葉を楽しむのもおすすめ!
紅葉の例年の見ごろは、11月中旬から12月上旬頃。
日吉大社からの帰り道(ひよしたいしゃからのかえりみち)
所在地 滋賀県大津市坂本
https://hiyoshitaisha.jp/
◆教林坊
桃山時代の名勝庭園に茅葺きの書院がひっそりと佇み、侘び寂びの心を感じる教林坊は、聖徳太子が創建されたと伝わる小さな寺院。
境内に立つ約300本の大木が真っ赤に紅葉する光景は圧巻で、周りを囲む数千本の竹林と相まって、まるで絵画のような世界が広がります。紅葉の例年の見ごろは、11月中旬から12月初旬。ライトアップ期間中は、紅葉がより一層華やかに。
紅葉の公開:11月1日(金)〜12月15日(日)。9:30〜16:30(ライトアップ期間は8:30〜)。この期間以外は非公開です。
紅葉ライトアップ:11月15日(金)〜12月5日(木)。17:30〜19:00(18:30受付終了)
教林坊(きょうりんぼう)
所在地 滋賀県近江八幡市安土町石寺
https://kyourinbo.jimdofree.com/
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
文=CREA編集部
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