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【2024年版】 今こそ行きたい、秋の絶景 ~近畿編~

CREA WEB / 2024年10月6日 7時0分

 暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。

「いつか」の旅行の参考に。眺めても美しい、秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

 今回は、近畿エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。


◆三重県

◆風伝おろし


風伝おろし。

 かつて熊野の海辺と山村を結ぶ要路として、人々が行き交っていた風伝峠。晩秋から春にかけての早朝、山側の盆地で生じた霧がこの風伝峠を越え、海側の麓へ吹き下ろす風に巻き込まれて発生する巨大な朝霧を「風伝おろし」と呼びます。朝霧が滝のように流れ込む姿は圧巻! 

 寒暖差があり風がよく通るという気象・地形条件は、幻想的な光景をもたらすだけではなく、国内で唯一、アッサム茶の原種を栽培できる土地となっています。

風伝おろし(ふうでんおろし)

所在地 三重県南牟婁郡御浜町尾呂志
https://www.kankomie.or.jp/spot/detail_21642.html


◆滋賀県

◆西明寺


西明寺。

 「湖東三山」のひとつで、滋賀県を代表する紅葉スポット。11月に入ると、境内に植えられた1,000本以上のモミジが鮮やかな色に染まり、特に三重塔や本堂周辺、二天門の周辺などで美しい紅葉を眺めることができます。

 境内には夏以外に花を咲かせる不断桜が7本ほど点在しており、淡いピンクの花をポツポツと咲かせる姿はなんとも可憐。背丈ほどの低い木もあるので、写真撮影にも人気です。

 不断桜は、紅葉とのコラボレーションを楽しめる秋が一番見ごろの季節。西明寺は午後は混みあうことが多いので、午前中に訪れるのがおすすめです。

見ごろの時期:11月

西明寺(さいみょうじ)

所在地 滋賀県犬上郡甲良町池寺26
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1206/


◆京都府

◆瑠璃光院の紅葉


©️写真コンシェルジュ/PIXTA 瑠璃光院の紅葉。

 比叡山麓の自然豊富な町・八瀬に、ひっそりと佇む瑠璃光院。12,000坪の敷地に延べ240坪の数寄屋造りの建物と、自然を借景とした名庭を持つ、品格が漂う寺院です。

 秋に見られる紅葉は素晴らしく、参道では錦繍の色づきを競い合う100種以上の木々を眺められ、「瑠璃の庭」や「臥龍の庭」では赤・黄色・オレンジに彩られた庭園を堪能できます。

 書院の2階から望む紅葉は神秘的だと評判で、窓の外に広がる盛大な紅葉と、机や床に映り込む紅葉が織りなす美しい光景を望むことができます。この景色の珍しさから「幻の紅葉」とも呼ばれ、SNSを中心に話題に。

 瑠璃光院は通常、文化保護のために非公開ですが、春の青もみじと、秋の紅葉の時期にのみ期間限定で特別拝観が開催されます。貴重な機会をお見逃しなく。

見ごろの時期:11月下旬~12月初旬
特別拝観期間:2024年10月1日(火)~12月15日(日)10:00〜17:00(16:30受付終了)※10月は予約制ではありません。11月以降は決まりしだい公式HPにてお知らせ。

瑠璃光院の紅葉(るりこういんのこうよう)

所在地 京都府京都市左京区上高野東山55
https://rurikoin.komyoji.com/

◆大阪府

◆牛滝山 大威徳寺の紅葉


牛滝山 大威徳寺の紅葉。

 岸和田市にある牛滝山は、寺院と紅葉が織りなす素晴らしい眺めを楽しめる名所。

 牛滝山の山中にある大威徳寺には、国の重要文化財である鮮やかな朱色の多宝塔が建立されていて、11月頃になると、この塔を包み込むように茂るカエデやモミジが美しい色づきを見せます。

 また、山には大小さまざまな滝があり、滝と紅葉のコラボレーションによる絶景も必見!

牛滝山 大威徳寺の紅葉(うしたきさん だいいとくじのこうよう)

所在地 大阪府岸和田市大沢町
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/kishiwada-side/daiitokuji.html


◆兵庫県

◆竹田城跡


竹田城跡。

 標高353.7メートルの古城山の山頂に位置する竹田城跡。周辺では晩秋の晴れた早朝に濃霧が発生することがあり、この朝霧に包まれた竹田城跡がまるで雲海に浮かんでいるように見えることから、「天空の城」などと呼ばれています。

 また、「日本のマチュピチュ」の別称も定着。国指定重要文化財(史跡)であり、日本の名城100選に選ばれています。

見ごろの時期:9月下旬~12月上旬

竹田城跡(たけだじょうあと)

所在地 兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169番地
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/result/747


◆奈良県

◆正暦寺の紅葉


正暦寺の紅葉。

 一条天皇の発願により、正暦3(992)年に関白九条兼家の子兼俊が創建したとされる正暦寺。菩提寺山中腹の深い自然の中にあり、秋になると参道から境内まで色とりどりの紅葉で美しく染まります。

 境内にある約3,000本の楓が織りなす光景が圧巻で、奈良屈指の紅葉の名所として古くから親しまれています。楓が黄色や赤に色付くと、木々の緑と織り交じり錦の色に見えることから、『錦の里』とも呼ばれます。

 数寄屋風客殿建築であり、国の重要文化財に指定されている福寿院から眺める秋の借景庭園も絶景です。

見ごろの時期:11月上旬~12月上旬

正暦寺の紅葉(しょうりゃくじのこうよう)

所在地 奈良市菩提山町157
https://shoryakuji.jp/shouryakuji.html


◆和歌山県

◆橋杭岩ライトアップ


橋杭岩ライトアップ。

「橋杭岩」は、「吉野熊野国立公園」内の海岸に立ち並ぶ奇岩郡。海に浮かぶ大小40あまりの岩々が橋杭のように見えることから、この名がついたとされています。

 その昔、弘法大師と天邪鬼が、串本から沖合いの島まで、一晩のうちにどちらが早く橋を架けられるか賭けをした。ところが、大師が天邪鬼に騙され途中で作業をやめてしまったため、橋杭だけが残った、という伝説がある神秘的な景勝地です。

 朝焼けに染まる風景や、潮の満ち引きによって変化する表情など、さまざまな景色が見られることから写真撮影スポットとしても人気。年に1回行われるライトアップの期間は、多彩なライティングで暗闇に浮かび上がる幻想的な光景が楽しめます。

開催日時:2024年11月1日(金)~3日(日)17:30~20:30

橋杭岩ライトアップ(はしぐいいわライトアップ)

開催地 和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川
https://www.town.kushimoto.wakayama.jp/kanko/event/hasikuiright.html

文=CREA編集部

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