「名鉄百貨店」で出合えるポップなパケのクッキーなど 心浮き立つ名古屋土産10選
CREA WEB / 2024年9月16日 11時0分
名古屋駅に直結したアクセス抜群の「名鉄百貨店」。店前に立つ名鉄の広告塔である巨大マネキン“ナナちゃん”は待ち合わせスポットとして広く周知されていて、名古屋駅前の顔でもある。
青柳総本家のういろうや坂角総本舖ゆかりといった、名古屋を代表する名店の確かな味をはじめ、おしゃれなパッケージに心躍る大きなソフトクッキーや、老舗和菓子店のフルーツを生かした創作和菓子など、幅広い世代に響くお店がバランスよく揃っており、手土産選びに事欠かない。
豊橋名物の稲荷寿しも手に入るほか、話題のベーカリーの個性溢れるパンも注目で、電車旅のお供にもぴったり。
名鉄百貨店
所在地 愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1
電話番号 052-585-1111
https://www.e-meitetsu.com/
◆マール「ほおばるクッキー」
味も見た目も個性際立つ大きくてまるいクッキー
“おとなも、子どもも、ほおばるクッキー”をテーマにしたソフトクッキーのお店。常設店を置くのは東海エリアでは名鉄百貨店のみ。
10センチぐらいはあろうかという大きなこのクッキーは、バターの代わりに愛知県産のマルホン太白胡麻油を使い、小麦や鶏卵は岐阜や愛知のものをセレクト。上白糖ではなくブラウンシュガーと黒糖を用いるなど、ベースとなる素材をとことん極めている。
また、種類によっては、生地に大豆粉を加え質感を変えるなど細部にまでこだわりが光る。
ラインナップは、紅茶の香りが口いっぱいに広がる「アールグレイ」や、チョコ好きは見逃せない、ネーミングの直球さもいい「板チョコたっぷり!」をはじめ、栗の旨味とくるみ食感にハマる「マロングラッセ」や「あずきとココナッツミルク 淡いカリブの風(ラム酒)と共に」など選ぶのに迷ってしまうほど充実。
ポップでおしゃれなパッケージも好印象で、感度が高い方へのギフトに最適。
マール
https://marl.base.shop/
◆坂角総本舖「ゆかり詰合せ箱 ナナちゃん」
名古屋駅のシンボルをデザインした限定銘菓
天然海老のすり身がたっぷり入った名古屋名物「ゆかり」。江戸時代から変わらぬ製法で丹念に焼き上げており、パリッとした歯応えと香ばしさ際立つおいしさで老若男女問わず愛され続けている。
名鉄百貨店のシンボルであり広告塔を務める身長6メートル10センチの巨大マネキン“ナナちゃん”をデザインした限定パッケージにて、この「ゆかり」をお届け。
インパクトのある“ナナちゃん”のフォルムにカラフルな色彩が目を引き、いつもの「ゆかり」とは一線を画す雰囲気。ここでしか手に入らないため話題性もバッチリで、贈る際に盛り上がるはず。
坂角総本舖
https://www.bankaku.co.jp/
◆青柳総本家「青柳ういろう ひとくち 5個入 カエルver」
かわいいカエルと目が合ったなら即購入!
明治12年、名古屋の大須にて創業したういろうの老舗、青柳総本家。
国産のお米を使い職人がじっくり1時間かけて蒸し上げるういろうは、もっちりとほどよく柔らかい食感が特徴。
青柳のシンボルであるカエルを袋にかわいくあしらったこの商品は、5種類を一口サイズにして詰め合わせている。いろいろな味を食べ比べできて、お土産として気軽に配れるのもいいところ。
お米の上品な甘さをシンプルに堪能できる「しろ」、黒糖のコクが広がる「くろ」、抹茶を練り込んだ風味豊かな「抹茶」、なめらかなこし餡の舌触りが特徴の「上がり」、桜葉の香りがふわりと漂うピンク色の「さくら」と、5つの個性豊かなテイストをご賞味あれ。
青柳総本家
https://www.aoyagiuirou.co.jp/
◆壺屋「稲荷寿し」
こってり甘くジューシーな豊橋名物に出会える
豊橋駅とともに歴史を重ねながら駅弁をつくり続けてきた明治22年創業の壺屋は、ここ名鉄百貨店にも店舗を置く。
名物は濃い味付けの油揚げが特徴の「稲荷寿し」。日本一の稲荷寿司弁当とも称され、初代が豊川稲荷を厚く信仰していたことから製造を始めたそう。
味の要となる油揚げは、発売当初からの継ぎ足しの煮汁を使い三河産の醤油などを加えながら40〜45分ほどかけて職人が毎日炊き上げる。頬張ると甘く濃厚な煮汁がジュワッと染み出し、酢飯と調和することで一度食べたら忘れられない味わい。
狐や鳥居、社殿をあしらった掛け紙も旅情をかき立てる趣があり、旅のお供にぜひ。
壺屋
http://tsuboya-toyohashi.com/
◆シェ・コーベ「ガレットフィグ」
ブルターニュ伝統の端正な焼き菓子をティータイムに
名古屋の八事に本店を構えるシェ・コーベは、クラシカルで王道のフランス菓子に出合える老舗パティスリー。
新商品の「ガレットフィグ」は、愛知県に本社がある自動車部品メーカー、デンソーが本社屋上にて社会貢献で行う養蜂から採れた蜂蜜・サステナハニーと、規格外の安城産イチジクを合わせたコンフィチュールをガレット生地でサンドしたお菓子。
高温で焼き上げるガレットはさくっほろっとした食感でラム酒がほのかに香り、コンフィチュールと合わさり、リッチなおいしさへ昇華している。
シンプルで気品漂う箱に入った焼き菓子は、かしこまった席や目上の方へのギフトに喜ばれるはず。
シェ・コーベ
https://www.chezkobe-pati.jp/
◆農ブランド「ロールケーキ」
愛知県産素材の良さが光るふわふわロール
名古屋コーチン卵や尾張地方で獲れる小麦粉キヌアカリ、日進市愛知牧場のあいぼくミルクなど県内産の素材を生かしたロールケーキの専門店。
フワッと軽やかな生地と口溶けのいい甘さ控えめなクリームとのコンビは、一度食べたら止まらぬおいしさ。
生地とクリームをシンプルに楽しむ「知多の名古屋コーチン卵ロール」をはじめ、イチゴやキウイなど4種の果物が入った「北海道クリームのフルーツロール」や、半熟タイプのチーズ生地で愛知県西尾産抹茶のクリームを巻いた「西尾抹茶チーズロール」などもラインナップ。
ロールケーキは1本売りのほか、1カットずつ包装したものも用意されており、シーンによって選べるのも魅力だ。
農ブランド
https://nou-brand.com/
◆小ざくらや一清「おほほっピオーネ」
瑞々しい果汁弾ける創作和菓子
伝統的な和菓子から、趣向を凝らした新感覚のスイーツまで手がける明治45年創業の老舗和菓子店。
羽二重餅と季節のフルーツの相性が抜群なおほほっシリーズのひとつ「おほほっピオーネ」は6〜11月の限定品で、皮を剥いたピオーネを丸ごと一粒、葡萄餡とともに包み込んでいる。
ジューシーな果汁と柔らかな羽二重餅、葡萄餡との繊細な味わいのバランスは、さすが老舗のなせる技。
また、羽二重餅にもピオーネの果汁が入っているため、ほんのり淡い紫色をしており、麗しい見た目にも心が躍る。
小ざくらや一清
https://kozakuraya.com/
◆吉芋「吉芋花火」
新食感にハマる細切り芋けんぴ
覚王山に本店を構える創業35年のさつま芋菓子専門店が、看板商品に掲げるのがこの「吉芋花火」。
生のサツマイモを菜種油でカラッと揚げて自家製蜜を絡めた“生芋けんぴ”で、イモ本来のほっくりとしたやさしい風味が生かされており、パリッとした歯応えの中にも程よいしっとり感を残した絶妙な食感。
そのほかにも、沖縄県産の雪塩をかけたさっぱりとした味わいの「吉芋塩花火」もあり、こちらはビールなど酒のつまみにおすすめだ。
吉芋
https://www.kichiimo.com/
◆本間製パン「ミニ本食 あんこ&カスタード」
1個で2度おいしいスイーツパン
モーニング文化が盛んな愛知を中心に東海地区の喫茶店など、食のプロから熱い支持を受ける本間製パン。
今回紹介するのは、本間製パンの最上級食パンを使った「ミニ本食 あんこ&カスタード」。
生地は数種類の小麦粉をブレンドし、北海道産生クリームや名古屋コーチンの卵などこだわり素材を揃え、ふんわりとした食感と小麦の豊かさが引き立つ仕上がりで、その中に粒あんとカスタードを半分ずつ詰めている。
あんこ入りの方はトースターで少し焼くと、香ばしさとあんこの甘さが相まった小倉トーストのようにもなり、愛知らしさ満点。
本間製パン
https://www.honma-bread.com/
◆マツウラベーカリー 「キーマカレーぱん 海老タル」
気分も上がるご馳走カレーパン
創業100年以上の名古屋の老舗駅弁店が手がけるカレーパン専門店。名鉄百貨店が1号店目で2022年にオープン。
主役となるキーマカレーには、八丁味噌とハチミツを入れていて、口当たりマイルドながらも奥深い味を実現。
名古屋城の金鯱をモチーフにした「キーマカレーぱん 海老タル」は、エビフライがドンっと乗ったインパクトある一品。カレーのルウとともにタルタルソースも包んでいて、生地の周りに纏ったクルトンも食感のアクセントになっている。
そのほかにも、厚切りのだし巻き入りや、ポテトサラダ入りなど個性豊かなラインナップで、差し入れなどに喜ばれそうだ。
マツウラベーカリー
Instagram @bakery_matsuura.official
文=Five Star Corporation
撮影=釜谷洋史
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