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千葉雄大が過去に友人と交わした“約束”が、舞台の設定でよみがえる!?「30歳でお互いひとりだったら…」

CREA WEB / 2024年9月7日 11時0分


「心臓に毛が生えて以前ほど周囲を気にしなくなった」「多様性という言葉の使い方はあまり好きではない」。後篇では、千葉さんが“ギャルマインド”を語ります。

 評判になったドラマ『アンメットーある脳外科医の日記―』の星前先生役が記憶に新しい千葉雄大さん。『世界は笑う』や『ジャズ大名』など、話題の舞台でも新たな存在感を放っていた。9月には、今年主宰する劇団iaku『モモンバのくくり罠』で第27回鶴屋南北戯曲賞を受賞した横山拓也さん作、2018年に『チック』で第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した小山ゆうなさん演出の舞台『ワタシタチはモノガタリ』に出演する。


『ワタシタチはモノガタリ』

 江口のりこさん演じる小説家志望の富子の書く小説の中の、理想化された彼氏・リヒト役。現実と虚構が交錯するファンタジックなラブ・コメディである。稽古が始まったばかりの千葉さんに意気込みを聞いた。


「30歳でひとりだったら結婚しよう」

――近年、コンスタントに舞台に出演されていますが、意識的にそうされているのですか?

 ここ5年くらいはそうですね。舞台のお仕事は映像よりもオファーをいただく時期が早いので、トロトロしてたら呼ばれなくなっちゃいますし(笑)。

――そんなことはないと思いますが(笑)、今回の『ワタシタチはモノガタリ』のオファーを受けてどう思われました?

「イマジナリー彼氏」という面白い役回りをやらせていただくので、難しいところもあるでしょうが、作っていくのが楽しそうだなと思っています。


千葉雄大さん。

――今回は横山拓也さんの書き下ろしです。横山さんの舞台はご覧になったことはありますか?

 先日、下北沢のザ・スズナリで『流れんな』を観ました。

――横山さんが主宰する劇団iakuの代表作ですね。あれは衝撃を受けました。

 すごかったですよね。どう思いました?

――40代の独身女性の個人的な悲哀の物語かと思ったら、そこから家族のトラウマや地域と企業の問題、社会の問題も引き出されて、2時間弱でこんなに重層的な物語を描けるのかと圧倒されました。

 僕は、みんな幸せになるなんて無理なのかもしれないと思っちゃいました。好き勝手言う次女にずっとイライラして。「自分の都合だけじゃん。もう入ってこないで!」と途中、本当に言いたくなる瞬間が(笑)。グッと堪えました。最終的には「わかるよ……」と思いましたけど。

――それだけ没入させられた舞台ということですよね。今回の『ワタシタチはモノガタリ』はコメディ方向に振れていますが、脚本を読まれていかがですか?

 このホンにも世の中のいろいろなテーマが詰まっていましたね。実は僕も「30歳になって、お互いひとりだったら結婚しようね」と言ったことがあるんですよ。

ひとりじゃない、ということを強く感じた


千葉雄大さん。

――『ワタシタチはモノガタリ』の富子(江口のりこ)と徳人(松尾諭)は中学の同級生で、「30歳になってどっちも独身だったら結婚しよう」という約束とも言えない冗談を文通のなかで交わしていたという設定。千葉さんも同じですね!?

 相手は20代で早々に結婚しましたけど(笑)。でも、別に好きだったわけではないんですよね、家族愛みたいな感じで。

――千葉さんが監督された短編映画『あんた』(出演:伊藤沙莉、千葉雄大)の主人公ふたりのような関係?

『あんた』のふたりは「結婚しよう」にはならないかもしれないですね。晩年、「恋愛はもういいや」となって、お互いひとりで誰かそばにいてほしいとなったら、言うかもしれないですけど。

『ワタシタチはモノガタリ』は、いろんな捉え方ができる脚本だなと思いました。個人的には「ひとりじゃない」というのを強く感じた気がします。

千葉さんは創作のとき「フィクション」をどう捉えている?


千葉雄大さん。

――富子は小説家志望で、徳人との文通をもとに小説を発表、そこで一悶着あります。千葉さんは映画の脚本を書かれますから、書き手の気持ちや「フィクションか事実か」みたいなポイントに思うところがあったのではないでしょうか。

 そうですね。俳優がものを書くと、「普段からこういうことを考えているんだ」とか「こんな事実があったのかな?」と憶測されやすいですよね。ただ、そこを恐れていると何も書けなくなってしまいます。僕はセリフ一文字でも変えたら、それはフィクションと捉えているので、事実かどうかはグレーでいいのかなと思います。

 僕は現実をソースにするときは、「(映画に)使いたいんだけどいい?」と確認します。『ハルモニア』という短編映画で、「うちの旦那が酔っ払って帰ってきて、寝てる私にラップバトルを仕掛けてきてさ」というセリフを書きましたが、あれは友達の実体験なんです(笑)。オモロ! と思って使いました。面白くないですか? ラップバトル、仕掛けられたことあります?

舞台稽古は好き。だけど……


千葉雄大さん。

――稽古は始まったばかりだそうですが、共演者の方と何かお話ししましたか?

 まだ個々にはお話しできてないのですが、松尾諭さんは僕が初めて主演をやらせていただいたドラマ『白戸修の事件簿』(2012年 TBS)でご一緒して以来の共演。「久しぶりやな!」と言ってくださって嬉しかったです。

 江口のりこさんは、二人のシーンが多いので、僕の演じるイマジナリー彼氏がどういう感じで存在したらマッチするか、いろいろお話しできたらと思っています。

 本読みでは、松岡茉優さんの場面が面白くて、僕はずっと笑っていました。

――稽古はお好きですか?

 好きですけど、セリフを覚えなくてはですよね……。

――セリフ覚えが得意そうに見えます。

 得意も苦手もなくて、セリフがすぐ入るときと、なかなか入らないときがあるんです。その理由はよくわからないのですが。今回は現実の場面にイマジナリーが急に入ってきたりするので、そこが大変そう。でも、楽しみでもありますね。

――本作は、承認欲求や社会への発信、みたいなテーマが出てきます。千葉さんはSNSでは、どのくらい「どう受け止められるか」を意識して発信されているのでしょう。

 人を傷つけてはいけないけれど、僕は割合自由にやっていいんじゃないかと思っています。インスタグラムなどは、「料理がうまくできた」「〇〇に行ってきた」など、基本的に自分の「好き」を発信していますね。更新頻度は少ないですけど(笑)。

 SNSのいいところは、発信することで人とつながれることですよね。お世話になった方からDMをいただいて仲良くなったり、「この映画がお好きなら、コメントを書きませんか?」と言っていただいたり。そうやって広がる世界があるなと思っています。

千葉雄大(ちば・ゆうだい)

1989年生まれ、宮城県出身。2010年『天装戦隊ゴセイジャー』で俳優デビュー。近年の主な出演作に映画『子供はわかってあげない』(21年)、『もっと超越した所へ。』(22年)、ドラマ『いいね! 光源氏くん シーズン1、2』(20、21年 NHK)、『星降る夜に』(23年 テレビ朝日)、『アンメット ある脳外科医の日記』(24年 関西テレビ)、舞台COCOON PRODUCTION2022+CUBE 25th PRESENTS,2022『世界は笑う』(22年)、KAAT神奈川芸術劇場『ジャズ大名』(23年)など。WOWOW『アクターズ・ショート・フィルム2』にて『あんた』、『アクターズ・ショート・フィルム4』にて『ハルモニア』を脚本・監督した。映画『スマホを落としただけなのに〜最終章〜ファイナル ハッキング ゲーム』が11月1日に公開。

文=黒瀬朋子
撮影=榎本麻美
スタイリスト=寒河江健(Emina)
ヘアメイク=堤紗也香

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